α月β日
俺がカレコレ屋に戻ると
テーブルの上に手紙が置いてあった
内容はヒサメとシディ二人で
強力な異宙人の暴走を止める依頼が入ったから
暫くカレコレ屋を空けるそうだ。
という事は俺は留守番すればいいんだな。
OK把握。
でもグータラしようって時に依頼が来るんだよなぁ~。
っと思ったら本当に来やがった。
俺って何か呪い装備とか付いてんのかな?
今回の依頼人は何やら装備を付けていた女性で
倒してほしいモンスターが居るそうだ。
異宙の住人ではなく、ただのモンスターだと言う。
村を襲ったモンスターは強力で襲われた村の人達は
みんな迷惑だと言う。
今回の依頼は、そのモンスターを討伐してほしいとの事だ。
だがそのモンスターは獰猛でとても危険だと言う。
自信が無ければ辞退してもいいと言ってくる。
棘のある言い方だが
別に断る理由は無いから
その子の依頼を受けることにした。
α月β日
その凶暴なモンスター「データルザウルス」を探して
フラフラと歩いてたらすぐに見つかった。
こんなに簡単に見つかるものなのかと呆れてたら
俺に向かって火を吹かれた。
俺は血の能力で血液を固めガードする。
フィーアの強制的な依頼で結局出せなかった俺の新技(パクリ技)を
このモンスターに使う。
俺の新技(パクリ技)「
地面から前方に向かって血の衝撃波を出す技。
データザウルスは俺の技を喰らい怯む。
ん~ちょっと強度が弱いか。
とりあえず昨日覚えた「気化冷凍法」でモンスターの血液を凍結させ
粉砕する。
こっちは強力過ぎて人には使えないな。
すると、背後から聞きなれた声が聞こえた。
ヒサメとシディがこの場に居た。
何でお前らがここに居るんだ?と質問したら
「それはこっちセリフだよ!!」とツッコまれる。
どうやら向こうも俺と同じ依頼を受けたらしい
なんてこった。同じ依頼なら俺は部屋でグータラしてれば
よかったと後悔した。
ヒサメはモンスターの無残な姿を見て
「また変な技覚えたの?」ってジト目で言ってきた。
失敬な!あのディオ様が使ってた技だぞ!!
変とは何事だ!!
α月β日
夜の街で出歩く俺は怪しい男性に
呼び止められた。
初回はかなり安いとか色んな女の子が揃ってると
客引きされる。
俺はわざと客引きの男に付いて行った。
この男が言うには3000円ポッキリで可愛い女の子とドリンク飲み放題
だという。
ぼったくる奴の口説き文句だな。
俺は依頼でこのぼったくりバーに入る。
じゃなきゃわざわざこんな夜の街に来ねぇよ。
んで女の子と呼ばれる人が来たが
人って言うより青いタコ星人だった。
いや、見た目は確かに可愛いが・・・・
あ、そーいう可愛いね。
ドリンクは丸底のフラスコの中に
明らかに飲んではいけない物液体が入っていた。
まぁ俺は毒系は克服してるから問題はないがな。
なので平気で飲めるのだ。うん、不味い。
おい、テメェが出して置いて引いてんじゃねぇ。
タコ星人テメェもだ。
んで、お会計だが合計20万1000円となった。
所々おかしい部分をツッコむが言って無い知らないの一点張り
払えないと分かれば脅しに入る。
もういいだろうと思い、こいつとタコ星人共を拘束する
依頼人の言ってた通りの手口だったな。
今回の依頼はこのぼったくりバーで奪われた物を
取り返してほしいと言う内容だ。
男は脅した金は無いと嘲笑うが
残念ながら間違いだ。
店の奥からシディとヒサメが出て来て、目的の物を持って来た。
俺達の目的は依頼人の腕時計だ。
事前調査でその場で会計支払いできない奴から
金目の物を奪って換金するまで店に置いてるって事が分かった。
俺がわざとひっかかるふりをして、時間を稼ぎ
ヒサメとシディで店内に潜入。
この男に奪われた依頼人の時計を探させたってわけ。
さぁて警察が来るまで
お前の罪を数えるんだな。
警察に通報後、依頼人がやって来て
取り返した腕時計を渡した。
どうやら依頼人の時計は祖父の形見らしい
金より大事な思い出、良いじゃないか。
いつまでも大切にするんだな。
「カッコイイ事言うじゃん」ってヒサメに言われる
茶化すなこら。
今回は3000円ドブに捨てたが、まぁ今回は良いだろ。
思い出サービスだ。
α月β日
最悪だ。
エレベーターの中に閉じ込められてしまった。
依頼でヒサメと共にオンボロビルの清掃して帰ろうとして
エレベーターに乗ったらこれだよ。
ボタンの電気が消えて、電話も通じない。
ヒサメが制御システムに干渉しようとしたが
システム自体が調子悪くて操作できないらしい。
壊して出るのは簡単だが、依頼人の持ち物だし
文句言われても嫌だし、これは最終手段だな。
俺と二人っきりで悪いなとヒサメに謝ったが
顔を逸らして「だ、大丈夫だから」って言った。
俺でごめんな。
しかし耳が赤かったが風邪か?
一先ず気長に待ちながら出来る事を考えよう
非常用ボックスを開け
飲み物以外は全部ヒサメにやろう。
飲み物は便所行きたくなるからなるべく
摂取しない方が良い。
「ぜ、全部使えって、カゲはどうするの!?」と言ってきた。
俺は一日二日食わなくても大丈夫だし、別段寒くないからな
だから問題なくお前が使えって言ったら渋々と毛布を羽織る。
大体1時間経過
エレベーター内の電気が消えた。
なんてこったい。
そのせいでヒサメが幽霊がいるのかと混乱する
んな訳無いだろと思い、とりあえず大丈夫だと安心させる。
一瞬でも電気が点くなら復旧するかもしれん
原因調べる必要があるな。
自分も手伝うとヒサメは言うが
非常事態が続いてて疲れてるだろうと思い
休んでる様に言ったが、
「もっと私を頼ってほしい。手伝えることがあったら言って!」
っと言って俺の服を引っ張った。
丁度ヒサメが立ってる所がドア側だったから
壁を思いっきり叩いた。
とっさにやってしまった事だからヒサメに
壁ドンする形になってしまった。
すまん。こうしないと電気が復旧できないんだ。
そのおかげでエレベーターが動き俺達は無事に帰る事が出来た。
依頼人も、ビルを所有するならしっかりと管理しろよな。
ヒサメside
はぁ~。やっと帰れる。
まさかカゲと一緒にエレベーターに閉じ込められるとは・・・
うぅ~~~~。
そう考えると数時間二人っきりだったんだよね。
私の事心配して気を遣ってくれる
嬉しいけどカゲの方が負担が大きいのに
今回の依頼の掃除も7割ほどカゲがやってくれて疲れてるはずなのに。
もう少し頼ってほしいなぁ。
それよりも・・・
ヒサメ「なんで急に動き出したのかな?」
カゲチヨ「電気が点いてて動かないって事は、
ドアの開閉を司ってるセンサーがおかしいと思ってな
エレベーターのドアを思いっきり叩いたら無事脱出
あの行動は正解だったようだ」
ヒサメ「そっか。あの時はビックリしたよ。
てっきり私は・・・」
カゲチヨ「私は?」
あの光景を思い出したせいで
多分私の顔は真っ赤だ。
あと数センチ近かったらカゲと・・・
ヒサメ「な、何でもない!!」
カゲチヨ「何でもないなら頬引っ張るのやめてくださる?」
誤魔化すために今日もカゲの頬を引っ張った。
べ、別に残念とか思ってないからね!!