カゲチヨ日記   作:yakyo

17 / 158
13ページ

α月β日

 

俺は絶賛不良達に絡まれてた。

何でも俺が見てたってだけでいちゃもん付けてきた。 

 

なに?自意識過剰なの?

はぁ~。どう逃れよう。俺がやり返すと過剰防衛になっちゃうしなぁ~。

 

すると一人の女性が大声で警察を呼んだ。

不良達は逃げて行きとりあえず難は逃れた。

 

一応助けてくれた女性に感謝しようと顔を見たら。

 

死んだ親友の一人、ヒビキに似た女性だった。

 

彼女の名前は響香。

少しだけこの響香と公園で話した。

 

彼女から友達にならないか?と言う

今日みたいにこの時間暇らしく

 

公園で会って話さないか?と言ってきた。

 

何となく、断れる雰囲気じゃなかったから了承した。

強引なところも、何かヒビキに似ている。

 

友達・・・か。

前の俺がヒビキにどういう感情持っていたかは知らない。

 

だが、懐かしさは感じた。

 

 

α月β日

 

それから俺達は週に一回くらい会うようになった。

ヒビキとはこんな感じで過ごしたんだろうか?

 

俺にしては珍しく楽しい気分だった。 

 

日が暮れたし帰ろうとすると。

響香は俺の裾を掴んだ。

 

彼女は帰りたくないと言う。

しかも俺の部屋に泊めてほしいと頼み込みしてきたので

流石に断った。

 

 

 

ったく陰キャにそんなシチュエーションは無理だって。

「えーカゲチヨ君そんな事気にしてたのー?」って言ってくる。

気にするよ。あんたも気にしろよ。

 

「気にしてるよ。私はカゲチヨ君を男として見てる。」

そう言われて、俺は困惑する。

俺を男として見てる?冗談としても面白くないぞ。

 

響香は手を放し「いきなりビックリするよね。私は本気だよ」とおちゃらけていう。

 

今日は帰るそうだが、本人はそんなに待てないと言う。

 

次までに返事・・・か。

 

 

α月β日

 

俺は前世では、恋愛どころか初恋もした事ねぇ。

そんな暇なかったしな・・・。

 

今も彼女の思いに答えられないかもしれない

俺にはトッププレデターと鈴の付けた吸血鬼を追うという役目がある。

 

珍しく真剣に考えてたら、目の前には響香と鬼の異宙が

隣で笑い合ってる姿を見た。

 

いつもの公園で彼女と会い、告白を断る主旨を伝えた。

なぜ彼氏がいながら俺に告白したのかを聞いた。

 

響香はあの鬼の異宙の事を一途に愛してた

彼氏も方も響香に初めて愛してたとの事だ。

なぜ、俺に告白をするような真似をしたのか

理由何となく・・・と答えた。

 

嘘だな。

何となくで彼氏を傷つけるような女じゃないと察った。

 

「俺はカレコレ屋だ。依頼を受ければ助けてやるよ。

友達割引でな。」

 

彼女は涙を流しながら事情を話した。

どうやら彼氏からDVを受けているらし。

ただの暴力ではなく、不安からくるDVのようだ。

 

彼氏の事は今も愛してるが、限界が近かった。

だから俺に告白して別れようと考えたらしい。

 

それを聞いた俺は響香に彼氏に会わせるように言った。

響香は了承し会わせてくれた。

彼氏に会った俺はすかさず

 

顔面にドロップキックを喰らわせた。

 

当然、響香に驚かれる。

彼氏は何が何だか分からずに混乱してた。

 

「どうも~アンタの彼女の友人やってま~す。」

と軽く紹介して、一丁前に説教した。

 

自分に不安あるのは仕方がない

だからと言って、自分を愛してくれる女に暴力を振るうのは

違うんじゃないか?

 

鬼の異宙人だから?人間じゃないから?

んなの俺の知ったこっちゃねぇーよ。

テメェが一番不幸で可哀想な存在だと思ってんじゃねぇよ。

甘ったれてるんじゃねぇよ。

 

っとクズムーブをかます。

 

彼氏は俺に怒って殴りつける。

オラオラ、テメェの不安はそんな物なのか?

 

6時間、俺は彼氏に殴り続けられてた。

彼氏は息が上がるが、俺はボロボロになりながらも

ずっと立っていた。

鍛え方が違うんだよ。

 

なぜ俺が倒れないのか息を切らしながら驚いてたが

それでお前の不安は満足か?と煽る。

 

流石に6時間殴り続けたせいか

もう殴る気力は無くなったらしい

 

良かったな。殴る相手が俺で

もしこのまま響香に殴り続けてたら

人間の彼女は死んでしまう。

 

あんたは大事な人をその手で殺めるつもりか?

不安があるなら二人でゆっくり話し合え。

後悔する前にな。

 

俺がそう言うと。彼氏は彼女に謝罪し

これから二人で話し合うと言い帰って行った。

 

あぁ~・・・このボロボロの身体のまま帰ったら

ヒサメとシディが心配しそうだなぁ~

 

やっぱ人に説教とか性に合わねぇわ。

 

 

α月β日

 

数日後

二人は田舎で住む事になり

結婚したと手紙で報告された。

 

手紙の中に写真が入っており、二人は笑顔で写っていた。

 

一途な愛か。俺にも一途に思ってくれる人は居るかな?

なんて妄言を口にしたら。ヒサメに驚かれた。

 

失礼な奴だ。

 

 

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。