カゲチヨ日記   作:yakyo

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ストーリー第3章 PART3

カゲチヨside

 

 

カゲチヨ「っという訳で。お前の仲間であるアハーンくんが囚われのピーチ姫の如くバルボアという奴に捕まったそうだ。」

 

ゼクス『アハーンじゃなくてアハトだ!・・・それは本当の話か?』

 

カゲチヨ「一応信用できる奴からの話だ。」

 

 

小野がアハトと言う奴について俺に話した事を、ゼクスに電話で知らせてやった。

なんでも、バルボアの偵察に言ったが見つかって掴まってるらしい。

 

 

ゼクス『征服王、デ・バルボア・・・か。』

 

カゲチヨ「めちゃくちゃヤベーイ奴らしいぜ。自分の軍を持って、異宙の権力者の支援を受けて、土地や国、星を征服してるって話だ。」

 

ゼクス『そいつがアハトを・・・っ。』

 

カゲチヨ「一応言って置くが地衝祭は来ない方がいいかも。」

 

ゼクス『・・・それはなぜだ?』

 

カゲチヨ「地衝祭・・・っと言うより争闘結界の警備にトッププレデターが参加するからだ。」

 

 

あいつらは皮肉にも人間主義組織だからな。

この祭りの警備にノリノリで参加しそうだ。

 

 

カゲチヨ「お前とカンナは死んだことになってる。下手に出歩いてバレたら面倒な事になりそうだ。」

 

ゼクス『だが・・・・。』

 

カゲチヨ「それに、地衝祭でそのアハト君を連れてくるとは思えない。」

 

ゼクス『・・・・。』

 

カゲチヨ「俺が言えることは、機会を待てって事だな。」

 

ゼクス『・・・ふざけるな。仲間が捕まってると知って指くあえて待ってろって言うのか!』

 

カゲチヨ「・・・・・。」

 

ゼクス『例えアハトが居なくてもバルボア本人から聞き出せばいい!恩人であるお前には悪いが助けに行く!これは絶対に譲らないっ!』

 

 

譲らない・・・ねぇ・・・・。

なら、俺が言えることはたった一つ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

カゲチヨ「あ、りょーか~い。じゃあトッププレデターにバレない様に行動してね。」

 

ゼクス『・・・・は?』

 

 

は?っじゃねーよ。

なんで素直に了承したのに呆れ声出されなきゃならん。

 

 

ゼクス『えっと・・・いいのか?』

 

カゲチヨ「いや、行くって言ったのはお前じゃん」

 

ゼクス『いや、そーだが・・・軽すぎないか?』

 

カゲチヨ「軽さで定評のカゲチヨさんだからな。それに俺が同じ立場なら同じ行動してると思うんよ。面倒事は増えるが、俺もサポートすればいいしね。」

 

ゼクス『・・・ありがとう。』

 

カゲチヨ「礼はアハト君を助けてからな。」

 

ゼクス『あぁ。それじゃあ・・・また。』

 

カゲチヨ「あぁ。また。」

 

 

電話の通話を切った。

 

ったく、面倒な奴が地球に来日してくるとは。

 

今年の夏は厄日だな。

 

 

 

 

◇◇◇◇◇

 

 

 

地衝祭当日。

 

 

アサヲを除いたメンバーと集まって出店を回る事になった。

 

俺は遊び半分警戒半分ってとこなんだがな。

 

 

チダイ「おぉ。賑わっておるな。」

 

マチャソ「きしゃしゃしゃ!

(出店も沢山じゃい!)」

 

ルイ「可愛い女の子も沢山いるよ。」

 

チダイ「ルイ殿には無関係だがな。」

 

カゲチヨ「何気にひでー事言うなお前。」

 

 

俺らがそんな馬鹿な会話していた時     

 

 

「楽しんでるみたいだな。」

 

 

俺らの前にアサヲが側近であろうイケメン男と一緒にやってきて話し掛けた。

 

・・・・というより、アサヲなのか?って思う程、いつもとは違うイケメンフェンスをしていた。

なにそれ整形?

 

 

アサヲ「よう。お前ら。」

 

「「「・・・」」」

 

カゲチヨ「・・・えっと・・・。誰?」

 

 

他の三人も固まってしまった。

 

俺もつい誰と口走ってしまった。

 

 

アサヲ「俺だよ俺!!ア!!サ!!ヲ!!」

 

ルイ「いたいやいやいや。僕らが知ってるアサヲはイケメンじゃないよ。」

 

チダイ「アサヲ殿の顔はもっと奇天烈珍妙なり!」

 

マチャソ「しゃしゃ!!しゃしゃしゃ!!

(去れ!!ニセモノめ!!)」

 

カゲチヨ「お前ら初対面に失礼だぞ。」

 

アサヲ「テメェーら不敬罪で殺すぞ。メイクだよ!メイクしてんだよ!」

 

 

メイクねぇ~・・・。

 

 

アサヲ「はぁ~。まぁ、でもわかんないのも無理はないよな。」

 

チダイ「どういう事でござるか?」

 

「エルフは美男美女揃いの異宙人でございます。」

 

 

側近さんが簡単にエルフの事を説明してくれた。

ふ~ん。エルフは美男美女って漫画だけの話かと思ったんだが実際にそうなんかね?

 

アサヲしか見た事ないから知らんけど。

 

 

ルイ「そだね。だからこそアサヲを見た時は度肝を抜かれたよ。」

 

アサヲ「うっせ!」

 

「スッピンのアサヲ様ですと、外交上問題が多いのです。この顔でエルフは嘘だと疑われるのです。」

 

アサヲ「お前もお前でクソ失礼だからな!!」

 

ルイ「メイクでこんなにかっこよくなれるんだ~。信じられないね・・・。」

 

カゲチヨ「俺もやってほしいもんだ。鳥山風とかいいな。」

 

アサヲ「俺は元が良いからな。」

 

マチャソ「きしゃしゃしゃしゃしゃ

(いいのは家柄だけじゃろうがい。)」

 

「アサヲ様。そろそろ。」

 

アサヲ「あぁ。まぁ、安心して楽しんで行けよ。警護は俺達が万全にやってっから。」

 

ルイ「アサヲは一緒に回れないの?」

 

アサヲ「・・・俺は仕事があるからな。」

 

 

仕事があるのは仕方がない事だ。

一緒に回れないのは残念だが、諦めるとしよう。

 

 

チダイ「仕方がない。たこせんべいでも土産で買っといてやるか。」

 

ルイ「祭り終わったらちゃんと補修に来なよ。」

 

アサヲ「あ?」

 

ルイ「タコセン腐っちゃうからね。」

 

 

アサヲはそのまま俺らに背を向け去って行こうとした。

 

 

アサヲ「・・・日跨いだら湿気んだろ馬鹿。」

 

 

去り際にそう小声で呟き、側近と一緒に行ってしまった。

 

そんなアサヲの態度に怒りプンプン状態の3人だった。

 

おいおい。そんなに怒る事かよ。

心せめぇーなぁ~。もっとシディの様に寛大な心を持てよな。

 

・・・いや、あいつは寛大過ぎか。

 

 

「あぁ~もう!!あの実験動物ども・・・!!」

 

カゲチヨ「っ!!」

 

 

なんであの女が・・・・名前は確かイーラだったな。

 

そうか、争闘結界の護衛にトッププレデターが居るって言ってたな。

ならあの女が居てもおかしくない。

 

未だアサヲの愚痴を言い合ってる3人から離れて、イーラの後を追った。

 

 

 

 

 

◇◇◇◇◇

 

 

 

地衝祭が見えるビルの屋上の柵に、バルボアとギバーが2人で立っていた。

 

 

バルボア「すごいねー。本当に争闘結界の影響を受けずに地球に入れた。」

 

ギバー「彼女の能力です。自分含め3人まで結界の影響を受けずに地球に入れます。」

 

 

後ろを向くと、黒い羊の顔をした女が立っていた。

 

 

バルボア「なるほど。偉いね。」

 

 

バルボアは目を瞑り、地球の空気を感じた。

 

 

バルボア「この星の匂いは良い。さ、祭りの始まりだ。」

 

 

 

◇◇◇◇◇

 

 

カゲチヨside

 

 

イーラ「あいつら・・・っ!実験動物の分際で・・・。どこ行ったのよ!!」

 

 

何やら悪態付けながら誰かを探しているようだ。

あいつらって事は、複数人。

実験動物って事は、まさか混血児か?

 

って事は、この祭りの中に混血児が紛れ込んでるって事か・・・。

 

 

カゲチヨ「っ!」

 

 

なんだ?

濃い青黒色だった綺麗な夜空が黒一色に染まっていく。

 

 

イーラ「うっ・・・何よこれ・・・。」

 

カゲチヨ「おい!!」

 

 

急に倒れ込んだ女の傍に来た。

意識が失っているようだ。

 

外傷は無さそうだからこのまま放置するか。

 

女から離れてルイ達の元に戻ったら、この場に居た全員意識を失い、頭上にはゲイザーがうようよと飛んでいる。

 

どうやら全員に幻覚を見せているようだ。

その証拠にルイ達は、何やらニアニアして気持ち悪かった。

 

きっといい夢でも見ているのだろう。

 

 

カゲチヨ「って、こんな悠長な事してる場合じゃなかったな。」

 

 

きっとこれはギバー達がやったんだろう。

 

って事は、争闘結界を破壊するための作戦化何かだろう。

 

俺はアサヲ擬きの気を探って、争闘結界のあるであろう場所へと向かった。

きっと近くに居て護衛してるんだろーし。

そこを目安に俺は走り向かった。

 

もし、結界が壊れる事になれば、異宙人の軍が入りやすくなり、戦争になってしまう恐れがある。

 

 

 

 

◇◇◇◇◇

 

 

 

やっと、争闘結界がある建物に着いたと思えば、すでにバルボアが居て、アサヲの側近が血を流して倒れていた。

 

 

カゲチヨ「おい。どー言う事だ?三十字以内に簡潔に述べやがれ。」

 

アサヲ「はぁー。お前は本当馬鹿だなー。」

 

カゲチヨ「あ?」

 

 

さっきあった雰囲気とは違い、憎悪に満ちた表情で俺の顔を見てきた。

 

 

アサヲ「俺は人間が嫌いなんだよ。なのにエルフの上の奴らは、人間どもと交友関係を築く方針だ。対等な友好関係?ふざけるなっ!!俺達はエルフだ!!美しく、強く、気高い種族だ!!こんなゴミのような種族と対等なわけがあるか!!」

 

カゲチヨ「・・・それがお前の気持ちか?」

 

アサヲ「あぁそうだ。人類が絶滅すれば、エルフが人間風情と対等になる事もない。結界が破壊されれば、このバルボア率いる軍勢が地球に流れ込んでくる。そうすれば人類は消える。」

 

カゲチヨ「・・・・。」

 

アサヲ「カゲチヨ。俺はよぉ。お前の事、一回も友達何て思った事なかったよ。」

 

 

友達じゃない・・・か。

 

 

カゲチヨ「・・・・俺もお前と友達になった覚えはねぇーよ。美しい?強い?気高い?お前のどこにそんな要素がある。醜い、せこい、薄汚れの間違いだろ?」

 

アサヲ「黙れ!!俺を愚弄するか!!もういいやれ!!結界を壊せバルボア!!」

 

 

 

バルボア「君、とても下品だよ。」

 

 

 

アサヲの背後に立ち、腕をつかって身体を貫いく     

 

 

 

 

ゼクス「そうはさせるか!!」

 

 

     前にゼクスが乱入してバルボアの横腹を蹴った。

 

バルボアは吹き飛ばされたものの、瞬時に腕でガードしていたようだった。

俺はその隙に急いで、側近の方に向かった。

 

まだ息はある。

 

気功を流して応急処置すれば、しばらく大丈夫だろう。

 

 

カゲチヨ「よぉ。まるで主人公のような登場の仕方だな。」

 

ゼクス「どうやら間に合ったようだな。」

 

 

出来る限り側近を距離を離して、ゼクスの横に並ぶ。

 

吹き飛ばされたバルボアは服に着いた埃を掃いながら立ち上がる。

 

 

カゲチヨ「おい、アサヲ擬き。死にたくなきゃこの場から消えろ。」

 

アサヲ「に、人間が気高いエルフに命令    

 

 

カゲチヨ「失せろ」

 

 

アサヲ「ひっ、ひぃいいいいいい!!」

 

 

奴は気高さとは程遠い情けない悲鳴をあげながら逃げていった。

 

 

ゼクス「いいのか?友達なんだろ?」

 

カゲチヨ「友達じゃねーし。そもそもあいつは影武者だ。アサヲじゃねぇ。」

 

 

そう、あのアサヲは偽物。

 

最初にあった時、アサヲの気配とは全然違ったからすぐに分かった。

 

まぁ今はそんな事はどーでもいい。

 

 

バルボア「なかなかやるね君。ちょっと遊びたくなっちゃったよ。」

 

ゼクス「アハトがどこにいるか教えてもらおう!!」

 

カゲチヨ「ゼクス頼む。俺はこのエルフを出来る限り回復させる。・・・・気を付けろよ。奴はお前より強いぞ。」

 

ゼクス「あぁ。分かった。」

 

 

俺は隅で気功を使い、応急処置をしている中、2人の戦いが開始された。

 

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