α月β日
あぁ~動画編集つっかれるわ~。
最近は他の動画編集依頼が沢山あって来てくれるのは嬉しいが、こうも沢山あると困ったもんだ。
するとシディと眼鏡かけた女性が俺の部屋にやって来た。
何だ?交際報告でもしに来たのか?
俺がそう言うと、女性は赤面するがシディは「違うぞ。彼女は依頼人だ。」と淡々と説明した。
シディが言うには、彼女は漫画家を目指しているのだが大学の同級生にダメ出しされまくって落ち込んでいるらしい。
あぁ~所謂自称漫画評論家ね。
そう言う奴に限って、新人作の粗を探してボロクソ批評する奴だろ?そんな奴にわざわざ見て貰わなくてもいいだろ。
シディから彼女の漫画を見てくれと言ってきたので、漫画原稿を貰い、読む事になった。
ふむ、所々気になる部分はあれど、中々面白い。
俺がそう言うと依頼人は不安なのか「本当に?」「お世辞ですか?」と聞いて来る。俺は正直に思った事を言ったまでだ。
本音薬を飲んだって言い。
ただ、顔アップが多すぎるから引きの絵を増やした方が良い。あとキャラの表情が硬いから、もう少し豊かにした方が良いと俺が気になる所を話していると、依頼人はメモを取り出した。
まぁ俺は編集者じゃないし、あくまで一読者目線で語ってるからこう言うのは本職の編集者に見て貰った方が良いと言って原稿を返した。
ただ、これだけは言っておくが、好みは人それぞれ。どんなに面白い作品だって必ずアンチや酷評するヤツは出て来るもんだ。
俺等のカレコレ屋チャンネルのコメ欄見てみろ。一見好評に見えて、2人、3人はアンチが付くもんさ。
じゃあどうするべきか。
そんな奴の言葉なんか無視して面白いと思ってくれる人のために描き続ける事。
俺の言葉で覚悟決めたのか。お礼言って帰って行った。
さて、俺も編集作業頑張りますか。
α月β日
シディから、依頼人は、その大学の同級生と決別したそうだ。
そいつは良かったな。
いつか夢を叶えられると言いな。
α月β日
婆さんの荷物を運ぶ依頼を受けている時に、同級生の女子が教師とデートしてる所を目撃した。
向こうは嫌そうな顔しながら「奇遇だね」と言ってきた。嫌なら無理に話しかけてこなくてもいいのに・・・。
何してるか聞かれたから、カレコレ屋という何でも屋をやっていると答えておいた。
向こうはつまんなそうな顔で、デートだからと言って教師と共に去って行った。
教師と生徒の禁断の恋ってやつか?まぁ~誰かに言いふらすつもりは無いし、ぶっちゃけ誰が誰と付き合おうとどうでもいい。
今は婆さんの依頼だ。
しかしこの大荷物何が入ってるのか疑問だ・・・。
無事に荷物を届けて、ヒサメに電話で依頼完了の報告して、さて帰ろうと思ったら、さっき会った同級生の女子が膝を抱えて泣いていた。
えぇ~っと・・・これは気軽に触れてはいけないな。きっと彼氏の事で何かあったんだろう。すまんが素通りさせてもらうぜ。
と思ったら呼び止められた。仕方がなく話しかけたら、カレコレ屋に依頼したいって言ってきた。
カレコレ屋に連れて行ったら、ヒサメからハイライトが消えた目で見られた。経緯を説明したら通常に戻った。
どうやら、彼女は先生からの告白で付き合う事になり、さっきまで仲良くデートしてたのにいきなり別れようと言ってきたらしい。しかもその男は既婚者だとの事だ。
なんだ、顔だけイケメンか。とんだ野郎に騙されたようだ。
彼女から教師の事、悪く言うなと言われ、きっと事情があるとほざいてきた。彼女にとっては自分を見てくれる唯一の存在らしく、依存してるみたいだ。
事情?ある訳無いだろ。
あるとしたら色んな女と遊びたいっていう事情しかないだろ。彼女を見てくれるのは口説きやすそうだったから。
お前にとってはその教師しかいないと思ってるが、その教師にとってはヤらしてくれる女なら誰でもいいだろうぜ。
俺の発言に依頼人は俺に激怒する。
「アンタに先生の何が分かるの!?」
分かるかよ。そんな下半身が脳ミソに付いてる奴の考えなんて。
依存するのは悪い事じゃねぇとは俺は思う。
ただ彼女は依存先を間違ってる。
なら、試すか?その教師が依存するに値するかどうかの存在か。
α月β日
数日後
学校の放課後、校舎裏にて
彼女が教師を呼び止めしつこく教師とやり直そうとしたが教師は拒否。「女子高生と恋愛ごっこがしたい」と堂々と言い、刺激を求めて付き合ったそうだ。だから彼女みたいに依存しやすい女と遊んだとの事を言い出した。
キング・オブ・クズである。
すると、二階の窓から黒髪長髪の女子が教師を呼んで手を振った。どうやら新しい彼女が出来たそうだ。
そのクズ、一丁前に点数付け始めやがったよ。何がお前は55点で彼女は95点だよ。お前の点数は顔は甘く見て80点だが性格はマイナス100点だよ。シディを見習えシディを。
俺は隠れ居た所から出て来た。教師は彼女を見て「復讐のつもりか?俺は不倫の証拠は残してねー。」「お前が何て言おうと、皆俺を信じる。何故なら俺はカッコよくていい先生だから!!特別な存在だから!!」
そんなクズムーブをかます教師。
特別?は!冗談はその腐った性格にしてくれよ。あんた人傷つけて何にも思わない訳?と言うとそいつは何にも思わないと即答。
まぁだろうなと思ったね。こんな事して罪悪感なんか抱いてたら、端っからやってねぇわな。これで思う存分潰せるってもんだ。
俺はそいつの顔面をくたばらない程度に力を抑え殴った。
殴った事で教師の鼻から血を流し、情けない声を上げる。よかったな。これで性格に見合った顔になれて。
教師は俺に向かって退学だと怒鳴りつけたが、黒髪長髪の女子がやって来て教師の不倫の証拠を集めさせてもらったと言た。
彼女の正体はカツラを被ったヒサメだった。
ヒサメに協力してもらい証拠集めのために、教師に近づいてもらった。いい仕事だったぞと頭を撫でてやった。
おうおう照れちゃって愛い奴め。
すると、教師は彼女に近づき止めてくれと頼み込む。「また付き合ってやる」「結婚してやるから」と、この状況でも上から目線で言い寄って来る教師に目が覚めたのか、中指立てて拒絶。教師は、絶望な顔して教師人生終了した事を悟った。おそらくこの件で離婚確定、慰謝料を支払う事になるだろう。ざまぁ。
終わった事で、彼女から感謝と謝罪を言われた。いや、感謝はまだ分かるが何故謝罪?と思ったら、俺の事内心馬鹿にしていたそうだ。
なんだそんな事か。気にするなと言っておいた。馬鹿にされている事は慣れているからな!・・・あれ?目から汗が・・・。
教師の事でショックではあったが、目が覚めたとの事だ。
この分だと、彼女は大丈夫ろう。次からはもっとマシな依存先を探すこったな。
おまけ
「ねぇ。」
ヒサメ「何?」
「ヒサメさんってカゲチヨと付き合ってるの?」
ヒサメ「・・・・え!?つつつ付き合ってないよ!?////
ななな何でそそ、そう思ったのかな!?////
たた、ただのカレコレ屋の仲間ってだけだから!?////」
「そんなの?でも頭撫でられて喜んでたじゃん。」
ヒサメ「喜んでない!!ただ照れただけで・・・
うぅ~・・・////」
「(この反応、彼の事好きなんだね。)
付き合ってないなら早めに捕まえた方が良いんじゃない?
カゲチヨって意外とモテるタイプみたいだし。」
ヒサメ「あははは。カゲに限ってそんなの有り得ないって~。
・・・・・・・有り得ないよね?」
「不安そうに見ないで。あくまで私の予想だから。」
カゲチヨ「おう、飲み物買ってきたから好きなの選んでいいぞ。
んで?何の話してたんだ?」
ヒサメ「カゲには言えない事。」
カゲチヨ「OK了承。」
(了承しちゃうんだ・・・。)