カゲチヨ日記   作:yakyo

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α月β日

 

ヤンキーっぽい見た目の男性がカレコレ屋にやって来た。

彼が言うには3年付き合った彼女が好きな人が出来たからと言ってフラれたらしい。

 

依頼内容は、連絡つかないから探してほしいとの事。

二人は乗り気ではなかったが、何か裏がありそうな予感がしたから

依頼を受けることにした。

 

たまにだけど、こういう予感ってよく当たるんだよねぇ~。

当たるならゲームガチャにしてほしいよ。

 

んで、依頼人の彼女を探した結果やっぱり当たったよ。

どうやら依頼人の彼女は、異宙の金持ち王子と結婚する事で

両親を返すと約束していたらしい。

 

依頼人の愛の叫びで、涙を浮かべる彼女。

SP複数人で依頼人を襲い掛かりそうだったので、俺達で再起不能にしてやった。

人の恋路を邪魔する奴は馬に蹴られて地獄に落ちろ。

 

まぁ、俺達の目的は彼女を探す事。撃退の依頼は別料金にしてもらうからな。

 

バカ王子は、ヒサメの電撃でノックアウト。

彼女の両親も無事。二人は晴れて恋人同士に戻った。

これにて一件落着。なんてな。

 

ちゃんちゃん。

 

 

α月β日

 

今日は別荘に得体の知れない何かが住み着いてるらしいから、

確認して欲しいっという依頼で洋館に来ていた。

 

ぶっちゃけ副業してて寝不足だったんで、シディとヒサメに任せて外で

大人しく待っていたら、変な幼女に話しかけられた。

 

何でも名前は死亡フラグっていう死神なんだと。

死亡フラグが立った時に、そいつの前に現れるんだとか。

死神だったらもっとオサレな服装してほしい所だ。

何だよ黒Tシャツに死亡って。寝間着か?

 

何でも危険な場所で一人で別行動とってる事がフラグだと言う。

だから俺の前に現れたとか・・・

フラグなんて俺以外にも建築してる奴とかいるだろ。

ホラー映画にでも行ってこい。フラグだらけだぞ。

 

この幼女が居る限り死はまぬがれないと言う。

残念だったな!いくらフラグを立てようが俺は不死身だから無意味なのだ!!

 

二人が戻って来て、俺の友達と勘違いされた。

俺はロリコンでも犯罪者予備軍でもねぇ。

 

二人も戻ってきた事だしさっさと中入って依頼を終わらせに行く。

死亡フラグが本当に立つのか試しに、「俺、生きて帰ったら彼女と結婚するんだ」

って冗談言ったら天井についてるシャンデリアが落ちて俺に命中。

 

おぉ~これがフラグか。まさか自分の身に起きるとは。

幼女は俺が死なない事に驚いてた。

 

今度は誰かが触れた気配がした。

3人に聞いても触れてないと言う。

 

こんな不気味なとこいられるか、俺は外に出るっとフラグ立ててみた。

すると部屋に証拠っぽい物を見つけた。

 

これも幼女からしたら死亡フラグらしい。

主役より先に真実にたどり着くモブキャラは死亡するらしい。

俺がモブキャラとはよくわかってる幼女じゃないか。

 

んで上から怪物が襲ってきたので返り討ちにしてやった。

幼女は驚いてるが気にしない。

さて、依頼を終わらせて帰るか。寝たい。

 

幼女は消えかかっていた。

殺しやすそうな人を探すそうだ。

幼女から「わざと死亡フラグ立ててましたよね?」っと言う。

そりゃあ、死なない俺がフラグ立ったらどうなるか試したかったからな。

 

続けて「お二人を危険に晒さないように、わざと自分に死亡フラグを立ててましたよね?」

っと言いだす。

何の事だかさっぱりだ。

 

幼女は無事に帰って行った。

二度と会いたくねーな。

 

 

α月β日

 

カレコレ屋共有のPCでメールを確認していた。

「私を助けてください」というタイトルで。

本文を見たオレは、急いでカレコレ屋を出た。

ヒサメが何か叫んでたが気にせずに俺は走って依頼人の家に向かった。

 

メールの本文にはこう書いてあった。

「私の名前はジニーです。肌が鱗になる奇病患者としてメディアに露出しているので知ってる人も居るかもしれません。私には大きな秘密があります。私は実は健康体です。生まれつき何の異常もありません。母は私の為と言い、肌をナイフで抉り取り寄せた鱗を埋め、私の髪を剃り車椅子に乗せ、奇病な患者だと洗脳しました。母は私が鱗を埋めるのが嫌だと言うと、地下室に連れて行き、声が出せなくなるまで殴り続けました。皆さんはあの人が何故そんな事をしたかって疑問を抱くと思います。あの人は子供の病気を偽り、熱心に看護するフリをして、周囲の注目を集めたかったのです。しかし、母の計画に問題が発生しました。私の成長に伴い母は私を支配できなくなると感じ始めたのです。そんな時、母は掣肘グソクムシという異宙由来の寄生虫を見つけました。掣肘グソクムシは寄生した生物の脳に住み付きその生物の意識を奪って、言われるがままの人形に変えてしまします。今、あの人は掣肘グソクムシを通販で取り寄せようとしています。掣肘グソクムシを入れられたら、私は死んだも同然です。ずっと母に支配されてきて、一度も自由を知らずに死ぬなんて絶対に嫌です。これを見た誰か私を助けてください・・・

あの悪魔を殺してください。」

 

内容読んだだけでも胸糞悪いのに

最悪なのが、このメールは複数のアドレスに一斉送信している事。

 

これを読んだ他の奴が、ジニーって子の母親を殺してしまったのかもしれない。

正直母親はどうでもいい。心配なのはメールを送ったジニーって子だった。

 

依頼人の家に着いたがすでに遅かった。

 

母親は死に、その母親を殺した奴は金を貰ってやったらしい。

この事件は大ニュースとなった。

彼女の生い立ちから減刑はされたが殺人教唆の罪で実刑が下された。

 

俺は刑務所の面会室にジニーと初めて会った。

どうやら面会に来たのが俺が初めてらしい。

本当だったら一ボケしたいところだがそんな気分ではなかった。

 

彼女の表情を見て無駄だと思うが

刑務所から出たら一緒にカレコレ屋をやってみないかと誘ってみる。

 

断られた。

 

そうだよな。せっかく手に入れた自由なのに縛られたくないよな。

 

これ以上、俺からは何も言わなかった。

 

 

α月β日

 

今日12月24日

世間で言うクリスマス。二人は予定あるが俺には予定は入ってない。

つまりクリボッチである。

 

まぁ俺がする事と言えば副業とゲームと修行くらいしかない。

たまにはのんびりしようと思い、ケーキ買って声優の生番組でも見てゆっくりする。

というか今月入ってから働過ぎなんだよ俺。

 

一日くらい休んだって罰は当たらないだろ。

 

マンションの自分の部屋で悠々自適に過ごし、ボッチライフ満喫してた。

深夜になったし寝ようと思ったら、ヒサメやシディやアサヲ達から

メール来てたのに気付いた。

 

ヒサメからは用事済んだからカレコレ屋に戻るねとのことで、

シディからは、こっちに来て一緒にクリスマスを過ごさないか?とのことで、

アサヲ達からは闇鍋パーティーしようぜとの内容だった。

全然気づかなかった。

 

とりあえず謝罪のメールして寝よう。

 

後日ヒサメに「部屋に居るならちゃんと言ってよね!」っとプンスカして

小言と言われたでござる。

 

 

α月β日

 

カレコレ屋にて、依頼人の女子高生が来た。

今回の内容は友達に呪いをかけた犯人を探し出してほしいとのこと。

 

どうやら彼女含めた仲良し5人組グループが呪いのペンを見つけたと言う。

 

説明書があるらしく、ペンの使い方が書いてあった。

まずは、呪いたい人の名前を紙に横書きにして

名前を書いた下に、相手の名前の一番左の1文字を「呪」に変えて書く。

さらにそのまた下に、相手の名前の1文字目、2文字目を「呪」に変えて書く。

これを繰り返していって、相手の名前を全て「呪」にする。

 

俺が呼んでる最中シディが紙に説明したとおりに書いていた。

俺の名前で。

 

この野郎、俺に何の恨みがあんだよ。

とりあえず止めさせた。

ガチで呪われたらどーすんだこの阿呆が。

 

んで、説明書の最後に

書いた紙を黒と赤のインクで塗りつぶしたら終わりです。

っと書いてある。

 

呪われた経緯の話だが、ペンは5人しか知らない場所に隠してたが

友達の一人が倒れ、依頼人が説明書通りの手順で書かれた呪方法の紙を

見つけ、その日からイーコって子が倒れたとのこと。

 

まぁ、隠した場所が5人しか知らないんだから4人の中に書いたやつがいるだろう。

シディに手紙の匂いを嗅がせておいて、一人一人当たっていく。

 

容疑者その1、ディーミ。イーコとは仲良し。

彼女は思い当たりはなさそうだ。

シディも違うと首を橫に振った。

彼女の口からペンの説明書に呪いをかけた人の手で紙を破れば呪いが解けると言う。

 

容疑者その2、シイカ。イーコと同じバドミントン部。

イーコが倒れてから試合に出れるようになったとか。

シディは首を横に振る。

彼女も違うそうだ。

 

容疑者その3、ビイナ。イーコの恋人の事を好きだった子。

シディは頷いた。

ヒサメが問い詰めると彼女は動揺。素直には白状した。

自分の好きな人がイーコが付き合ったから・・・。

呪を最後まで完成させなかった理由が怖かったから途中でやめたらしい。

 

この時点で、大体犯人は分かった。

 

ビイナは紙を破き、依頼人は泣きながらビイナに怒った。

 

つい「なに泣いてんだよ。アンタにその子を怒る資格はねぇよ。」と言ってしまった。

ワザトジャナイヨー。

 

依頼人だけでなくヒサメ達も目を見開いて俺を見た。

 

この呪は黒と赤を塗りつぶして初めて完成する。

だがビイナは名前を呪にするまでしか書かれておらず塗りつぶしてなかった。

 

未完成だと呪われない事を俺自身がすでに体験している。

まさかシディが俺の名前で書いた物が役に立つとはな。

 

つまり、ビイナ以外の誰かが完成形の呪いの紙を持っている事になる。

 

依頼人は、自分が犯人じゃないと主張するが、

俺は黒と赤で塗りつぶした呪いの紙を出すと

彼女は慌ててポケットを確認する。

無論これは、ただインクで塗りつぶしただけの紙。

 

間抜けは見つけたようだ。

 

依頼人は、ビイナが書いた未完成の呪いの紙を見つけ、ビイナに罪を擦り付け

イーコを呪う計画を立てた。

ビイナを犯人に仕立て上げ俺らを利用した。

 

なぜ分かったのか。それは依頼人が呪いの解除方法を説明しなかった事。

 

観念したのか、彼女はディーミを呪った動機は幼馴染をディーミに奪われたという。

 

正直、彼女のWSS(私が、先に、好きだったのに)なんてどうでもいい。

とっとと紙破いてもらって依頼を完了させる。

 

 

α月β日

 

イーコは呪いが解け元気になったらしい。

 

だが、彼女たちの友情関係に亀裂が入ったのは事実だ。

もう今まで通りに友人関係は続けられないだろう。

人を呪えば穴二つって地獄な少女も言ってたしな。

 

しかし、なぜ呪いのペンがあの5人に渡ったのか疑問が残る。

 

誰かが何らかの意図で配ってたら・・・。

 

考えた所で答えは出なかった。

 

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