カゲチヨ日記   作:yakyo

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α月β日

 

今日もカレコレ屋にて一人の女性がやって来た。

その女性に妹がいて、その妹の娘

依頼人からしたら姪っ子にあたる子で

妹が自分の娘をYouTubeにしてるっとの事らしい。

 

どうやらそのチャンネルは人気らしいが

姪っ子は嫌がってるらしい。

チャンネルが人気になったせいで

妹さんが変わってしまったという。

 

昔は、依頼人の後について来るような

気弱な性格だったが、今はこれ見よがしに

高価な品を見せつけてきたり有名人との繋がりをを

自慢したり『月収がお姉ちゃんの旦那の年収越えてる』

と言ってきたりするそうだ。

 

俺達でその妹さんの説得をして

なんとかやめさせてほしいと依頼して来た。

 

シディは、

「子供を無理矢理大勢の人前にさらして

お金を稼ぐなんて虐待に近いぞ。」

と言う。

シディの台詞にヒサメも同意。

 

確かに無理矢理やらされてたらそれは虐待だ。

 

本当に無理矢理やらされてるならな。

 

どうもこの依頼人、胡散臭く感じる。

 

俺はカレコレ屋で依頼人と待機

シディは子供の方に、ヒサメは親の方に

話に行って欲しいと頼んだ。

 

二人は疑問に思ってるが

耳元で真意を確かめるためにと言ったら

二人は納得して出かけて行った。

 

俺は依頼人にコーヒーを渡しながら

妹さんの関係性や依頼人の人となのを深く聞き込んだ。

 

聞いてて反吐が出る。

こいつはいい思い出を語ってるようだが

話の所々に自分の妹を下に見てる部分が見え隠れしてやがる。

 

こいつ。妹さんが今になって裕福になって行く事が

気に入らなくて、わざわざ依頼してまで潰そうとする。

 

その証拠に、ヒサメとシディから電話が来て

YouTubeを始めたいと言ったのは娘の方で

母親は娘の望通りにしてサポートをしてるらしい。

 

「残念ながら、この依頼は無かった事に」

と言ったら、依頼人は俺の胸倉を掴んで怒鳴り散らした。

 

俺はそんな依頼人・・・いや女を鼻で笑う。

 

妹が社会的に成功を収めて悔しかったんだろ?

だから嘘までついて俺達を顎で使おうとしてまで

YouTubeを止めさせようとした。

 

女は妹さんは言葉にはしてないが自分を見下してると

被害妄想と取れる言い訳をする。

 

そりゃあ、あんたが散々妹さんを見下してきたから

そう思ってただけだろ。

 

女は醜い顔で自分は世界の中心、妹は出来そこないと

本性を出してきた。

 

主役になる方法は知らんが逆なら分かる

 

それは、人の足を引っ張る。

そうすれば、主役じゃ無くなる。残念だったね。

 

俺がそう言うと、女は崩れるように膝をつき

泣き出したながら自分は主役で妹は脇役と呟き続けた。

 

二人が帰って来る前に帰ってもらいたいね。

こんなクズの醜態を目にしてほしくないからな。

 

 

 

α月β日

 

ヒサメがいきなり買い出し行こうと言ってきたから

近くの公園のベンチでヒサメを待っていたら

オシャレしてやって来た。

 

しかもヒサメにしては珍しく

胸元が見えて肌の露出が多く

エクステを付けて髪を縛ってる・・・うんエロい。

 

そして可愛い。

これは世の男性惚れるだろ。

 

今日はどうしたんだ?と聞いたら

「た、たまにはこういうオシャレもしたいなぁと思って」

なるほど、確かに女の子なら違う服も来てみたいと

思う事もあるだろう。

女の子の気持ちよくわかってないが。

 

ヒサメからこの服どうかと聞かれたので

エロいと答えたら頬抓られた。

はい!いつものパターンです!

 

でもぶっちゃけ、似合ってはいるし可愛い。

だがヒサメの性格からして正直ちょっと恥ずかしいん

じゃないか?といったら「うん。ちょっとだけ・・・」と答え。

 

まぁ最初はそうかもしれないが慣れれば

気にしなくなるんじゃないかな?

ヒサメみたいな可愛い子が着ても違和感ないし。

と言ったら更に抓る力が強まった。

褒めたのに何で?

 

ヒサメがプリクラの専門店に入りたかったみたいだから

入る事にした。別に急ぎで買い物する訳でもないし

寄り道していくか。

 

あれだろ?最近のプリクラは加工が凄くて

お目目パッチリなんだろ?

この不細工顔も綺麗になるだろうか。

見せてもらおうか、現代プリクラ機の性能とやらを。

 

撮る時、ヒサメが俺の腕に抱き付いた。

ヒサメさん胸が当たってます。

そう言っても離れずぎゅっと抱き付く。

今日のヒサメはやたらと積極的だな。

 

プリクラ専門店から出て

アイスクリーム食べたいと言ってきたから

ヒサメには待ってるように言って俺は買いに行った。

 

買った後、ヒサメの所に戻ると

男達にナンパされてる。

はぁ。まぁあんな美女放っとく男はいないよな

まぁだからって無理矢理連れて行こうとするのは頂けないな。

 

俺は片足を上げ男の顔まで寸止めで蹴る。

とっとと失せないとメット外したジャギの様な顔にするぞ

と言ったら男達は俺に襲い掛かったので

サンジ張りの足技を決めた。

 

おかわりは自由だぜ。

 

ナンパたちは一目散に逃げて行って

俺達は近くのベンチに座って、アイスクリームを食べた。

 

ヒサメの口元のクリームついてたのでそれを取って

食べた。俺の行動がまずかったのか

ヒサメにぽかぽかと肩パンされる。

 

流石にキモかったか。反省反省。

 

今日はちょっとヒサメの行動は謎だったが

何だかんだ楽しかった買い物だった。

 

 

 

 

 

 

ヒサメside

 

ヒサメ「う~~~~!今日の私どう考えても

    空回りしてたよね・・・

    カゲは気にしてなかったみたいだけど

    ドン引きされたかなぁ~・・・////」

 

うわー!!////恥ずかしい!!////死にたい!!////

 

ミキとノリコに唆されてついあんな恰好したけど

やるんじゃなかったー!!////

 

ヒサメ「・・・・カゲ・・・私の事

    どう思ってるのかな・・・・」

 

カゲの事だからカレコレ屋の仲間としか思ってないのかな・・・

 

ヒサメ「まぁ・・・今はまだこの関係の方が

    カレコレ屋やりやすいもんね。」

 

今告白して関係が崩れるのは嫌だもん。

 

え?夏祭りの時に告白してただろって?

あ、あれは場の雰囲気で言っちゃっただけだから・・・

 

って私誰に言ってんだろう。

 

『普段とは違った可愛さがあるな。うん似合ってる。』

 

ヒサメ「・・・ふふ。」

 

カゲが褒めてくれたことで、こんなに嬉しいと思うなんて

やっぱり私はカゲの事が好きなんだな~。

 

今は無理でもいつかはこの想いを伝えたいな。

 

 

 

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