カゲチヨ日記   作:yakyo

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α月β日

 

今日は、ヒサメとシディがデートするそうだ。

 

ついに付き合いだしたのかあの二人。俺はいつかやると思ったよ。

俺は赤飯でも炊いて待ってればいいのか?

 

俺がそう言うと「つけて行かないのか?」とボティスに言われたが、そういうのはヤボって奴だぞ。

 

そう言えばシディが昨日、俺にヒサメの事どう思ってるのかとか俺は狙いに行くとか言ってたけど、あれって宣戦布告なの?何故俺?そーいうのはスズキ君に言う事じゃな~い?

 

ボティスに面白そうだから行くぞと強引に腕を絡めて引っ張られた。俺って、押しに弱くないか?

 

オシャレな格好をしてやってきたシディとヒサメ。俺達は二人の後を付けるように付いて行った。あんパンと牛乳を持って。

気分は芸能人のスキャンダルを掴もうとするパパラッチだ。

 

あらあらシディの格好を見てヒーちゃん照れちゃって。こっちまでドキドキしてしまうよ。

「お主、楽しんでないか?」とボティスに言われた。

いやいや楽しんでないよ?少女漫画見てる気分とか思ってないから。もうちょいイチャつけとか思ってないよ?ホントダヨ。

 

二人は室内スケートをしていて、仲良く滑っていた。よし、どっちかコケて押し倒せ!俺はそれをこのカメラで撮る!!結婚式に使ってやる!

 

「どっから持って来たんじゃ」と言うが、その辺の家電量販店買った!ちょっと高かったが問題ない金だけはあるからな!!

 

その後、二人はレストランで食事をしていた。オレとボティスはヒサメ達のすぐ近くにある茂みに隠れていた。

・・・ねぇもう帰っていい?流石に腹減ったと言ったら「我慢せい!!」と怒鳴られた。えぇ~お前も腹減ってるくせに。

 

ぶっちゃけ誰が好きこのんで人のデートする様を見なきゃいけない。予行練習した所で俺には一生ないのに。

 

するとシディはヒサメとキスしようとする。よっしゃ!そこだ!押し倒せ!と思ったら俺の携帯がなってしまった。大音量で。

 

しまった~!!マナーモードするの忘れてた~!!俺は即座に電話に出た。相手はフィーア。「今日、どうせ暇なんでしょうから店の手伝いをしてください。」ということで連絡してきた。

 

わかったから!後で行くから!今良い所なんだよ!!

 

俺はそう言って電話を切り、こちらを見てるヒサメとシディに続けてくれと言うが「いや!続きって何の!?」とヒサメにツッコまれた。分かってるくせに~。

 

なんで俺がここに居るのか問い詰められた。ボティスに無理矢理連れて来られただけで、決して二人のデートを邪魔しようとは思ってないから。

あれだ、後で赤飯作ってやるから。と言ったら頬をこれでもかと引っ張られた。何故だ。

 

シディは真剣な表情で俺の所に来たと思えば「すまない。やはり俺では無理だ。」っと言ってきた。

いや何が?

 

どうやらこのデート&尾行計画はボティスの暇潰しによるものだった。シディは「二人のためのものではないのか?」と言うが何の事だ?

 

ボティスが俺達の三角関係でドロドロしてる所を見たかったと言う。おいおい俺達にそんなの期待されても困るんだが?そんなにドロドロが見たかったら一昔の昼ドラでも見てろ。

 

シディはボティスからヒサメをデートに誘えば2人のためになると説明。俺らのためって何?

じゃあ二人は付き合い出したんじゃなかったのか?と言えば二人は否定。んだよ、じゃあせっかく撮った二人の結婚式用の写真が無駄になるじゃんか・・・いや待て。今はそうじゃなくてもいつかは・・・。

 

俺がそう言う前にヒサメの電撃能力で俺のカメラが壊された。買ったばっかなのに~!!

 

俺が悲観してる間にボティスは逃げて行った。俺も一緒に食べないか?とシディは誘うが、さっきの電話でフィーアの手伝いに行かなきゃいけないので断ったら、ヒサメにスマホ盗られた。フィーアに電話掛け、しばらく話して通話を切り返してきた。

 

「これで用事が無くなったね!」と満面の笑みで言ってきた。

 

その笑顔は何か怖かったので素直に飯食う事になりました。

 

 

α月β日

 

もう少しでクリスマス。きっと二人は予定とか入ってるんだろうな〜。俺はどうしたもんかと考えてる今日この頃。

ヒサメに12月24日って何してるの?って聞かれたから。特に予定はないがゲンレイの所に行こうかと思ってると言うと、ヒサメとシディは慌てた様子でやめとけと言ってきた。まぁ流石に一言連絡なしは失礼だなと思ってスマホを出して電話しようとしたらシディに叩き落とされた。いや何で!?僕ちん何かしたかな!?

 

その日は依頼入ってるから指定した場所に来いと言われた。クリスマスの日まで依頼とは、働き過ぎなんだよ。

 

お前らにも予定あるんだし、俺一人で行こうか?と言ったら。ぎこちない様子で時間通りに行くように言われた。何なんだ?

 

 

α月β日

 

クリスマス当日、あたりはカップルやら家族やらで楽しんでる中、俺は依頼かよ。俺は地図頼りに目的場所に向かっていたところ。銀行から牛柄衣装を着た男達が飛び出して行った。所謂銀行強盗って奴だ。

強盗共は車に乗って走って行ってしまった。

 

そこに、一人の女性が飛び出した。どうやら自分の子供が人質になったらしく、泣きながら助けてほしいと頼んだ。

 

これは放っておけないなと思い、ファイズアクセルを使い車を追った。

 

数十キロ離れた所で車に追いつき、高くジャンプし、ボンネットを思いっきり踏んづけた。強盗共の車だ。壊しても問題あるめぇ。そうじゃなくても強盗のせいにすればいい。俺って天才!

 

強盗共は車から出て来て俺に襲い掛かるが、簡単にのしてやった。俺は警察を呼び、子供を一人には出来ないから待機する事にした。

 

あぁ~こりゃあ。時間過ぎたな。まぁ俺居なくても依頼出来るし大丈夫だろう。

やっと警察が着て事の顛末を話し、感謝された。子供からも感謝された。クリスマスでトラウマ持ちにならなくて良かったよ。さて、俺はゆっくりと帰るかと思ったらヒサメから電話が来て何してるの?と聞かれた。こっちにも事の顛末を話す。

 

そっちは依頼終わったのか?なら帰っても大丈夫か?と言ったら「そんな訳無いでしょ!!急いで来なさい!!」と大激怒。えぇ~・・・俺いい事したのに。

 

急いで目的地に着くと、ヒサメとシディとボティスとフィーアとオーナーが待っていた。どうやら俺へのクリスマスサプライズをしたかったようだ。

 

うん。嬉しいよ?嬉しいけど急いできたもんだから喜びたくても喜べねぇ複雑な心境。

 

前回は俺とクリスマスを過ごせなかったからとの事らしい。俺の事は気にしなくてもいいのに。

 

まぁなんだかんだ。楽しいクリスマスだったがな。

 

 

α月β日

 

俺は現在、ゲンレイの所で鍋をつついてた。

なんでも、いい肉が手に入ったって事で御呼ばれされた。

 

俺達が飯を堪能してると、部屋に二人の女子が入ってきた。二人とも青髪で一人は普通に髪を一束に縛り、もう一人はポニテに縛っていた。

 

するとヤーさんの格好をした男達が土足で入ってきたため、俺とゲンレイで追い払った。

二人の事情を聞くと、どうやらこの二人は友達同士でポニテの片方は人間で一束の片方は雪女の異宙人らしい。先ほどのヤーさん達はこの雪女を狙って来たから、逃げてきたとの事だ。

 

その理由は、この子の涙が真珠になるからだ。男達のボスがその真珠欲しさにこの雪女「ユキノ」を攫おうとし、監禁しようと目論んでるそうだ。

 

俺とゲンレイはどうする?とお互い見て考えてるとポニテの子「ほたみ」が土下座する勢いでお願いして来た。

 

俺はカレコレ屋で何でも屋。依頼すれば猫探しから地球を救うまでなんでもしてやる。そう言うと感謝された。「お人好しが」とゲンレイは言うがうるせぇ。ただの汚ねぇビジネスだ。金は貰うからな。

 

すると、侍のような恰好をした異宙人がやって来た。そいつは組織のボスが雇った殺し屋だそうだ。そいつは居合の構えをし、俺達を襲ってきた。

 

まぁ居合する前にそいつのしとどめを抑え、顎を殴りつけ気絶させた・・・ゲンレイが。くそぅ。俺がやりたかったのに良い所持っていきやがった。いいも~ん!俺は組織に殴り込みして行くし~!!

 

そう言うと、自分も行くと言うが、留守番させてもらった。二人を任せるために残ってもらいたいからな。

 

俺は犬を具現させ、殺し屋の匂いを嗅がせ、追跡してもらった。

目的の場所に辿りついた俺。立派な豪邸だが、このまま血放弾打ち込んだらダメかな?あ、ダメ?ダメだって。

 

俺はそのまま殴り込み。オネェの異宙人。忍びの異宙人。鬼の異宙人、その他諸々を一撃でのして先へと進むと、白くてめちゃくちゃ広い部屋に辿り着いた。上のガラス張りにはボスらしきデブが高みの見物をしていた。

 

どうやら、向こうは俺をただの侵入者として侮ってたらしいが、あまりにも俺が敵を軽々と倒していくもんだから考えを改めたそうだ。

改めないで侮っててくれればいいのに。

 

そして目の前のドアが開き、そこから一回りデカいカブトムシの様な化け物が出てきた。何でもこいつは地下で実験して出来たクリーチャーらしい。

 

どうやら、こいつがこの組織の最終兵器との事だった。

ボスは高笑いしながら「何もできずに死ぬがいい」とか言ってきやがった。

 

そのクリーチャーは巨体でありながらも、ものすごいスピードで襲い掛かってきた。

 

やっべ。こいつ強いわ。

 

俺の攻撃がことごとく効かない。全力の血放弾を放ってもかすり傷が付くだけで大したダメージにはならなかった。久々にピンチだわこりゃ。しかもこいつ、全然本気じゃないといい。更にスピードと強度を上げやがった。

 

初めて、勝てねぇと思った。一人で自信満々に乗り込んで勝手にピンチになって情けねぇ・・・。このカブトムシ擬きの薄笑いを見てると、無性に腹が立った。

 

こんな奴に負けてたまるか!!

 

そう思ったら、そいつは攻撃を止め、後ろに下がった。よくわからないが、俺の脳内はそいつをぶっ殺す事しか考えてなかった。

 

カブトムシ擬きは俺に対して何か言ってたが聞いてなかった。襲い掛かってきたカブトムシ擬きに思いっきり殴りつけた。攻撃が効いた。何故今になって効きはじめたのかはわからないが、そんなものどうでもいいと言わんばかりに殴って殴って殴って殴り続け、壁際に殴り飛ばした。

 

そいつに血放弾を放った。だがいつもと違い、青い光が混じっていた。その血放弾はカブトムシ擬きに直撃し跡形もなく消えていった。

 

俺は床に大の字で寝転がってしまった。ボスの所まで行かなきゃいけないのにと思い、立とうとすると、ガラス張りからボスが吹き飛ばされ転がってきた。

 

どうやらゲンレイが女性二人を連れてやって来た。マジかよ。普通来る?と思った。ゲンレイが言うには、一緒に行動したほうが守りやすいからと思い二人を連れて歩いたそうだ。強者の余裕かよ。だが大の字で寝転がってる俺には何も言えんかった。

 

ボス共はもろもろの悪事があったため逮捕。

 

二人はゲンレイの道場で世話するそうだ。これで、狙われても大丈夫だろう。

さて、解決した事だし俺もそろそろお暇しようかね。

 

 

α月β日

 

 

 

 

 

 

全身筋肉痛で痛い。

 

 

 

 

 




それぞれの容姿モデル
ユキノ→幽遊白書の雪菜
ほたみ→幽遊白書のぼたん
ボス→幽遊白書の垂金権造
クリーチャー→ワンパンマンの阿修羅カブト
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