α月β日
今日もカレコレ屋にて男子高校生がやって来た。
何でもそいつは、いじめをしてたらしい。
ボティスはワクワクしてるが
話が進まないので壺の中にハウスしてもらった。
うちに懺悔でもしに来たのか?と聞くと
ちょっと違うらしい。
そいつはクラスの中心グループのリーダーで
気に食わない奴は無視しようと言い孤立させたと言う。
話を聞いたボティスはそれだけかと
つまらなそうに言うが
殴る蹴るだけが暴力じゃねぇー。
こいつがやってるのは、れっきとした精神的暴力だ。
今では反省してるという
そう言うって事は、自分の身に何か起きたのだろう。
偏見ではあるが、こう言う奴は反省なんてしない。
俺の言葉で依頼人は驚き語りだす
ある日から自分も無視される事になったと言う
報復かと思いきや何か変で、それまで全然そんな空気は
無かったと言う。
本人が言うにはいじめって感じじゃなかったそうだ。
本当にそいつが居ないみたいに扱ってると言う。
教師にも無視され、本当に自分の存在自体が
居ない物になって惨めになって息が苦しく
心臓が締め付けられるようで辛いだと。
そいつは自業自得だ。
どうやって孤立させたのかは知らんが
そうさせられるような事をこいつはした。
だが怪しい事なのは事実。
何か思い当たる節はないのかと聞くと
変な女におかしな話を聞いたらしい。
課外授業のグループで科学館のパソコンコーナーを
回ってる時、いきなりその女が話しかけてきたとの事だ。
なんでも「人の存在を消すサイトがある」と言ったそうだ。
心底消えてほしいって時にそのサイトが見れるらしい。
劣化版地獄通信みたいなものか?
つまりそのサイトに名前と「will vanish」打ち込むと
打ち込まれた相手は消えるらしい。
その女の話をいじめられてたA太という男子は真剣に聞いてたとの事だ。
無視されるのは学校だけで両親からは特に無視されることは無いらしい。
なら、その仕掛けは学校内にあるかもしれないな。
ボティスは課外授業のグループ内に犯人がいるじゃないかと
嬉しそうに言う。
確かに、そう考えるのは妥当だろう
課外グループのメンバーは
いじめてられてたA太。学校では大人しく本を読んでる子。
だがやたら女子が好きで、他校の女子に告白して回ってるだとか。
次はB郎。依頼人とは仲が良くメンバー内での盛り上げ役の様だ。
次にD助。ガリ勉で勉強以外興味が無いとの事。
最後はE吉。依頼人の親友で最高のダチだと言う。
依頼人と二人でクラスをまとめていたと言い、このE吉に無視されるのが
一番キツイと言う
メンバーを聞いて俺は
依頼人の学校はスマホ禁止か?と質問した。
そうだと答える依頼人。
仕方がなくこいつの依頼を受ける事にした。
だが原因を突き止めて解決するだけ。
犯人が分かってもこいつには教える気はねぇ
分かったらこいつはやり返す。
クラスの紹介する時どっかで被害者面してたこいつが気に入らない。
自分の現状を甘んじて受けるんだな。
俺達は依頼人の学校にやって来た。
ヒサメにどうする?と聞かれたので
手っ取り早く炙り出す事にした。
グループを集め
この中で誰かがクラスメイトを消したみたいと言えば
俺が頭おかしいと言われ罵詈雑言浴びせられるが
そんなのは別に何と言われようと気にしない。
D助とA太は依頼人のC次の事は知らないと言う。
A太はヒサメに興奮してたが思春期なら仕方がない。
「中学生相手にふざけた話してまともな大人じゃないでしょ?」
生意気に言ってくるが、否定はしない。
俺は存在を消された奴から復讐を頼まれるよーなやつだから
もう二度と学校生活を送れなくしてやってくれと頼まれた。
何かあったら、この「チヨカゲ」までに。
っと半分嘘をつき偽名を名乗った。
「なに中学生脅してるの!」とヒサメに軽く怒られるが
あれでいいのさ。
「自己防衛か」とシディは俺の行動を理解したようだ。
ヒサメは頭の上に?を浮かべるが、こっからはお前の出番だぞ。
ヒサメは赤面して「お色気は無理だからね!!」と言う。
誰もそんな事しろと言ってないだろーが。
数分後
マヌケは見つけた様だ。
俺はそいつの手を掴み、スマホ操作を止めさせる。
俺を消そうとした犯人はB郎
脅せば依頼人を消した犯人は焦って俺を消そうとする。
なぜ分かったのか。
うちには電気に得意な人物がいるからな
この中学みたいなスマホが禁止でほとんど使われてない場所なら
どこでもスマホを使おうとしてるかわかる。
後、保険としてお前が撃ち込んだのは偽名だから
存在消そうとしても消せんよ。
B郎はそんなのズルいと言うが
人間はずるいもんだ。一つ賢くなったな。
どうして仲のいい依頼人を消したのか
どうやらB郎本人は仲が良いとは思っておらず
雑なフリやいじったりされて傷ついてるって事だ。
まぁぶっちゃけどうでもいい
犯人知った所で依頼人にチクるつもり無いし
あとは本人同士で解決するこったな。
ここからが俺達の本来の目的だ。
ヒサメの逆探知で、この事件を裏で操ってる奴を炙りだす。
どうやら逆探知に成功したらしい。
俺達は探知した場所に移動する。
ドアを開けるとそこには誰も居なくPC一台置かれていた。
どうやら人を消すサーバーとの事だ。
誰も居なかったという事はすでに持ち主は逃亡。
他に何かないかと見渡してみると
そこには、前回の女子中学生が呪われて苦しんだ呪いのペン。
中学生の仲を引き裂く事が目的なのか
異宙の道具を配ってる人が居るって事になるのか。
もしこれを狙ってやってるなら
とんだ歪んだ手口だ
結局、今回の依頼は謎を残したまま終了した