カゲチヨ日記   作:yakyo

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別世界のカレコレ屋PART5

別世界に来てしまったチヨことカゲチヨは、別世界のカレコレ屋にて元の世界に戻るためにしばらく住む事になった。

 

さて、今日もカレコレ屋に依頼人がやって来た。

 

「ぜひとも我が社の新商品「超能力ドリンク」の

 被検体になって頂きたいのです!」

 

会社員の男性が「超能力ドリンク」という飲み物一瓶机に置いて

被検体になってほしいと言ってきた。

 

シディ「ほう、異宙にはそんなものもあるのか。」

チヨ「もし本当なら、世の中超能力者だらけだな。」

ヒサメ「ちょっと胡散臭いけどね・・・」

「そんな事はありません!!」

 

そう言って、依頼人は気合を入れる声を出すと、机に置いていた瓶が浮いていた。これに反応したのがカゲチヨでとても感心していた。依頼人が飲んで生まれた能力が「サイコキネシス」との事だった。ヒサメとカゲチヨは瓶を触って手品じゃないかと確認している。

 

シディ「なるほど、効果は確かなようだな。」

チヨ「だが飲むだけで超能力を得るのは相当特殊な薬だぞ。

   何か副作用とかあんじゃねぇーのか?」

「いえいえいえ。この薬はかなり成分を薄めているので

 一切副作用などはありません?」

チヨ「本当か?異宙の飲み物ってだけで信用できないんだが?」

「本当です。そのかわり効果が続くのは一日だけですが・・・」

カゲチヨ「よし、この依頼引き受けます!」

 

瓶を持って依頼を引き受ける事にしたカゲチヨ。ヒサメとシディは心配そうにカゲチヨを見る。

 

ヒサメ「いいの?なんかちょっと怖くない?」

カゲチヨ「副作用も無いし一日だけしか効果がないなら大丈夫だろ。

     それになんか面白そうだし!」

チヨ「フラグ立てまくるな~こやつは。」

ヒサメ「大丈夫かなぁ・・・」

「ありがとうございます!それではもう一本だけ置いておきますので

 どうかよろしくお願いします。」

 

カバンからもう一本超能力ドリンクを机に置いたらそのまま帰って行った依頼人。もう一本渡されてもカゲチヨ以外誰が飲むか・・・と思っていたら。カゲチヨはもう一本の瓶を持ちチヨに手渡した。

 

カゲチヨ「お前も飲んでみて、どうなるか試してみようぜ!」

ヒサメ「ちょっと!チヨを巻き込まないでよ!!」

カゲチヨ「別に良いだろ。副作用ないって言うし

     同じ俺なら試さないわけにはいかないだろ!」

ヒサメ「どういう理屈だよ。」

 

二人のいつもの言い争いをしてる横目にチヨは瓶を持ってカレコレ屋から出ようとした。それを見てシディはチヨを引き止める。

 

シディ「待て。どこ行く気だ?」

チヨ「誰も居ない所。飲んで暴走して人様に

   迷惑掛からないようにするためにな。」

シディ「お前もそのドリンクを飲む気なのか?」

チヨ「まぁな。どんな能力が付くのか気になるし、

   それをきっかけに新しい技が出来れば儲けもんだ。ケッケッケッケッ。」

 

チヨの怪しい笑みにシディは後ずさりしてしまった。この主人公。とんだ修行馬鹿なのかもしれない。

 

 

 

ヒサメside

 

私達が言い合ってる間に、チヨは瓶を持って何処かに行ってしまったらしい。心配だな~。一見しっかりしてるけど、チヨはカゲと同じで無茶しそうな性格なんだよなぁ~。そう考えながらも誰が飲むか決めてたけど、カゲ自ら飲む事になった。まぁ言い出しっぺだし、本人も飲む気満々だったからね。

 

カゲチヨ「なぁなぁ、これ飲んで俺が滅茶苦茶強くなったらどうする?」

シディ「どうすると言われても。」

ヒサメ「効果は一日だけなんだし、別にどうでもいいかなぁ。それより、チヨが心配。」

カゲチヨ「ヒーちゃんはチヨの事、お兄ちゃんて言うくらいだから

     心配なのは仕方がないか~。」

ヒサメ「そ、そんなんじゃないから!!////

    それにあれはただの言い間違いだから!!////」

カゲチヨ「いや、どうやったら言い間違えるんだよ。」

ヒサメ「と、ともかく、カゲが強くなっても興味ないから!」

カゲチヨ「えーつまんねぇの。」

 

そう言うと何を考えてるのか分からないけど、カゲは何かを決意したかのように拳を握りドリンクを一気に飲んだ。

 

カゲチヨ「うっ、まじぃ・・・」

ヒサメ「どう?何か変わった感じとかする?」

カゲチヨ「いや特には・・・。とりあえずちょっと試してみようぜ。」

 

そう言って掛け声とともに瓶を浮かそうとしたけど浮かばなかった。飲んでもすぐに効果が出ないのかなぁ?そういえば説明も何もされなかったっけ?やっぱり超能力ドリンクなんて嘘だったのかな?カゲはつまらなそうな表情してたら、カゲの後頭部に火が点いて燃えてた。

 

ヒサメ「ちょっとカゲ!!頭!!」

シディ「燃えてるぞ!!」

カゲチヨ「え?うわあああああああ!!何だよこれ!!!!」

 

ジタバタとしてるカゲに慌ててバケツに水を入れてカゲにぶっかける。そのおかげで何とか火は消えた。でも、どうして急に燃えだしたんだろう?

 

シディ「ウヌ?これは・・・」

 

瓶を持ってラベルの説明を見たシディ。何か気付いたみたい。

 

シディ「どうやらこの薬は依頼人が飲んでいたものとは違う物のようだな」

ヒサメ「「パイロキネシス」・・・ってことは・・・発火能力?」

カゲチヨ「俺別に炎出そうとはしてなかったんだけどな。」

ヒサメ「とりあえずもう一回試してみれば?

    また燃えたらすぐに消してあげるから!」

カゲチヨ「なんかノリノリになってない?」

 

あ、バレたか。だってまさか本当に能力が出ると思わなかったから・・・。もしかしてチヨが持っていたのも同じ物なのかな?大丈夫かなぁ~。カゲでさえこんな慌てっぷりだし。カゲは意を決し炎を出そうと構え、私もいつでも消せるように水が入ったバケツを持って構える。

 

カゲチヨ「はぁ!!」

 

掛け声とともに炎が出て燃え上がった・・・・カゲの身体が。

 

カゲチヨ「うあぁぁぁぁぁ!!あちい!!!」

 

私は思いっきりカゲに水をぶっかけた。まぁそう上手く行くわけないよね。うん、分かってた。飲んだのがカゲでよかった。私とシディだと火傷しちゃうもん。

 

カゲチヨ「全然コントロールできねぇ・・・」

シディ「どうやらパイロキネシスと言っても

    炎が出せるものでは無く、体が燃える能力のようだな。」

カゲチヨ「不良品じゃねぇか・・・。ったくどうすりゃいいんだよ。

     そのうち勝手に燃え始めたりするんじゃねぇの?」

ヒサメ「その可能性はあるよね・・・

    あ、そうだ!一日中お風呂に入ってれば?

    そうすれば急に燃えたりしても大丈夫でしょ!」

カゲチヨ「やだよ!ふやけちまうじゃねぇか!」

 

いい案だと思ったのになぁ~。とりあえず今日一日は外出しないようにする事になった。

 

シディ「チヨの事が心配だ。大丈夫だろうか?」

カゲチヨ「あいつもきっと苦労してんだろうなぁ~。」

ヒサメ「巻き込んだあんたが言うか。」

 

 

 

 

チヨside

 

さて、俺がいつも特訓してる場所に到着。ゲンレイが住んでると言う寺が無い事以外いつも特訓してる場所だ。この世界にゲンレイはいないのか?と思うが今はいい。俺は飲む前にラベルの説明を読んだ。いや何入ってるか分かんないから怖くて飲めないじゃん?・・・ふむ、「パイロキネシス」・・・発火能力か。とりあえず俺はドリンクを一気に飲んだ。うん。不味い。もう一本・・・じゃなくて、俺は試しに手を発火させようとしたら本当に燃えた。超熱い。とりあえず地面に火拳をぶちかました。

 

ドォォォン!!

 

チヨ「・・・ワァオ」

 

地面が壮大にへこみ、所々火が出ていた。これは良いものを飲んだもんだ。一日だけだが色々試してみるか!!

 

 

 

超自然発火能力 ドーン!!

 

邪王炎殺煉獄焦 ドガガガガガガ!!

 

竜の鉤爪 ドン!!

 

血鬼術 爆血   ボォォン!!

 

バーニングスマッシュ ドドォォン!!

 

 

 

 

ウルトラダイナマイト!!  ドガァァン!!!!

 

 

・・・・・・

 

こんなの一日しかできないとかふざけんなコノヤロー!!

 

俺は内心そう思いながら色々な技を試し、満足するまで特訓した。数時間が経ちいい加減帰る事にした。流石に夜遅くに帰って来ると心配しそうだしなぁ~。

俺がカレコレ屋に戻ると何故かカゲチヨがほぼ全裸で氷漬けになってた。いやちゃんと股間あたりにはタオル巻いてあるからセーフだよセーフ。

 

チヨ「何があったんだよ。」

シディ「チヨ!ボロボロじゃないか。

    どこ行ってたんだ?」

チヨ「ん?ちょっと森の奥ら辺に。

   それよりカゲチヨは何で氷漬けにされてるんだ?」

ヒサメ「それは・・・まぁ察して」

チヨ「OK分かった。」

 

まぁ見る限り俺と同じ発火能力に目覚めたがコントロールが上手く出来なくてつい発火で体が燃えたから風呂に突撃しようとした所、着替え中のヒサメに遭遇して氷漬けにされたって所か・・・・いや、多分違うな。どこのラブコメ漫画だって話だよ。そもそも俺と同じとは限らないしな。やめよ。考えるだけで無駄無駄。こいつらがいいなら無視しても大丈夫だろう。

 

ヒサメ「それはそうと、チヨの服はボロボロだけど無事みたいだね。

    よかった。」

チヨ「お?心配してたのか?」

ヒサメ「そ、そんなんじゃないから!!

    人に迷惑掛けたりとかしてないかなぁって

    思ってただけだから!!////」

チヨ「その辺はちゃんと考慮してるから安心しろ。」

ヒサメ「ちょっと!あ、頭撫でないでよ!!////」

チヨ「おっと、向こうのヒサメに対しての癖が。

   キモかったな。すまん。」

ヒサメ「え、い、いや。別にそこまで嫌じゃ・・・。」

 

いくら同じヒサメだからって女性に気軽に触るのは良くないよな。今度はちゃんと気を付けよ。

 

シディ「ところで、チヨは飲んでみてどうだったんだ?」

チヨ「あぁ、とりあえず自爆攻撃は体力減るから

   止めておけばよかったと思った。」

ヒサメ「何があったの!?」

 

一日経ってカゲチヨの発火能力は無くなったらしいが、何故か俺だけ突然変異なのかご都合主義なのか分からないが、特訓ほどの威力は弱いけど発火能力が使えるようになった。

よっしぁぁぁぁぁぁ!!

 

ヒサメ「ガッツポーズするほど喜んでる。」

シディ「能力が使えるようになって

    よっぽど嬉しかったんだろうな。」

カゲチヨ「何であいつだけ残ってるんだよ!!ずりーぞ!!」

 

残念だったな。これが特訓してる奴としてない奴の差なのさ!

 

 

 

 




超自然発火能力 仮面ライダークウガアルディメットフォーム(仮面ライダークウガ)
邪王炎殺煉獄焦 飛影(幽遊白書)
竜の鉤爪 サボ(ワンピース)
血鬼術 爆血 禰 豆子(鬼滅の刃)
バーニングスマッシュ 仮面ライダーギャレン(仮面ライダー剣)
ウルトラダイナマイト ウルトラマンタロウ(ウルトラマンタロウ)
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