別世界に転移してしまったカゲチヨ(y)は
元の世界に帰るためにチヨと名乗り
カレコレ屋にしばらく住むことになった。
カレコレ屋に居るという事は
依頼が来ることが頻繁にある。
今日は赤い帽子に赤いコートを着た女がやって来た。
「い、今この街では連続殺人事件が起きています。」
「「!!」」
チヨ「・・・・。」
シディ「連続殺人事件!?本当なのか!?」
カゲチヨ「いたずらで言ってんじゃねぇよな?
そもそもだな・・・」
「いいから!!黙ってよ!!私の話を聞いて!!」
チヨ「分かったから落ち着け。お前らも大人しく聞いておけ。
じゃなきゃ本当かどうか判断できんぞ。」
カゲチヨ「ちっ。分かったよ。」
女の挙動不審な態度にチヨは嫌な予感した。
チヨ(こういう予感ってよく当たるんだよなぁ~。)
「と、とにかく今この街で連続殺人事件が起きてるんです。」
チヨ「それはさっき聞いた。連続殺人てことは
被害者は複数人いるって事だろ?」
「は、はい、現在までの被害者は5人。
第一の被害者は株トレーダーの男です。
彼は株で儲けた金で高級レストランに行き
暴食の限りを尽くしていました。その食べ方は
非常に評判が悪く、気の向くままに料理を頼み
好きな物だけ食べ尽くして後は残すという物でした。
その被害者の遺体はとある飲食店で発見されました。
従業員が店に入るとテーブルの上に肥満気味の男が
死んでいたんです。死因は無理矢理食べ物を
食べさせられたことによる窒息と内臓破裂でした。」
チヨ(暴食・・・。)
「第二の被害は働かず親に養ってもらっている女性でした。
怠惰な彼女は初老にもなる親に甘えていつまでも働かず
ゲームやネットサーフィンばかりしてました。
しまいには親は何かを言うと怒鳴りつけて暴れる始末・・・
その被害者はベッドの上に1年以上磔にされていました。
部屋には彼女が磔にされた1年間の写真が貼られていました。
彼女は生きてはいたものの1年間拘束されて生活していた
ことによって廃人になっていました。精神的に死んだと
いってもいいでしょう。」
チヨ(怠惰・・・)
「第三の被害者は不倫を繰り返す俳優でした。
家では妻が一人で育児に家事に大忙しなのにもかかわらず
若手女優と不倫をしていたのです。
彼の色欲は留まるところを知らず、妻が気付き注意しても
彼が不倫を止める事はありませんでした。
その男の遺体は歓楽街の裏路地で発見されました。
彼は性器を爆破されていたのです。爆弾と言うのは
抱え込んだ状態で爆破すると周囲への被害は
少なくなるんですね。その結果、爆破の被害は
最小限になりました。」
チヨ(色欲・・・おいおいこれって・・・)
「第四の被害者は人気モデルです。
彼女は非常に傲慢な性格で周囲のスタッフを奴隷のように扱い
気に食わないスタッフはすぐにクビにするという程でした。
発見された彼女の遺体は、顔が引き裂かれていました。
しかし死因は自分で飲んだ大量の睡眠薬でした。
おそらく自分の美貌を失った事で生きていく事を
諦めてしまったのでしょう。」
女は被害者の性格と死因を事細かく三人に話した。
シディ「惨い事を・・・」
「は、はい、とても恐ろしい事件です。
そして何より恐ろしいのはこの事件は
たった一人の人間の仕業という事です。」
チヨ「おいおいマジかよ。この7つの大罪を一人でやってる
ご苦労さんが居るのかよ。」
カゲチヨ「7つの大罪?・・・・はっ!
暴食、怠惰、色欲、そして傲慢・・・」
シディ「すまないチヨ。7つの大罪とは何だ?」
チヨ「人間を罪に導く可能性があると見做されてきた
欲望や感情のことを指すものだ。
カゲチヨが言った四つ以外に強欲、嫉妬、憤怒の三つがある。」
シディ「では、次の被害者が出る前にその三つの欲を持ってる人を
探せばいいのだな。」
カゲチヨ「んなの無理に決まってるだろ!どんだけ人が居ると
思ってんだよ!!それよりも今の話、本当なのか?
ニュースとかに載ってなかったぞ。」
依頼人に質問したカゲチヨ
依頼人は少し焦ったような顔になる。
「ほ、本当です!全ての事件が発見されたのがほんの半刻前ですから
明日の朝にはニュースで全て明らかになるでしょう。」
カゲチヨ「そいつの目的が7つの大罪を完成させようとしてるかどうかは
分からねぇけどよ。そもそもの疑問なんだけど何でお前
ニュースになっていないことを知ってるんだ?
犯人が一人だって言いきれるんだ?
もしかしてお前が犯人じゃ・・・」
カゲチヨが言い終わる前に女は倒れてしまった。
「「「!!」」」
シディ「大丈夫か!?おい!?」
カゲチヨ「ど、どうなってんだ・・・?」
チヨ「カゲチヨ!救急車を呼べ!早く!!」
カゲチヨ「お、おう!」
救急車を呼び女を運んでもらったが
3人は女の事を考えてた。
シディ「病院に運んでもらったはいいが・・・」
カゲチヨ「毒を飲んでたらしい。助かるかはわかんねーって。」
シディ「そうか・・・」
カゲチヨ「でもなんで毒なんて飲んでたんだ・・・?」
チヨ「もしかしたらあの女も被害者の一人かもしれないな。
彼女言ってただろ?被害者は「5」人って。」
『その通り!』
突然、聞き覚えのない男性の声が響いた。
カゲチヨ「だ、誰だ?」
声の発信源は机の上に置いてあるスマホから出ていた。
チヨ「さっきの依頼人が置いてったものか。」
『そうだね。彼女はちゃんと僕の言う通りにやってくれた。
命がけになれば誰だってそこそこ優秀に動くもんだよね。』
シディ「お前は誰だ?」
チヨ「シディ、こういう事する奴は易々と名乗らないぞ。」
『彼の言う通り当然名乗るつもりは無いよ。
ただ言える事は僕は依頼人の彼女を操ってる凄い人だよ。』
チヨ「地獄の傀儡子気取りか?自分で自分を凄いって言う奴ほど、
案外大したこと無いんじゃないの?」
『君がどう言ようと僕が凄いのには変わりないさ。
さて、なぜ彼女を利用したのか知りたいでしょ?』
スマホからこちらをおちょくるように話し出す。
そんな犯人にカゲチヨはスマホを殴ろうとしたがチヨが止めた。
『彼女は両親に捨てられてね。とある老夫婦に育ててもらったんだ。
それはそれは大事にね。なのに強欲な彼女は介護が必要になった
老夫婦を放ったらかして自分の金儲けの事ばかり。しまいには
僕が美味しいビジネスがあるって言ったらすぐに食いついてきた。
だから彼女に毒を盛って僕の命令を聞いてもらったんだ。
命令を聞けば解毒剤をあげるって言ってね。』
依頼人の生い立ちを話、自分が依頼人に毒を盛った事を
淡々と話し出す。
カゲチヨ「だから彼女は俺達のとこに来て連続殺人事件の話をしたのか?」
『そーだよ。僕の命令通りにね。』
シディ「でも解毒剤は渡さなかった・・・」
チヨ「彼女は強欲だったから死なないと7つの大罪が完成しないから。」
『その通り。君頭いいね。』
チヨ「サイコ野郎に褒められても嬉しくねぇよ。」
チヨは平静に装ってるが、
内心は犯人に苛立ちを覚えていた。
カゲチヨ「クズが!」
『さぁ、彼女は強欲の罪で死んだ。残りは何個だっけ?
とりあえず嫉妬と憤怒は残ってるんだっけ?』
チヨ(確かに残ってるのはその二つ・・・・だがなんだ?
この胸に引っかかるような感覚は・・・)
チヨは自分の違和感の正体を考えてた
カゲチヨ「ふざけんなっ!!」
簡単に人を殺す犯人にカゲチヨは
怒りをあらわにした。
シディ「いったい何のためにこんな事をするんだ?」
犯人に質問をしてみるシディに犯人は淡々と答える。
『世を正す為かもしれないし面白いかもしれない。
それとも僕も脅されてるのかも。そんな事より今は被害者を
減らす方が大事なんじゃない?』
そう答えた犯人。
カゲチヨ「シディ!!こいつのスマホに匂いが残ってるかもしんねぇ!!」
カゲチヨはシディにスマホの匂いを嗅いでもらい
犯人の居場所を特定させようと考えた。
シディ「まだ匂いがある!!俺はこいつの元へ行く!!」
チヨ「俺も行く。」
シディ「いや俺一人で・・・」
チヨ「嫌な予感がする。
悪いがお前が断っても勝手に付いて行く。」
シディ「・・・分かった。」
チヨとシディはカレコレ屋から出て、
犯人の元へと走って行った。
ザッザッザッ
夜の中、シディの後に付いて行くチヨ
しかしチヨは走りながらも考え事をしていた。
チヨ(何だ?何かが引っかかる・・・。
7つの大罪は本当にあと2つなのか?
暴食は窒息と内臓破裂、怠惰は廃人化、
色欲は爆破、傲慢は睡眠薬の過剰摂取
そして強欲は毒殺・・・
・・・待てよ。一人だけ死んでいない!)
シディ「チヨ!!ここだ!!」
匂いの場所を突き止めたシディ
マンション中に入り確認すると、椅子にコートが掛けてあった。
辿った匂いはこのコートからしていたのだ。
シディ「コート・・・」
チヨ「シディ。どうやらこれは罠の様だ。」
チヨが椅子の下を見ると時限爆弾が置いてあった。
チヨ「怠惰は俺達のどちらからしい。」
シディ「どういうことだ?」
チヨ「依頼人が話した被害者、一人は生死不明だが
三人は死んでいるが、一人は廃人化で死んでねぇ。」
シディ「なら残ってるのは憤怒と嫉妬と怠惰の三つ。」
チヨ「根拠のない憶測だが、次に狙われるのはカゲチヨだ。」
シディ「なぜそう思う?」
チヨ「それはこの爆弾をどうにかする後で話す。」
チヨはそう言い残り時間わずかな爆弾を片手で持った。
シディ「チヨ!?どうするつもりだ!?」
チヨ「んなの簡単な事だ。被害を出さないようにする為さ。」
チヨは左腕の袖を降ろし、ファイズアクセルのスイッチを押す。
チヨ「十秒で帰って来る。」
『START UP』
チヨは軽く飛び
高速でマンションの屋上に上り
思いっきり遠くへと上空に投げた。
『3』
そして指を銃状にし
『2』
血放弾をぶっ放す。
『1』
爆弾は上空で爆発した。
『TIME OUT』
チヨ「ふぃ~。」
チヨとシディが出て行った数十分前。
カゲチヨ「俺にも出来る事を・・・」
「カゲチヨ君、君は勘違いしてるよ。」
カゲチヨの背後からシディやチヨとは違うから男性の声が聞こえた。
振り向くとそこには一人の青年がスマホを持って立っていた。
カゲチヨ「お前は・・・」
「僕だよ、僕」
カゲチヨ(スマホとこいつ、両方から同じ声が・・・)
カゲチヨの前に現れたこの男性は
7つの大罪を実現しようとした犯人だった。
カゲチヨ「お前が電話の・・・俺が何を勘違いしてんだよ?」
「7つの大罪で残ってるのは憤怒と嫉妬の二つじゃない」
カゲチヨ「えっ!」
「依頼人の女の話でもう1人死んでない奴が居なかったかい?」
犯人の発言にカゲチヨは何かに気付いた。
カゲチヨ「っ!怠惰は廃人になっただけで死んじゃいねぇ!!」
「そう、怠惰はまだ死んでない。じゃあ、怠惰は誰なのか?」
カゲチヨ「ふざけるなっ!!」
カゲチヨは犯人の男のコートを掴み
怒りをあらわにする。
カゲチヨ「早く言え!!」
「君の近くに居るだろ?偶然授かっただけの強力な力で
本人は大した努力もせず上手くやってる怠惰な奴がさー。」
カゲチヨ「!?」
次の犠牲者は怠惰、それはシディの事だと
カゲチヨは気付く。
「今頃僕が仕掛けた爆弾を見つけてる頃かなぁ」
カゲチヨ「あ、あいつが爆弾なんかで簡単にやられるかよ。
いくら夜であいつの力が落ちるからって、爆弾を見つけて
逃げるくらい簡単なはずだ・・・」
「んー、どうかな?さっき強欲な彼女が刷り込みをしたからねぇ。」
カゲチヨ「刷り込み?」
「自分が犠牲になれば周囲の人は助かるっていう刷り込みさ。」
カゲチヨは依頼人の女が言ってた
「爆弾と言うのは、抱え込んだ状態で爆破すると周囲への被害が少なくなる。
その結果爆破の被害は最小限になる。」
という発言を思い出した。
もし刷り込みでシディがそんな行動をとってしまえば
無事では済まない。
「今頃シディ君が逝っちゃったかな~?
あのチヨ君って言う子は巻き込まれて可哀想だけど
まぁ一人くらい死んでもついでってことでいいか~。
これで怠惰は完成だね。残りは嫉妬と憤怒。」
カゲチヨ「う、嘘だろ・・・」
カゲチヨの動揺な表情を見た犯人は
喜びの表情を見せた。
「あー、その顔が見たかったんだよ!!
僕はね前からカゲチヨ君に嫉妬しててさ、分かるかい?
僕はお前らのYouTubeチャンネルのアンチなんだよ!!
お前さぁウザいんだよ!!陰キャみたいなフリして
実はイケメンと美女の仲間がいるのがウザい!!
なんやかんや楽しそうなのがウザい!!
依頼が上手く行くのがウザい!!
お前の都合のいいように行く全ての事がウザい!!
ウザい!!ウザい!!ウザい!!ウザいんだよー!!
アハッハハハハハハハハ」
男はカゲチヨにそんな発言をして
狂うように壮大に笑い出し始めた。
カゲチヨはそんな男に殺意を湧いて、男を殺そうとした・・・・
チヨ「うるせー。近所迷惑だろーが。」
そう言葉と共にチヨの飛び蹴りが男の顔面に直撃し
男は吹き飛ばされた。
「ぐへっ!!」
カゲチヨ「ち、チヨ!!それにシディも!!無事だったのか!?」
シディ「あぁ。チヨが爆弾を何とかしてくれた。」
チヨ「この通り掠り傷もなくピンピンよ。」
「な、なんで・・・カゲチヨが二人も・・・
双子だったのかよ。それに爆発してたんじゃ・・・」
チヨ「お前凄い人なんだろ?それくらい自分で考えろバーカ。」
舌を出して犯人を小馬鹿にする。
シディ「チヨの言う通り、次に狙われたのはカゲチヨだったみたいだな。」
カゲチヨ「チヨ・・・気付いてたのか?」
チヨ「あぁ。ここから出た時だがな。
ま〜さか嫉妬がこの男自身だったとは予想外だわ。
俺達が死んで怒りに満ちたカゲチヨに殺され
なにかの方法でカゲチヨも殺すって策って所か?」
シディ「だが、どうやって?カゲチヨは不死身だぞ?」
チヨ「さぁーね。それは本人に聞かんとわからん。」
そんな会話をしたチヨたちに安堵したカゲチヨ。
しかし蹴られた犯人は計画が滅茶苦茶になった事で
怒り心頭していた。
「ふざけるな!!有り得ないだろ!!普通爆発で死ねよ!!
何で死んでねぇんだよ!!」
チヨ「おいおい嫉妬と憤怒持ちのハイブリット君か?
お前の誤算は、俺の事を計算に入れなかった事だ。」
「あー!!お前のせいで!!お前のせいで!!
あとちょっとで全部上手く行ったのに!!
くそっ!!くそっ!!くそがっ・・・・!!
うっ!!あぁっ!!く、くそが・・・」
犯人の男は叫んだあと胸を押さえ苦しみだし
床に倒れた。
カゲチヨ「おい、どうなってるんだ?」
シディ「カゲチヨ、何かしたのか?」
カゲチヨ「や、お、俺は何もしてねーよ。」
シディ「じゃあ・・・」
チヨ「俺は蹴ったこと以外は何もしてねぇよ。」
カゲチヨ「原因それじゃねーのか?」
チヨ「え?まじ?」
男が倒れた事で困惑している三人に
男は苦しみながら起き上がり笑った。
「ハ、ハハハ・・・僕の身体には猛毒が仕込んであるんだ。」
カゲチヨ「猛毒?な、何の為に・・・?」
「ふ、憤怒にかられたお前は吸血鬼の血液を操る能力で僕を攻撃する・・・
すると僕の体内に流れる猛毒が君の血と混ざる・・・
そういう算段だったんだ・・・」
このまま怒りに任せてカゲチヨが男に攻撃してしまったら
猛毒に犯されることになっていた事になる。
「ま、この毒でゾンビと吸血鬼のハーフの君が死ぬのかは謎だけどね・・・」
そこまでして自分を殺したかったのか
男の執着心に動揺するカゲチヨ。
「ま、まぁいいや・・・7つのうち6つは達成できたし・・・ね・・・」
チヨ「自分が嫉妬と憤怒を引き受けるってか
あんたの執着心には脱帽ものだが・・・・俺が簡単に殺すと思うか?」
「は?・・・・うぐっ!!」
チヨは男の胸を指数本を深く抉る。
シディ「チヨ!!お前何を!!」
チヨ「こいつの猛毒を全部吸い尽くす。」
カゲチヨ「お、お前。そんな事できるのか!?」
チヨ「さぁ?」
カゲチヨ「さぁ?ってお前な!!」
チヨ「どうせ死ぬんだ。だったら俺の実験台になってもらう。」
「はは、君は馬鹿なのかい?例え吸い尽くしても・・・
体内の猛毒が君の体内に入り込んで苦しむ事になるんだよ?」
チヨ「その辺は安心しろ。俺は毒が聞かない体質だから。」
チヨは男にそう言った。
男が悲鳴上げるほどチヨの表情は無表情。
しかしその無表情さが男に恐怖心を抱かされた。
チヨ「散々人殺しておいて楽に死ねると思うなよ。
お前は死よりも苦痛な生き地獄を味わらせてやる。
俺はこいつらみたいに、甘くは無い。」
あれから数日
男は無事に毒を吸い出され、
そのまま連続殺人の容疑で警察に連行された。
依頼人の女はなんとか助かったと病院から連絡が来た。
三人はソファに座りながら犯人の事を考えていた。
カゲチヨ「それにしてもとんでもねぇ奴だったな・・・
結局目的も謎のままだし・・・」
シディ「一体何がそこまであの男を駆り立てたんだろうな。」
チヨ「さぁーな。サイコ野郎の考えなんて分かんねぇし分かりたくもねぇ。」
カゲチヨ「お前、あいつに生き地獄を味わらせるって言ってたけど
何するつもりだよ?」
そうチヨに質問するカゲチヨ。
そんなカゲチヨにチヨは
チヨ「な~んにも。」
っと軽く答えた。
シディ「何もしないのか?」
チヨ「当たり前だ。何であんな奴のために能力と労力を
使わないといけないんだよ。」
カゲチヨ「じゃあ何であんな脅すような事言ったんだよ。」
チヨ「あぁ言えば。恐怖心を芽生えさせてこれ以上被害を出させないように
と思って言っただけだ。」
チヨの説明にカゲチヨとシディは笑い出た。
カゲチヨ「俺達みたいに甘くは無いって言っておきながら
お前の方が甘いんじゃねぇーの?」
シディ「うむ。どの世界でもカゲチヨは優しいな。」
チヨ「バカヤロー。俺が優しかったら全人類優しいよ。」
これで、7つの大罪連続事件は幕が下りた。