α月β日
今日は依頼で犬探し。
こういう動物系の依頼は大変なんだよなぁ~。
特に猫とかは気まぐれだからどこ行くか分かんねぇし。
能力で犬を具現させるようになってからは多少楽になったが
そうじゃなきゃもっと時間掛かったんだろうな。
いやぁ~具現能力覚えてよかった。
そう思ってるとヒサメに頭叩かれた。
何しよっと!!あ?蚊が頭についてたって?
いや普通に言えよ。何のために口ついてるんだよ。
頭をさすってると目的の犬が通り過ぎ
俺達は追いかけて捕まえた。
まったく世話が焼ける犬だ。
こら、顔を舐めるな。ヒサメは笑うな。
っというか、さっきから俺らに付いて来てる
子供は何なんだ?
俺はその事を気になりながらも
いったんカレコレ屋に戻り犬を依頼人に返した。
んで俺達を付けてた子供は
シディのところに行ってたらしく
よくわからないが見つかって逃げたみたいだ。
俺が子供に声を掛けると、子供から怪人だと言われた。
酷いなぁいくら陰キャだからって
怪人と呼ばれるのはちょっと傷つくな。
せめてグロンギとかアンデッドって言ってくんない?
・・・あ、結局怪人じゃねぇか。
何を勘違いしたのか
俺等を悪の怪人組織と勘違いしてるようだ。
まぁ誤解されるのもあれだからカレコレ屋に連れて行った。
ジュースくらいは用意してやるよ。
子供の名前はケンタと言うらしい。
そのケンタの話を聞くと
俺達が悪事を働こうとしたからと言う。
それを聞いたヒサメは笑顔で優しく誤解を解こうとした。
ヒサメの笑顔を見たケントは頬を赤くした。
あらあら。赤くなっちゃってまぁ~。
「そんなのに騙されないからな!!」と言って
走って出て行ってしまった。
こりゃあ誤解を解くには骨が入りそうだ。
俺達はケンタを追いかけてると、悲鳴が聞こえた。
聞こえた場所に向かうとそこには見るからに
悪の組織の幹部っぽい奴と戦闘兵が複数居て
ケンタが捕まって縛られてるじゃないか。
こりゃあアレだ。ヒーローとして助けてやらんとな!
ケンタと悪の組織の前に出た俺達。
「陰キャ莫大!!カレコレッド!!」
「遊び爆発!!カレコレイエロー!!」
「かか、可愛さ驀進!!カレコレブルー!!////」
「荒ぶるDNA!!混血戦隊カレコレンジャー!!」
アバレンジャーの決め台詞と
決めポーズを決めた俺達。
おいヒサメ照れてるんじゃないよ。
照れれば余計恥ずかしくなるぞ。
全力でやれば恥ずかしさなんて吹き飛ぶさ。
さて名の知らない悪の組織よ覚悟は良いか?
荒れるぜ~!止めてみな!!
数分で組織を叩き伏せてケンタを開放。
やっと自分の勘違いに気付いたケンタは俺達に謝罪。
まぁこれで誤解も解けた事だしよかったよかった。
α月β日
学校で教師から文化祭の後夜祭
フォークダンスやるから男女ペア作っとけと言われた。
うっそ~ん。陰キャにそれはハードル高いって。
強制なん?鬱やわ~。
・・・・うん文化祭仮病使おう。
俺一人いなくても文化祭は回る。問題ない。
その間ゲンレイの所に行って来ようかな~。
あ?ヒサメとやればいいじゃんかって?
いやあいつだって俺じゃなくて他の人と
踊りたいんじゃねーかな?
α月β日
ヒサメと学校に登校中
フォークダンスの事で話しかけてきた。
どうやら5人くらいから誘われたらしい。
なんじゃそら。羨ましい。
どうせ俺なんて誘ってくれる女子なんて居ませんよ。
しかし5人か・・・選ぶの大変そうだな。
まぁなんだ。選抜頑張ってくれとヒサメの肩をポンと置く。
またいつものパターンで頬を引っ張られた。
何故だ?
それでクラスの人達はほとんどペアを決まってるようだ。
決まってないのはクラスでは俺とヒサメだけらしい。
これって俺から誘った方が良いのだろうか?
いやでも5人から誘われてると言うし・・・。
するとヒサメが
「どっちが先にペアを決めるか勝負しよう!」と言ってきた。
いやお前の勝ち確定じゃねぇか。勝負になんねぇよ。
クラスの人も面白そうと言ってきたため強制的に
勝負する事になった。
うん、これは逃げるのが勝ちだな。
しかしヒサメが勝負事を持ち掛けてくるとは意外だわ。
α月β日
いよいよフォークダンスも明日になった。
ヒサメは「か、カゲは相手見つかった?」と聞いてきた。
分かってるくせに。居る訳無いだろーが。
寧ろ文化祭自体欠席するわ。と言ったら
「だ、ダメだよ!!ちゃ、ちゃんと参加しなきゃ!!」
と慌てた様子で言ってきた。
するとシディが「二人で踊ればいいじゃないか?」
と言ってきた。
ヒサメが良いなら俺は良いが。
でもせっかくのフォークダンスに俺とって嫌じゃね?
「い、嫌じゃない!!」と唇が触れそうなくらい
近付いて来たので、いったん離れる様に言った。
本人が嫌じゃないなら俺から誘って
ヒサメと踊る事にした。
しかし誘ってくれた5人はいいのだろうか?
ヒサメから「もし、文化祭参加しなかったら何してたの?」
って言って来たから。ゲンレイの所でゲームしてると説明した。
「ゲンレイって・・・誰?」とハイライトが消えた目で見てきた。
いや、怖いって。
ゲンレイのこと説明したらハイライト消えた目で近付き
更に頬を思いっきり引っ張られる。
今日一で痛いぞ。
α月β日
柄にもなく後夜祭を楽しめた日だった。
おまけ
カゲチヨ「しかし良かったのか?
5人に誘われてたんだろ?」
ヒサメ「あ、あれは嘘っていうか・・・
そう言ったらカゲが慌てて誘ってくれるかなって・・・。」
カゲチヨ「そんな遠回しに言わなくても
言ってくれりゃペアになったのに。」
ヒサメ「ミキとノリコが男性から
誘ってもらったほうがいいって、
私から誘うのは甘やかしすぎって言うから。」
カゲチヨ「そうだったのか〜。
俺はヒサメを誘う人居そうだから
あえて避けてたんだが、変に気遣わずに誘えばよかったな。
すまん。」
ヒサメ「ううん。私が素直に誘えばよかったんだよ。
それに、他の人から誘われてもカゲの誘いしか受け付ける気ないし。」
カゲチヨ「まぁ一緒に居る期間長いから気楽になれるからなぁ。」
ヒサメ「そういう意味じゃない。」
カゲチヨ「こらこら、足を踏むんじゃない。」