カゲチヨ日記   作:yakyo

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α月β日

 

ヒサメが記憶喪失になった。

いや、シディ達やカレコレ屋のことは覚えてるんだよ

 

忘れてるのは俺に関しての記憶。

 

いや~ヒサメが倒れたと聞いて病院に行ったら

シディの名前は呼んでるのに俺に対しては

「あなた誰?」と来たもんだ。

 

陰キャにその台詞はショックだぜ。

 

最初は冗談かと思ったが医者が言うには、一部の記憶が消えてること

戻るかどうかわからない状態だという。

 

とりあえずヒサメをカレコレ屋に連れていき

いったん一息する。

 

シディはヒサメに俺の事を説明するが、困惑し、必死に思い出そうとする。

記憶無いのに、無理に思い出させようとするなよ。

 

とりあえず、俺が出来る事は、ヒサメに手を差し出して。

「初めまして」と初対面のように振る舞う事。

 

 

α月β日

 

一日たってもヒサメの記憶は戻らず。

まぁ期待はしてなかった、一日で戻れたら苦労はねぇー。

 

しかし「カゲチヨさん」ねぇ。新鮮すぎて慣れねぇ~。

まぁ仕方がない。向こうからしてみたら初対面だもんなぁ。

 

多少、ぎこちない所はあるが、ちゃんと会話してくれるようで安心した。

 

 

α月β日

 

あれから数日

記憶は未だに戻らず

だが今日はやたらとヒサメから質問攻めされる。

やれ、自分とはいつもどういう会話してるのか

やれ、もしかして恋人同士だったとか

 

まず、俺と恋人同士なわけないだろ

どんな罰ゲームだよそれ。

 

ヒサメの焦っている表情を見て俺は、無理に思い出す必要はないと言った。

気を使ったつもりなんだが、ヒサメには届かず。

俺に対して申し訳ない気持ちでいっぱいらしく

涙目になりながら部屋から出て行った。

 

ヒサメを探してたら短髪の男性がヒサメを襲いそうだったので

ドロップキックで吹き飛ばしました。

 

なんでもこいつ、カレコレ屋の動画チャンネルのシディとヒサメが好きすぎる

シデヒサ廚とのことだ。

俺がヒサメと一緒にいることが許せないから俺に関する記憶を消そうと企み

怪しい通販で特定の記憶消去の機械でヒサメの俺に関する記憶を消したって事。

 

拗らせ迷惑ファンかよ。

面倒くせぇのが引っ掛かったもんだ。

 

まぁとりあえずボコって警察に届けるか。

その前に記憶消去の機械を渡せと言う。

拗らせファンは渡そうとしたがわざと落とし粉々に壊しやがった。

これは俺に対する宣誓布告でよろしいんだな?

 

男をオラオラッシュして警察に引き渡した。

これにて解決・・・とは行かず。

記憶消去機械が壊れ一生俺の事思い出せなくなった事に悲観してた

気休め程度だがヒサメの頭をなで、元気に振る舞い気にするなと言った。

 

思い出せないなら、また一から思い出を作ればいい。

 

 

α月β日

 

ヒサメの記憶が戻った。

唐突で申し訳ないが俺もびっくりしてて思考が追い付かなかった。

シディが言うには、オーナーがヒサメのためにリサイクルショップで

探したところ記憶を取り戻せる機械があったらしくそれを使って

ヒサメの記憶が戻ったって事らしい。

 

何でもあるんだなあそこ・・・。

 

まぁこれでいつものヒサメに戻ったし結果オーライってやつだな。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ヒサメside

 

私は、カゲに関する記憶を失った出来事を覚えている。

 

知らない人が自分の事知っていて不安がっていた私を

カゲは優しく「初めまして。俺はカゲチヨ。よろしく。」っと

笑顔で握手を求めた。

 

一緒にいるうちにカゲの事、もっと知りたいと思った半面

こんな優しい人を忘れてしまった申し訳なさがあった。

だから私はカゲをもっと知りたくて質問攻めしてみた。

 

ってか「私たち恋人同士でしたか?」って何!?

 

記憶が失ってるとはいえ何聞いてるの私!?

カゲは自分と恋仲とかどんな罰ゲームだよってツッコまれた。

 

カゲって本当にそういうところあるよねぇー。

 

「そんな無理して思い出さんくてもいいぞ。」って

カゲなりに気を使ってるかもしれなかったけど、

私はさらにカゲに対して申し訳ない気持ちが大きくなって

カレコレ屋を飛び出してしまった。

 

しばらくフラついてた所に、短髪の男性に両肩を掴まれた。

「なぜまだあの陰キャクソ野郎と一緒にいるんだよ!!

君が一緒にいるべき男性はシディなんだ!!」と怒鳴り散らす。

彼は私とシディの動画のファンらしい。

瞬時にこの男性が原因だと直感した。

 

そこで、カゲが助けてくれた。

 

男性はカゲを記憶から消せばシディと私が付き合えると考えてるみたいで

カゲが言うにはカプ廚って言うらしい。

 

そんな事のためにカゲの記憶を消すなんて・・・

私は男性に怒りがわいた。

今だったら、特大の電撃をくらわすところだった。

 

カゲが男性に機械を渡せと言ったら

男は持ってる記憶消去の機械を渡そうとしてわざと壊した事に

ショックを受けた。

もう二度とカゲとの思い出が思い出せなくなった。

 

男性が捕まっても私の気分は晴れなかった。

 

涙を流してた私にカゲは頭に手を置いて優しく言った。

「思い出せないなら、また一から思い出を作ればいい。」

その言葉に私はカゲに抱き着いて・・・・・

 

ヒサメ「あぁ〰〰〰〰っ」

カゲチヨ「うぉい。どした?」

 

今思い出すと恥ずかしい!!

 

あぁー!!あれだけ忘れたい〰〰〰〰!!

 

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