カゲチヨ日記   作:yakyo

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ストーリー第3章 PART2

 

カゲチヨside

 

 

 

俺は現在、小野に生徒指導室へと呼ばれた。

小野以外誰も居なく、2人っきりの空間になっている。

 

決していやらしい意味は無いからな。

 

この小説にボーイズラブタグは付かないからな!!

付いてなるものか!!

 

 

小野「わざわざ呼び出して悪いな。」

 

カゲチヨ「まったくだ。ヒサメ達にはハブられるわ。オーナーには宣戦布告されるわ。全く最悪な夏休みスタートだぜ。これで下らない呼び出しだったらその眼鏡かち割るぞ。」

 

小野「そう荒れるな。俺だって夏休みにわざわざお前を呼ぶわけないだろ。」

 

カゲチヨ「知ってる。」

 

 

だから大人しく来てやっただろ。

 

 

小野「早速本題に入るが。もうすぐ地衝祭がある事は知ってるな?」

 

カゲチヨ「あぁ。」

 

小野「色々と調べた所、地衝祭にやばい奴が来るかもしれん。」

 

カゲチヨ「やばい奴?誰だそいつは?」

 

 

 

 

小野「征服者 デ・バルボア。」

 

 

 

 

 

◇◇◇◇◇

 

 

 

 

 

ヒサメside

 

 

 

 

ヒサメ「今日からお世話になるヒサメです!!よろしくお願いします!!」

 

 

私は今、シディが育ったゴブリンの里へとやって来た。

 

目の前には左肩に大きな傷があってかなりごついゴブリンが立っていた。

この人がシディのお父さんみたい。

 

確か名前はゴブアツさんらしい。

 

 

ゴブアツ「フゴッ!」

 

シディ「フゴッフゴッ!」

 

 

ごめん。何言ってるか分かんない。

今脳内で「日本語でOK」って言ってるカゲを思い浮かべてしまった。

 

 

ヒサメ「な、なんて?私失礼な事しちゃった?」

 

シディ「いや。子供は何人作ったか?っと聞かれた。」

 

ヒサメ「へ?」

 

シディ「父さんはヒサメが俺の嫁だと思っていた様だ。」

 

 

さっきの一言でそんな事言ってたの!?

 

 

ヒサメ「じゃ、じゃあ結婚報告に来たと思ってたの!?」

 

シディ「みたいだな。」

 

ヒサメ「「みたいだな」じゃなくてちゃんと訂正して!!」

 

 

この前のカゲの冗談がまさかこんな事になるなんて・・・・。

 

 

その後、何とか誤解は解けて良かったよ。

 

 

 

 

 

◇◇◇◇◇

 

 

 

カゲチヨside

 

 

 

カゲチヨ「何でその世紀末覇者デルトラが地衝祭に来るんだ?ありとあらゆる屋台を制覇するつもりか?」

 

小野「どんな間違え方したらそんな名前になる。征服者バルボアだ。」

 

 

あ?征服者より世紀末覇者の方がカッコいいだろ。

 

 

小野「カゲチヨ。地衝月は分かるか?」

 

カゲチヨ「俺の頭脳を舐めるなよ。月牙天衝の親戚だろ?」

 

小野「ボケずに真面目に答えろ。」

 

 

おいおい。ボケを失くしたら俺の存在意義が無くなってしまうだろ。

 

ったくしょうがないな~。

読者もくどいと思ってることだし真面目にするか。

 

 

カゲチヨ「異宙の地表と地球の地表が10年に一度、一ヶ月間だけ近付く事だろ?」

 

小野「そうだ。普段は特殊な能力を持った異宙人や特殊な技術を持った船を使わないと異宙と地球は行き来出来ない。」

 

カゲチヨ「それを事業化してる異宙人もいるらしいな。いわば航空会社ってなわけだ。」

 

小野「あぁ。地衝月は空を飛べる異宙人なら簡単に地球に入れるくらいの飛距離まで近づく。」

 

カゲチヨ「20年前の最初の地衝月はそうとう大パニックだったらしいじゃん。」

 

小野「まーな。それを踏まえて16年前、争闘結界という地球を守る結界を、人間に好意的な異宙人が送ったんだ。」

 

カゲチヨ「悪意のある奴を絶対侵入させないマンバリアーだな。」

 

小野「ツッコまんぞ。結界が存在してから地球はある程度平和になった。その平和を記念して開催される祭りが・・・。」

 

カゲチヨ「地衝祭ってなわけだ。」

 

 

まぁ全部ネットで見て分かっていた事だし、こんなおさらいまがいな話しした訳だが・・・・。

 

 

カゲチヨ「こんな長々と話して、何が言いたい。」

 

小野「薄々分かっているだろ。」

 

 

うるせー。あえて聞いたんだよ。

 

 

カゲチヨ「そのバル〇サミンが地衝祭にやってきて争闘結界を破壊しに来る。って事だな?」

 

小野「バルボアだ。あぁそーだ。」

 

カゲチヨ「あんたは俺にその争闘結界を守れっと言いたいのか?」

 

小野「そーだ。」

 

カゲチヨ「いや。俺が居なくても大丈夫だろ。それにバルボアって奴に悪意があるなら、地球に侵入出来ねぇーんじゃねーの?」

 

小野「普通に考えたらな。だが奴にはギバー達「有情解放戦線」が関わっている。」

 

 

あいつらの組織ってそんな名前だったのかよ。

漢字ならべりゃ賢いと思ってんじゃねーぞ。

 

 

小野「何かしらの方法でバルボアと共に地球に来るだろう。」

 

カゲチヨ「マジかよ。」

 

小野「だからお前には争闘結界と・・・・・・アサヲを守ってほしい。」

 

 

何でここでアサヲの名前が出てくるんだ?

 

 

小野「実は今、アサヲは補習を免除して地衝祭の準備をしてる。」

 

カゲチヨ「なんだ?出し物でもやるのか?」

 

小野「争闘結界の護衛だ。」

 

 

なんだと?

 

 

小野「争闘結界を地球に贈呈した異宙人こそが、エルフなんだ。」

 

カゲチヨ「・・・つまり、アサヲはエルフの王子としてその責務を任されたって事か・・・。」

 

小野「もしバルボアが結界を壊しに行けば、アサヲの命が危ない。結界は・・・最悪壊れても構わん。だが自分の友達だけは守ってやれ。」

 

 

・・・ったく。

いつもはやる気がない雰囲気出す癖に、こういう場面では真面目になりやがる。

 

お前は映画版のジャイアンかよ。

 

 

カゲチヨ「ったく。いいぜ。その依頼、ただで引き受けてやんよ。その代わり終わったら何か奢れよ。」

 

小野「あぁ。頼んだぞ。」

 

 

話が終わったし、チダイ達補習組の所に行      

 

 

小野「あともう一つ。」

 

カゲチヨ「まだあるのかよ!」

 

 

      くかって時に呼び止められた。

 

 

小野「まぁそー言うな。実はバルボアの所に      。」

 

 

 

 

 

 

◇◇◇◇◇

 

 

 

シディside

 

 

俺は久々に、父さんと組手をする事になった。

 

やはり父さんは強い。

全力でやっても勝てる気がしない。

 

カゲチヨとどっちが強いんだろうか?

 

 

ヒサメ「シディ!交代の時間だよ!」

 

シディ「あぁわかった!」

 

 

ヒサメも父さんと組手する様だ。

最近、依頼や家事やバイトで修行を疎かにしてししまった。

 

まだカゲチヨが教えてくれた「二重の極み」も習得出来てない。

 

俺もヒサメも、カゲチヨに追いつくために強くならないとな。

 

 

そろそろ日が沈むな。

晩御飯の用意しなくては    

 

 

 

「久しぶりだな」

 

 

!!?

 

気付かなかった。

まさか俺の隣にアヌビスが居たとは!

 

 

アヌビス「覚えてるか?俺の事。」

 

シディ「アヌビス・・・っ!」

 

アヌビス「おーおー。覚えてくれて嬉しいよ!!今日来たのはさぁ・・・ん?」

 

 

語るのをやめ、視線を前に向けた。

視線の先には父さんがこっちへとやって来た。

 

 

ゴブアツ「フゴッフガッフオッ!!」

 

アヌビス「あれ?なんか怒ってる?ゴブリンの言葉は分かんねーんだ。シディ頼むよ。」

 

シディ「あ、あぁ。」

 

ゴブアツ「フゴッフガッ。」

 

 

父さんの言ってる事をアヌビスに教えようとしたら

 

 

 

 

 

バゴォン!!

 

 

 

 

シディ「っ!?」

 

 

アヌビスは父さんを殴り飛ばした。

 

 

アヌビス「ワリーワリー。面倒だから殺しちまったわ。」

 

シディ「なっ!?」

 

アヌビス「今日来たのはさぁ・・・。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アヌビス「シディを消すためだ。」

 

 

 

 

 

 

 

 

お、俺を・・・消す・・・だと?

 

 

ヒサメ(な、なにあれ・・・。強かったゴブアツさんが一撃・・・!?怖い!!目合わせたら殺される・・・!!)

 

 

まずい!!

ヒサメは父さんの組手で疲れている。

このままだとヒサメまで巻き込んでしまう!!

 

この場から離れなければ!!

 

俺はヒサメを抱えてアヌビスから逃げ出した。

 

 

ヒサメ「シディ!?」

 

シディ「喋るな!舌を噛む!」

 

 

追いかけてくるのも時間の問題だ。

その前にヒサメを逃がさなければ・・・。

 

今の俺達ではアヌビスに対抗できない!

 

 

 

こんな時・・・カゲチヨがいてくれたら、状況は変わっていたのかもしれない。

俺はそんな事思いながら、必死にアヌビスから距離を離した。

 

かなり距離を離したところでヒサメを降ろした。

 

 

ヒサメ「シディ!?何あの人!?ゴブアツさんは!?」

 

シディ「父さんなら生きてるはずだ!!とにかくヒサメ逃げろ!!」

 

ヒサメ「えっ?」

 

シディ「俺はアヌビスを知っている。アヌビスは噓をつかない。俺を消すと言うなら、消すつもりだろう!」

 

ヒサメ「そんなっ・・・!」

 

シディ「大丈夫だ!奴の狙いは俺だけならヒサメに用は無いはずだ!」

 

 

アヌビス「逃げんなよぉ。」

 

「「!!」」

 

 

もう追って来たかっ!

 

 

アヌビス「待ち合わせ場所から離れちまうだろ。」

 

ヒサメ「っ!(見た目はあんなに可愛いのに、今までのどんなモノより・・・怖い・・・!!)」

 

シディ「ヒサメ、逃げてくれ。」

 

 

このままだとヒサメを無駄死にしてしまう。

せめて、ヒサメだけでも生かさなくては・・・。

 

 

シディ「ヒサメ、分かってくれ・・・。」

 

ヒサメ「分かってほしいのはシディの方だよ。」

 

 

え?

 

分かってほしいのは俺?

いったい何を言ってるんだ?

 

 

ヒサメ「カレコレ屋3人は、誰一人かけたらダメなんだよ。」

 

 

ヒサメ・・・。

 

そうだな・・・俺達はカレコレ屋だ。

 

 

シディ「わかった!勝つぞ!!ヒサメ!!」

 

ヒサメ「うん!!」

 

 

勝って、無事にカレコレ屋に帰るんだ!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アヌビス「いっ・・・まさかシディだけじゃなく、あの女までここまでやるとはね・・・。かなり手こずってしまったよ」

 

 

口から血を流し、全身ボロボロの状態で脇腹を抑え、フラフラ状態で立っていた。

 

 

アヌビス「あんなに強くなってたなんて聞いてねぇよ。しかも、途中でバケモノ級の強さのゴブリンまで参戦してくるとかずるいだろ。・・・けどまぁ・・・なんとかシディは手に入った。」

 

 

アヌビスの目の前にシディとヒサメが倒れていた。

 

 

アヌビス「お前、早く消えろよ。」

 

 

シディに向けてアヌビスは手をかざした。

 

 

 

 

 

 

 

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