カゲチヨ日記   作:yakyo

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α月β日

 

俺は大人を子供にする薬を作ってる組織を壊滅した後

帰ってきたらテレビ局のプロデューサーという人物が

カレコレ屋に来ていた。

 

あ?その前にお前は子供化にならなかったのかって?

そんなヘマするかよ。誰があんな怪しい薬飲むかってんだ。

 

話を戻すが

そのプロデューサーの話によると

街で噂のイケメンなシディに「イケメン学力王」という

テレビ番組に出てほしいって事だ。

 

シディには悪いがこいつの学力は小学低学年レベルなほど

頭が悪いんだ。

 

俺の話を聞いても

大丈夫の一点張り。いやあんたが大丈夫でも

こっちが大丈夫じゃないんだが。

 

流石にこの依頼は断ろうと思ったら

シディが了承してしまった。

何でも面白そうだからやってみたいとの事だ。

面白そうと安直で受けたら駄目だろうがよ。

 

俺とヒサメはそんなシディに呆れながら

家庭教師のアヤカさんにシディの学力を上げてほしいと

頼み込む。

シディは勉強しなくても大丈夫と言うが

念のために勉強していけ。300円あげるから。

 

俺達の依頼を受けてもらってよかったが

正直不安しかない。

 

俺は何度かわからない溜息を吐いた。

ヒサメから「幸せ逃げるよ?」と言われた。

 

こんなんで逃げて行く幸せなんて要らねぇ。

 

 

 

α月β日

 

シディが勉強してから数日後

 

今日は番組の放送日

俺達はテレビの前で緊張してた。

シディがどれくらい勉強できるのか

この目で確かめる。

 

ヒサメは心配して

アヤカさんは心配しながらもシディを信じてた。

 

司会の紹介でシディが映し出された。

おぉ知り合いがテレビに出るのは何か新鮮。

 

画面の向こうのシディは

「学力王の座は頂いて帰ろう」と自信満々に答えた。

おい、大丈夫だよな?フリじゃないよな?

 

さっそく問題に入る。

画面には「5×3」と出ており

これはサービス問題だと思った。

流石にこれは答えるだろう。

 

「答えは・・・300だ!!」

 

・・・うん。そんなオチだと思った。

 

シディは壮大に間違えやがった。

小学生レベルの問題を。

 

そのせいでアヤカさんスゲー落ち込んでるし

そりゃあ数日間あんなに勉強したのにこの結果じゃあ

へこみもしたくもなるわ。

 

数十分後

シディは帰ってきた。

 

本人曰く、本番になるとすべて抜け落ちてしまったとの事だ。

いや、分からなくもないが

せめて掛け算は答えてほしかったんだが。

 

自分の不甲斐なさを申し訳なく思い

アヤカさんに謝罪したいと言う。

 

アヤカさんは泣きながら

「学力王になったら付き合うって約束したのに~!」

っと言いだした。

あ?そんな約束したのお前?

 

どうやら本人は身に覚えは無いそうだ。

あぁ~・・・これはあれだ。

またシディの無自覚機能が発動してしまったのか。

 

シディは平気で好きと言う

もちろんlikeの意味でだ。それを勘違いする

可哀想な女性が多い事多い事。

彼女もそんな天然の被害者なんだろう。

 

ヒサメはアヤカさんに言いずらそうに

シディが言った好きはloveではなくlikeだと話す。

自分の勘違いで更にへこんでしまったアヤカさん。

もうどうしてくれようかこの天然イケメンは。

 

シディから、プロデューサーが良いキャラしてるから

第2回も出演してくれないか?と頼まれたらしい。

だからまた勉強を教えてほしいと言ってきた。

アヤカさんは大声で断りを入れた。

 

頼むから少しは反省してくれ後生だから。

 

 

 

α月β日

 

今日、やたらヒサメの表情が暗い

ヒサメがボティスに相談をしていた。

 

ボティスは相談を受ける気はないと言ったがな。

俺はヒサメの暗い理由をドア越しに聞いた。

 

どうやら、SNSで色んな人に叩かれてる事らしい。

止めたくてもカレコレ屋のアカウントだから今やめたら

俺達に迷惑掛けると話した。

 

SNSは無法地帯。良心的な人も居れば悪意的な人も居る。

確かにヒサメに落ち度がある。

 

それはアンチコメに反応したからだ。そのせいで付け上がって

粗探しやら、複数垢やらを使ってそいつを落とそうとする。

 

俺はカレコレ屋から出てオーナーとフィーアが居る

リサイクルショップに訪れた。

 

オーナーに事情を説明し、何かボタン一つでアンチコメの

アカウント特定か、爆発する不思議道具とかない?と聞いた。

 

ファイズアクセルがあるんだ。なんかありそうじゃん?

独裁スイッチ的な何かが。

 

フィーアはヒサメのハッキング能力使って一人一人

始末すればいいと提案。

 

うん。不採用。

 

オーナーからは復讐にちょうどいいアイテムが入ったといい

メビウスの輪の形をしたUSBを取り出した。

 

これをPCに繋げて使うそうだ。

SNSのアカウントを選択すればサービス開始らしい。

 

それでそいつを爆発させるのか?

「爆発から離れろ」とツッコまれた。

 

そのアイテムは居場所は特定できないが区別をなくすらしい。

選択されたアカウントの保有者はSNS上と現実の発言の区別が

つかなくなると言う。

 

つまり、SNS上で発言してしまう事を

現実でも発言してしまうとの事だ。

 

そいつは復讐に適したアイテムだ。

 

俺は通常の値段より多めに支払った。

オーナーは余分な料金を返そうとするが

これは口止め料だってと言って俺はそそくさと帰った。

早速自宅のPCに繋げて操作を開始した。

 

SNSでの発言は自由だ。

だが発言したからには責任を持たなきゃなぁ~。

 

 

 

α月β日

 

今日はヒサメが上機嫌だ。

どうやらSNSで嫌な事言われてへこんだところ

他のフォロワーが励ましてくれたんだと。

 

それで、自分に怒ってた人達が一気に見なくなったと言った。

それはよかったなと言ったら

「カゲがやってくれたんでしょ?ありがとう。」と言われた。

 

俺はすっ呆けるが、どうやらフィーアから聞いたらしい。

あのアマぁ~。なに喋ってくれちゃってんの?

 

俺はリサイクルショップに入り

フィーアにヘッドロックをする。

話すなって意味で口止め料払ったのに、なに話しちゃってんの?

お前の口はローションですべすべな訳?

 

俺がそう文句たれると

「私は口止め料貰ってないので関係無いかと」

とほざきやがった。

 

そこは空気読めよ!!

 

 

 

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