α月β日
カレコレ屋にて30代くらいの女性が依頼しに来た。
依頼人が住んでる隣のゴミ屋敷があり
その住人が掃除するように説得して欲しいそうだ。
普通だったら、追い出してほしいと言うが
「説得して欲しい」ね・・・。
俺達はその依頼を引き受けることにした。
依頼された場所に行くとゴミ屋敷と言うだけあって
玄関の外にまでゴミが大量にあり、臭いも相当だ。
呼鈴を鳴らせば、貞子の様な女性が出てきた。
あれ?テレビから出てきました?
こらこらヒサメ服を引っ張るな。
伸びる伸びる。
女性から何の用かと聞かれたから
話を聞きたいと言い中に入る事になった。
奥に行けば行くほど臭いが凄いな。
ヒサメとシディは限界そうだったので
外で待ってる様に言うが我慢するそうだ。
頼むから吐かないでくれよ。
変な液体を踏んでしまった。
スリッパとか持ってこればよかった。
女性は俺達をリビングに案内するが
そのリビングもゴミだらけである。
女性曰く、どうしても捨てられないそうだ。
すると、ヒサメが悲鳴を上げる。
その視線には数本の包丁が袋の中から突き破ってた。
こりゃあ何か事情がありそうだな。
ヒサメが女性に掃除した方が良いと言うと
女性は発狂しだしたので、ヒサメの前に立ち
人に迷惑かけてる事を女性に言う。
女性は落ち着き、納得し謝罪した。
どうやら自分でも気持ちのコントロールが出来てないんだろう。
説得するつもりがいつの間にかゴミ掃除する事になった。
あぁ~腰いてぇ~。
ヒサメが消臭剤をたくさん見つけたと言う。
死体とか隠れてたりしてな。
縁起でもないな。
このゴミの山、古いゴミの上に新しいゴミが積み重なってる。
下の方は圧縮されてカチカチに固くなってるが
その下は何が埋まってるのやら。
見つけたのは男性のスーツ
他にもネクタイや男性用な靴、電気シェーバーが見つかる
もしかしてこの女性、付き合ってた男性が居たんじゃないのか?
そう質問すると女性はスーツを奪い取る。
憶測だが何故この家がゴミ屋敷になったのか2つ考えられる
一つは、そのスーツの持ち主が亡くなってしまい。
片付けられないほど精神が病んでしまっている。
もう一つ最悪なパターンが男性を殺しゴミの中に隠す事。
虫とか湧いてないから前者の方だろう。
女性は泣きながら説明した
女性には婚約者が居て事故で亡くなったとの事だ。
思い出すのが辛くて写真は全て処分
婚約者は香水使うから消臭剤で匂いを消した。
だが持ち物だけは捨てられないとの事だ。
そのせいで無気力状態
気付けばゴミ屋敷化という訳だ。
このままじゃダメなの分かってるみたいだが
行動できないそうだ。
分かってるなら、まずはその貞子の様な髪型を何とかしろと言って
俺はその辺で拾った髪留めで彼女の髪を結んだ。
このまま無気力状態だったら
彼女の姿を婚約者が見たら、きっと悲しい顔をしてただろうな。
あくまで俺の憶測だがな。
顔が見えるようになり印象が変わった。
さて、気合も入った事で俺らは掃除を続行した。
数時間かけてゴミを肩付け終えた。
彼女は依頼人のところに行って謝りに行く。
俺らも依頼完了のために依頼人に会いに行く。
依頼人はずっと女性のことが心配だったと話す。
なるほど、だから説得して欲しいって事ね。
女性は涙を流し依頼人にお礼を言う。
この分だとあの女性は大丈夫だろう。
きっと、亡くなった婚約者も喜んでくれるだろうよ。
あーシャワー浴びてぇー。
α月β日
丸型サングラスを掛けた、ヒゲボーボーのハゲのおっさんが
黒服二人を連れてカレコレ屋にやって来てた。
そのおっさんは古びた機会を机の上に置き話し出す。
探索して欲しい依頼があるそうだ。
アンティキティラ島と言う島を調査して欲しいって事らしい。
おっさんが言うには昔から謎の溢れ人々は島にロマンを抱き続けたと言う。
1901年にその島に沈没船からとある機会が回収され、複雑さや重要性は
何十年もの間気付かれた事がなかった。
机の上にある古びた機械は、紀元前150年から100年に制作されたと考えられ
同様な複雑さを持った技術工芸品は1000年後まで現れる事は無かった。
その島の機械は最古の複雑な科学計算機とおっさんは考えてるそうだ。
ヒサメはその島が実在するのか質問すると、あると答えたおっさん。
その島はキティラ島南東38㎞に位置し、国としてはギリシャになる。
国勢調査によると島の人口は44人だそうだ。
話を聞く限り、普通に調査に行ける場所って事じゃないのか?
俺はそれをつぶやいた時、俺を指差しながら「んー!!鋭い!!君は鋭いねぇ!!鋭い子は嫌いじゃない!!」
と言ってきた。
おっさんに言われても嬉しくないんだがな。
20世紀まではその通りだったが、21世紀に入り
地球が異宙に転生してしまったせいでおかしくなった。
島に近づこうとすると電子機器が機能しなくなるようになり
手漕ぎのボートで上陸した調査隊も帰って来ない。
何とかして回収したのが机の上に置いてある機械だと言う。
この機械1つでも価値はあるとか長々と説明する。
「それって、私達が危険なんじゃ・・・」と言うと
おっさんは大声で「そうだとも!!危険だ!!」と肯定する。
だからこそ楽しいんじゃないかと続け様に言う。
島の謎を暴きたいとおっさんは考えてるそうだ。
正直、謎とかどーでもいい。
俺はともかくこの二人が危険に晒されるのはよろしくない。
断ろうとしたが、おっさんは俺達を普通の人間に戻す技術があったら?
と言ってきた。
人間に戻す技術・・・それがあれば二人を人間に戻せるかもしれない。
俺?俺はこの体気に入ってるから別にいいんだわ。
そういう事なら、このおっさんの裏がありそうな話に乗ってやるか。
α月β日
俺達は船に乗ってあ、あ、・・・アンキロモン島に向かっていた。
危険って言うんだ本当は一人で行きたかったんだが
ヒサメに小言言われながら頬を引っ張られる。
ねぇ君。どんだけ俺の頬好きなの?
これ以上船では行けないから、どう行くかおっさんに質問した所
異宙の住人ペガサスに乗って行けって事だ。
用意するのにすごい金がかかったとらしい。
定員は最高で3人
俺達はペガサスに乗る事になったが
俺はペガサスの尻尾に捕まって移動。
こうなる事なら能力で空飛べる技術身に付ければよかったと後悔した。
島に着いた俺達
一見普通の島に見えるが、何があるかわからない
ペガサスを待機させ俺達は奥に進みだす。
歩いてみたが人が居る気配はない。
すると待機していたペガサスが飛んでいった。
何かあったのかと思い海岸に戻った方が良いと後ろを向いたら二人が消えていた。
何だよ。これじゃあ俺が迷子みたいじゃないか。
二人を探していると、異宙人達に鞭で叩かれながら
奴隷の様に働かされてる人間達が居た。
どうやらこの島は異宙人に支配された島の様だ。
子供に鞭で叩こうとする異宙人。
俺は子供の前に立ち鞭を切った。
出てくるつもりは無かったんだがねぇ~。
身体が勝手に動いちまった。
異宙人共は俺に怒鳴るが、何言ってるかわかんねぇよ。
日本語で喋れ、もしくは字幕出せよ。
俺を襲おうとする異宙人共。
面倒臭い。
俺は左腕に付けてるファイズアクセルのボタンを押し
10秒間で異宙人共全員倒した。
そこにシディとヒサメ、それと飛んでいったペガサスが居た。
一時は連れ去られたらしいが二人の能力で鎮圧したらしい。
まぁ結論から言うと、あ・・・あ・・・アンジェラアキ島は異宙人共に支配されていた。
人々は奴隷にされ島の外にSOSを出せない状態だったらしい。
島に行った調査隊も無事発見。
依頼人のおっさんは島に付き涙流しながら島の住人と喜び合ってた。
俺達、どうやらこのおっさんに乗せられちゃったわけだ。
どうやらこのおっさん。異宙に移る前からこの島を調査した人間で
ある時、この島に何か異常が起きてる事が分かったから
島民を助けたかったんだと。
あの古びた機械はただのガラクタで
人間に戻す力は無いとの事だ。
つまり昨日長々と話してた文明のどうたらは嘘の事だ。
俺達の貴重な時間返せコノヤロー。
ならなぜ島の住民を助けてほしいと依頼しなかったのか。
それは自分に利益が無いと動かない大人たちが居る。
そして往々としてそういう大人たちが金を持ってるって事だ。
俺達が依頼を受けたとて支援者が居なければ船やペガサスの手配が出ない
島民救出のアフターケアまでできないって事ね。
このおっさんは嘘をついてでも支援者を動かす必要があった。
「流石鋭いねぇ。鋭い子は好きだよぉ」と言われる。
だからおっさんに言われても嬉しくねぇって。
褒められるならもっと綺麗な女性が良い。と言ったら。
ヒサメに両頬引っ張られた。
冗談だって冗談。