α月β日
クラスメイトのオシャレ番長?
と呼ばれてる男子がスマホケースを自慢している。
そのスマホケースはいかにもゴージャスな金ピカで
宝石で埋め込まれてるものだ。
なんでもこいつの父がフランスのパリで
買ってきたそうだ。
スマホケースによく金懸けるな。
オシャレに必死って言うかなんというか
陰キャの俺には分からんな。
そのオシャレ番長は他の生徒の前で
俺のボロボロのスマホケースを馬鹿にしてくる。
このスマホケースで恥ずかしくないのかって?
馬鹿にするなよ。これは落下しても壊れないから便利なのだよ。
お前のスマホだと逆に誰かに盗まれそうで怖いわ。
α月β日
ヒサメからスマホケースをプレゼントされた。
おいおい、今日は俺の誕生日じゃないぞ?
何でも俺のスマホケースがボロボロだからとの事で買ってくれたらしい。
まだ使えるのになぁ~。と言ったが
「いいから!今日からこれに付け替えてね!」
うむ・・・流石にプレゼントしてくれた人の好意を無下には出来ないな。
俺はスマホケースを付け替えた。
ん~、新品ってのも悪くは無いか。
α月β日
またオシャレ番長が俺のスマホケースを馬鹿にされた。
流石にヒサメから貰ったものを馬鹿にされるのは腹が立つ
人の持ってるものを馬鹿にする奴ほど一番ダサいぜ。
俺のスマホケースがヒサメから貰ったものと知ると
手のひら返すように褒めちぎる。
何なのコイツ?超面倒臭いんですけど。
あ?いくらでも払うからそれをよこせって?
悪いな、どんなに金つまれても渡すつもりはねぇ。
欲しかったら本人に言うんだな。
下校時、ヒサメは終始ニヤついていた。
何か良い事でもあったのだろうか?
α月β日
ヒサメが冤罪で捕まった。
どうやら、ホームレスを殺害をしたと言いがかりを付けられ
警察署に連れて行かれた。
俺達はヒサメの冤罪を晴らすために
能力を駆使して証拠を探した。
調べた結果、どうやらホームレス殺人事件の犯人グループには
検察庁トップの息子らしい。検察庁はスキャンダルを隠したくて
別の犯人にでっち上げた。地位を守るために。
ボティスは「人間ていうのはつくづく醜くて笑えるのぉ!!」と言う。
笑えはしないが、まったくもってその通りである。
どうやら今日、ヒサメの裁判が始まるらしい。
証拠を持って俺達は裁判所に乗り込む。
俺達は裁判所に殴り込み
ヒサメが犯人ではなく、検察庁の息子が犯人だと
証拠を突きつけながら証言する。
その結果、ヒサメは無罪。
はぁ~間に合って良かったよ。
これ以上、辛い思いしてほしくはないからな。
俺達の仲間に手を出すなら、警察だろうが軍隊だろうが
敵に回す覚悟はあるぜ。
憶えときな。
カゲチヨside
俺達は裁判所から出た。
カゲチヨ「大丈夫かよ。隈出来てんじゃないか。」
シディ「ずっと取り調べ受けて疲れただろう。
今日はヒサメの好きな物を食べてゆっくり休もう。」
ヒサメ「だ、大丈夫!大丈夫!二人とも大げさだよー。
ちょっと色々聞かれただけだし。って言うか、ありがとね!
証明してくれて!!私、前科付くところだったよ!!」
ヒサメは無理して笑顔を作りそう俺達に言う。
俺達の手はヒサメの頭に乗せた
カゲチヨ「無理して俺達に気を使って笑う必要はねぇよ。
泣きたい時は泣けばいい。
胸くらい貸してやるよ。シディの。」
シディ「あぁいくらでも貸すぞ。」
ヒサメ「何それ・・・・っ。」
ヒサメの目から涙が流れ、感情をあらわに泣き出し。
ヒサメ「うわーん!!カゲー!!シディー!!
怖かったよー!!」
シディ「頑張ったなヒサメ。」
ずっと一人でやってもいない事を数週間も問い詰められて
不安だったんだろう。
好きなだけ泣けばいいさ。
カゲチヨ「よし、今回は俺のおごりだ。飯食いに行くぞ!」
ヒサメ「本当!!やったー!!」
シディ「俺もいいのか?」
カゲチヨ「おう、まだ宝くじの金余ってるからな。」
ホント、冷や汗もんだったが、無事帰れてよかったよ。