カゲチヨ日記   作:yakyo

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α月β日

 

カレコレ屋にて今日も依頼人がやって来た。

本当最近多くない?どんだけ困り事あるんだよ。

 

んで今日の依頼人は既婚者の男性だが、離婚を考えてるらしい。

男性が言うには嫁さんとの出会いは大学の映画サークルで

とても仲良しで馬の合う仲間で何をしても一緒だと言う。

映画サークルと言っても映画取らず飲み会ばっかだとか。

 

それただの飲みサークルじゃねぇーか。

改名しろよ。って過去の事にツッコんでも仕方がないか。

 

大学卒業後、サークルの同期の嫁さんと結婚したらしい。

サークルメンバーは社会人になってもみんな仲良し

結婚式は盛大に祝ってくれた。

 

だが結婚して1年。その嫁さんの態度がそっけなくなり

浮気してる事が分かったそうだ。

相手は同じサークルの「コウタロウ」と言うらしい。

そのコウタロウって男はサークルの中心的人物との事だ。

 

奥さんとコウタロウは食事や泊りが増え、友達だからって言い逃れできてない

言い逃れしてるらしい。

そしてついに奥さんは浮気相手のコウタロウの子を妊娠

問い詰めても発狂したかのように友達だの仲間だの絆だの言い訳し

不倫を認めなかったらしい。面倒臭いなおい。

 

それでサークル内で依頼人が奥さんにDVしてる

っと言うありもない事を風潮してる事らしい。

魂胆は離婚の有利と、自分らがサークル内で悪者にならないため。

 

前回の社内いじめの件といい

スカッと漫画張りにクソしかいねぇのかよ。

 

サークル内は本当のこと知ってるにもかかわらず

依頼人を責めという事だ。

 

要はサークル内で悪者になりたくないか

サークルの存続か、又はその両方って事だな。

とんだ上っ面サークルに入っちまったもんだなこの依頼人は。

 

依頼人はこの状況をどうにかしてほしいって事が今日の依頼だ。

裁判になった時サークルメンバーが口裏合すかもしれないしなとの事。

 

まぁ奥さんの赤子のDNA調べれば一発で分かるし、DVの証拠もないから

基本は負ける事もないと思うが依頼人が望むなら依頼を受けよう。

サークルが崩壊するかもしれない主旨を伝え了承を得た。

 

 

α月β日

 

俺は伊達メガネを掛け、黒髪のカツラをかぶり、黒スーツを着る。

設定は依頼人の同僚だ。

「何?その格好」っとヒサメに言われる。

これはあくまで変装だから。

自分が似合ってない事は一番わかってるから。

「いや、似合ってないわけではないけど・・・寧ろ似合ってるっていうか・・・。」

っとちょっと頬を赤くして言うヒサメ。

いや顔を赤くしてまで無理に褒めなくていいから・・・。

 

さて、3人以外のサークル全員に会って話し合った。

俺が「あなた以外は二人が不倫してる事を認めましたよ」っとカマかけしたら

すんなりと手のひら返しの如く認めた。

 

結果、全員が不倫を認めDVはでっち上げだと言った。

ヒサメがどういう事だと疑問を言い出した。

なぜ意見を変え、不倫が本当でDVが嘘だと認めたのか。

 

だから説明した。

サークルにとって真実はどうでもいい。

コミュニティ内で自分が悪者になりたくないからな。

「皆がこう言ってた」と教えれば多数の方に手のひら返し。

だからサークルは自然消滅は免れない。

 

自己保身してた奴らの絆なんてそんなもんだな。

 

 

α月β日

 

用事があるから代わりにコンビニバイトのシフトに入ってほしいっての事

なんでもその日は彼女のデートで一世一代の告白するそうだ。

 

いや、休めばいいだろうっと思ったが

人手不足でどうしても抜け出せない状況だって事

仕方がないので依頼料は給料から出すって事で手を打った。

 

シディもヒサメも用事があって行けないので、消去法で俺がすることになった。

 

気のいい美人女店長が優しく仕事を教えてくれるので、こちらとしてはありがたかった。

しかし、人が多いな。これはさすがに二人では捌けないと考え

新たに生み出した血の分身で対応。

何とか乗り切ったぜ!!

 

ただ最悪なことに、今日に限ってコンビニで強盗二人に遭遇してしまった。

女店長を人質にしようと手を伸ばしたのでその手を掴んだ。

もう一人に銃をぶっ放されたが、こちとら不死身なんで死なんのだよ。

血の能力で拘束して、そのまま警察に引き渡した。

 

女店長に心配されたが、「自分鍛えてるんで」っとどこかの鬼ライダーみたいな

返しをして、依頼終了。

 

女店長の粋な計らいか、通常の給料より倍もらった。

現金以外に感謝の言葉をもらった。

いや~美人に感謝されるのもいいものだ。

俺が陽キャだったら告白していた所だったぜ。

すぐに振られるけどな!

 

あ、依頼人だが彼女に振られたらしい。

 

 

α月β日

 

ヒサメがキャベツをデコに張り付けた。

・・・ボケなの?

 

ガチだった。何やら頭にキャベツを張り付けると熱が下がると

ドヤ顔で言いよる。

 

とりあえず効果ない事を伝え、熱なら大人しく布団に入ってろと

言っておいた。

 

ヒサメをマンションのドアの前まで送り、俺も部屋に戻ろうとしたら

「一生のお願い・・・おかゆ作って・・・」っと言う。

お前、こんな事で一生のお願い使うんじゃないよ。

 

本当は気軽に女子の部屋に入りたくないんだがなぁ。

まぁ熱なら仕方がないか。

 

ヒサメの部屋に入り、早速おかゆ作ろうとした時

台所の流しが食器だらけでゴチャついてる。

 

ヒサメが言うには、朝食は和食が健康にいいって事で自炊しようとしたって事。

料理は苦手なのにそんな無茶な事をと思ったが口にしなかった俺を誰か褒めてほしい。

 

あと、朝食が和食ってのは意外と健康に悪い事を伝える。

何を勘違いしたのか塩は殺菌作用があるから食べれば食べるほどいいって言いだした。

過剰摂取で死ぬぞそれ。

 

さらにワインを買っており、認知症、動脈硬化予防とかの効果があるから

料理用に使ってるとの事。

 

そもそもアルコール自体健康に悪いからなぁ〜。

まぁ料理用で使うならいいかと思ったら

朝食で日本食で赤ワイン使ってるって言いやがった。

 

冷蔵庫開ければブルーベリーばかり入っている。

何でもブルーベリーに入っているアントシアニンって目にいいからと言う。

ブルーベリーは目に健康に良いっていう医学的効果は証明できてないと言っておいた。

 

眼トレについても網膜剥離する恐れがあるから、やめておいた方が良いと注意してみた。

俺の話聞く前にやろうとしてたらしい。

止めておいて良かったよ本当。

 

とりあえず出来たおかゆをヒサメの前に置いた。

口に合ったみたいで良かったよ。

 

ふとテーブルの上に置いてあるチラシを見ると

血液クレンジングというエセ治療法だった。

お前マジでこれやろうと思ったのか?

有名なインフルエンサーが良い言ってたって?

バカヤロー。インフルエンサーほど信用できない物は無いだろーが。

ちゃんと専門に聞け。

 

おかゆ食べ終わった事だし、これ以上長居する訳にはいかねぇな。

俺は帰る前に、健康法を信じすぎない事と簡単に男を入れない事を言っておいた。

俺みたいなヘタレクソ野郎じゃなかったら襲われてたからなぁ〜。

 

さて、俺も帰って飯にするかぁ〜。

 

 

 

 

 

 

 

 

ヒサメside

 

カゲチヨ「んじゃ俺は帰るから。あっ。これだけ言っとくわ。

     健康法を信じすぎない事と簡単に男を部屋に入れるなよ。

     俺じゃなかったら襲われてるかもしれないんだから

     危機管理能力は持っておけよ。んじゃ、お大事に~」

 

って言ってカゲは帰って行った。

私は布団に被ってカゲが帰り際に言った言葉を思い出してた。

 

ヒサメ「カゲだからじゃん・・・。」

 

こう言う時だけ、私の気持ち分かってないんだから・・・・・バカ。

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