カゲチヨ日記   作:yakyo

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α月β日

 

カレコレ屋にて、人間の男性と結婚した異宙の女性が嫁姑問題に困ってるという事で依頼しに来た。

何でも、自分は人間ではなく異宙の住人だって事で警戒してるとか。

 

最近減ってるとはいえ、異宙を差別する人は大勢いる。

年配の人とかは特にな。

 

義母からは他の人と比較されたり、人間じゃない事を責められ、作った物を食べない。

典型的なクソ姑じゃねぇーか。

こういう奴は、異宙だろーとなかろーと、気に入らなければやるやつだよ。

 

異宙に対する誤解を解くために、話に行くが全然ダメ。

こりゃ別の方法考えるしかないな。

あまり気は進まんが、二人を残して深夜依頼人の家に行く事にした。

 

嫁をいじめる奴は、相手が反撃しない事を分かってやっている。

じゃあ、俺みたいな奴が反撃したらどうなるか分からせないとな?

 

無論、あくまで脅しだけで攻撃するつもりは無い。

俺の名演技のおかげか姑は腰を抜かして怯えていた。

俺悪役俳優になれんじゃねぇ?

 

依頼人が驚いて出て来て、姑は依頼人に助けを求める。

散々嫁をいびっておいて自分が危険に晒されたら助けを求めるとはご都合のいい頭だって事。

 

「やめて!私の家族は傷付けさせない・・・!!」と依頼人の女性が姑の前に出て守ろうとする。

「テメェ。人間側につくのか?散々その女にいびられてたんじゃねぇーのか?」という何とも捻りの無い

悪役台詞をはいたが、依頼人は「それでも、この人は私の家族だから!」って言ってきたので

「けっ興醒めだ。今回はアンタに免じて帰ってやるよ」と言う捨て台詞を言って帰った。

これで少しはいい関係を築ければいいけどな。

 

帰ってから、ヒサメとシディに質問攻めにされたが、

流石にこの二人に話してもいい内容じゃなかったので

盗んだバイクで走り込んでたとボケてあやふやにしました。

 

 

α月β日

 

今日もカレコレ屋に依頼しに一人の女性が来た。

内容は友人を見つけてほしいって事。

 

その友人の名前はマチカ。どうやらそのマチカって女性は昔、自己中心的でいじめを楽しんだり、

人の男を奪ったりとやりたい方だったらしい。

 

社会人になっても性格は変わらず、会社の同僚の旦那を奪ってしまったせいで

同僚がマチコに復讐しに来たとの事らしい。

その時は事なきを得て同僚の女性は逮捕された。

 

何じゃそら。そのマチカとか言うビッチの自業自得じゃねぇーか。

 

依頼人は友人として放っとけないのか、真剣に怒って更生させたらしい。

最近は、そのマチカと言う女は心を入れ替え穏やかに過ごし、

今では素敵な男性とお付き合いしてるとのこと。

 

だが、マチカの元に学生時代のいじめや数々の浮気の証拠が送られてきて

それを見た彼氏は彼女の元を去った。

 

依頼人が言うには、捕まった同僚が刑期を終えて出てきたと推測したらしい。

警察に相談しても証拠が無いとの事で捕まえられない。

しかも、マチカと言う女性は数週間前から一切連絡が取れないとのこと。

 

とりあえず一週間の間に見つけることを約束した。

シディとヒサメの能力、俺の血で作った鳥型の物体で探しだす事に成功した。

 

二人は感動的に再会して涙を流し、仲良く話し合っていた。

 

 

 

・・・傍から見たらな。

 

 

何故、会社の同僚が学生時代の情報をたくさん集められたのか。

警察が調べても証拠が出ないのか。

本当に復讐したかったのは、学生時代にいじめられたり男を取られた

 

「友人」なのかもね。

 

おー怖い怖い。

 

 

α月β日

 

今日も今日とて依頼人がやって来た。今回の依頼はESのエントリーシート書いててほしいって依頼。

んまもん自分で書けって話だよ。

カレコレ屋に来て早々ガムくちゃくちゃしやがって。

お前の顔面くちゃくちゃにしてやろーか?

 

しかも盛り盛りで良く見えるように書けときたもんだ。

ダメだこいつ。早く何とかしないと・・・いやもう手遅れか。

 

まぁ金くれるって言うんだ。依頼を引き受けることにした。

ヒサメは驚いてたが、本人がそうして欲しいって言うんだ。

望みどおりにしてやろうじゃないか。

 

ただし、自己責任だけどな。

 

本人はバレないと高を括り、地頭は良いとの事。

お前の地頭なんざどーでもいいわ。

そもそもエントリーシートを盛り盛りで書いてほしいって言ってる時点で、

地頭なんざたかが知れてる。

 

俺は笑顔と言う仮面をかぶり、依頼人の望み通ーりにESエントリーシートを埋めて行く。

ヒサメから冷めた目で見られてるが、そんなの関係ねー。

盛りに盛ってやるぜ。

 

面接の辻褄合せの説明もしておく。ヒサメは終始不機嫌だった。

真面目だからねぇヒーちゃんは。

まぁ、安心して欲しい。

 

良い夢見れるのは受かったまでだ。

 

 

α月β日

 

ESエントリシート偽装野郎がやって来た。

大手テレビ局の入社が決まったらしい。

大手決まってから女子にモテるとか、ガリ勉を地頭悪いと小馬鹿にする。

地頭悪い・・・ねぇ。

 

「偽装してお鼻天狗になってる奴に言われたくないな。」っとつい口にしてしまった。

決してわざとじゃないよ?わざとじゃ。

 

依頼人は俺の発言にキレて出て行った。

悪は去った。さて、見逃したアニメでも見るか。

 

ヒサメは「あんなの成功するなんておかしいよ!」って言うが、

「成功してないだろ」とシディが怒ってるヒサメに返す。

シディの言う通りだ。まだ働いてないのに成功も失敗もあるかよ。

それに。嘘ついてるのは、就活生だけでもないしね。

何が言いたいのかって?

 

大人は汚いって事だよ。

 

 

α月β日

 

最近やたらと依頼が多いなぁ。

今回はシディに彼氏のフリをしてほしいっていう女子高生の依頼だ。

 

何でも、依頼人の幼馴染は昔から自分の物を奪う子らしい。

成長しても変わらず、玩具だけでなく、彼氏を奪い

飽きたら捨てると繰り返す欲しがり女。

 

女も女だが、彼女いながらも騙される男も男だな。

 

そんな欲しがり女は今回も彼氏を奪うと思うからシディにこっ酷く振ってほしい

ってこと。

 

しかし、シディはこれを反対する。

復讐より幼馴染の女に靡かない男性を探すことを提案し、ヒサメは賛同した。

正直、俺も賛成である。

わざわざシディを使って復讐しなくても、女に靡かない彼氏作って幸せ全開であった方が、

一番の復讐だと思ってる。

 

 

α月β日

 

依頼人が彼氏が出来た事を報告しに来て、シディに感謝をしてた。

ヒサメは「そんな簡単に彼氏できるもんなの?」って言いだした。

いや、分からなくもないが、あんたも作ろうと思えば作れるだろうがい。

容姿はいいんだから。

 

幼馴染の欲しがり女は、彼氏に言寄るがキッパリ断ったとの事。

だが逆上した幼馴染女は周囲の前で彼氏の悪口を言ってるそうだ。

 

言寄っておいて、断られたら悪口とかとんだ悪女じゃん。

まぁ、もしものためのプランBを考えてよかったぜ。

 

それは、学校の前でシディが依頼人に告白して依頼人が断るって作戦だ。

幼馴染女はそれを見て驚きを見せる。

 

周囲にイケメンを振るほど、彼氏はどんだけ良いのかと思わせるに成功。

その反応に悔しがる幼馴染女を見れて痛快である。

ヒサメから「あんた本当に性格悪いね」と言われた。

褒めるなよ。

 

シディは恥を掻かせてしまう事に申し訳ないと思ったが、

「依頼人が満足してくれるなら問題ない。」っと言う。

 

良い子やぁ~

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