カゲチヨside
バキュン!!バキュン!!バキュン!!
カゲチヨ「くっそ。」
奴は俺の技を何発も連続で撃って来やがった。俺は走って避ける。
俺ですら回数は限られてるのに、構わずに撃って来る。無限かよ。憎たら羨ましい。
カゲチヨ「そいつは血液を弾丸にして放つ技。
っつーことは、お前に血液が流れてるって事だよなぁ!!」
俺は奴に近づき、触れて凍らせる。
依頼で一回こっきりだった「気化冷凍法」を使った。
人間じゃないんだ。使っても問題ないよな!!
全身凍らせて、奴を砕いた。
カゲチヨ「これでどうだ。この野郎。」
俺は少し様子を見て、ファミリア達の元へと行こうとした。
ズバン!!
俺の腕が斬られた。
粉々にした奴の腕が俺の腕を斬り落としやがった。
俺は片腕を庇いながら警戒をしていた。
カゲチヨ「おいおい。マジかよ。」
俺が見た光景は、粉々になった奴の体が集まり再生し、一つに戻った。
カゲチヨ「何だよお前。魔人ブウかよ。面倒くせぇ。」
「キヒィ~。」
完全に楽しんでやがる。
こいつを倒すには、灰すら残さずに消すしかない。
だが奴は速いし、半端な攻撃じゃすぐに再生する。
本当に厄介だ。
カゲチヨ「だが・・・・。やるしかねぇよな。」
俺は何とか腕を再生させ、構える。
カゲチヨが白いクリーチャーと戦ってる一方、研究所内にて
オバコン「ひ、ひいいいいいいいい!!な、何だよ!?君達は!?」
眼鏡かけた緑髪の少年。トッププレデターのオバコンが尻餅をついて悲鳴を上げた。
彼の目の前にギバー達が立っていた。
オバコン「警備は!?警備ー!!」
ギバー「私はギバー。人間を恨む全て物へ救いを与える物。」
オバコン「は、はぁ!?意味わかんないよ!!」
ギバー「あなたの研究は異宙人を殺し過ぎる。」
オバコン「や、やだ!!僕は天才なんだ!!
キュリオシティを継ぐ天才なんだ!!
僕を殺せば人類の発展が止まるんだぞ!!」
ズバン!!
侍の吸血鬼によって、オバコンは真っ二つに斬られた。
ギバー「発展など必要ないわ。私達が人類を終わらせるんだから。
トッププレデターの情報は回収したのちに消しておいて。」
「はい」
ギバー「今、カゲチヨ達とトッププレデターを
ぶつける訳にはいかないの。」
「ファミリア達は?」
ギバー「放っておきましょう。もし彼女らを殺せばカゲチヨは私達を殺すわ。
今、彼とやりあったらこちらには分が悪い。
それに、夜が明ければシディとも戦う事になる。」
「厄介な存在達でGOZARUな。」
ギバー「いいえ。少なくてもシディは頼もしい存在。
彼は人間に嫌気がさしてる。
カゲチヨより先に僕たちの仲間になる。
そうすればカゲチヨも・・・。」
そう言い、怪しい笑みを浮かべる。
「ギバー様。白い怪物に殴られた所は大丈夫ですか?」
ギバー「えぇ。あなたの治療のお陰で今は大丈夫よ。」
「しかしトッププレデターがあんなものを作っていたとは。」
ギバー「えぇ。今後も彼らの警戒は必要の様ね。」
そういい、ギバー達は消えていった。
カゲチヨside
カゲチヨ「はぁ・・・はぁ・・・はぁ・・・。」
「ニヘァ~。」
ダメだ。いくら殴っても斬っても抉ってもすぐに再生しやがる。
しかもこっちは体力が消耗してる中、向こうは余裕でいやがる。
くっそ・・・。
ファイズアクセルを使って血放弾を撃っても、全体を消す事は出来ずにすぐ再生。
本格的にヤベェー。
カゲチヨ「こいつを倒すには・・・
カブトムシ擬きを倒した時の・・・
気功の力が必要だ。」
だが、未だにどうやっては出せるか分かんねぇ・・・。
あの時は無我夢中だったからだ。意識的にやってねぇ・・・。
そう考えてる中、奴は自分の片腕を引きちぎり、ボール状に丸め。俺に飛ばしてきた。
真っ直ぐに飛ばしてきたから簡単に避けられる・・・と思ったが。
カゲチヨ「ぐっ!!」
曲がって俺の体へと当てた。ギリ腕で防御したが、若干しびれてしまった。
まるで意思があるかのように追尾して俺の方に飛んでくる。
カゲチヨ「ちっ!こなくそぉぉぉぉ!!」
俺は火拳で殴りボール状の腕を燃やし消した。
しかし、そのせいで隙が出来てしまい、懐に入られ殴られた。
カゲチヨ「ぐぉ!!」
ドガガガガガガガガガガガガガ!!!!!
奴の容赦ない連打を喰らい、思いっきり蹴られて吹き飛ばされしまった。
カゲチヨ(はは、情けねぇ・・・。こんな奴に負けんのかよ・・・。)
勝てる気がしねぇ・・・そう思ってしまった。
散々ヒサメに強くなれだ、ゼクスを救うだ言ってたくせにこの様かよ・・・。
情けねぇ・・・。
「ぎひゃひゃひゃひゃひゃひゃ!!」
・・・何笑ってやがんだよ・・・。
「!?」
奴は笑いを辞め、俺を警戒し始めた。
俺はユラリと立ち上がった。
こいつだけには・・・。
こんな笑って人をいたぶる様な奴に負けてたまるかよ。
そう思った時、俺は気付いて勝手に納得した。
カゲチヨ「あぁ~・・・・ゲンレイが言ってたのは
こういう事だっか。」
ゲンレイ『お前が奴に倒せたのは、気功に目覚めたからだ。』
カゲチヨ『マジかよ。・・・んでも何でだ?』
ゲンレイ『さぁーね。こればっかりは、
あんたの才能っとしか言いようがないね。』
カゲチヨ『才能ねぇ~。才能だったら。
一回使えたら普通に使えるはずなんだけどねぇ~。
今使おうとしても全然出せない。』
ゲンレイ『そんなすぐに出来たら私の立場が無いよ。
いいかい。今のお前は気功を目覚めただけで、
まだ100%使える訳でない。
強い身体に強い精神、そして強い心。その3つを合わせれば
自ずと使えるようになる。』
カゲチヨ『自転車のように?』
ゲンレイ『自転車のようにだ。その3つは既にお前は持っている。
後は、お前さんが自分の限界に近づく事だけだ。
限界が近い時、お前の強い心、強い想いで限界を超え
コントロールすれば気功を自由に使いこなせる。』
カゲチヨ『自分の限界か~。どこまですればいいんだ?』
ゲンレイ『死ぬまで。』
カゲチヨ『じゃあ無理か。諦めよう。』
ゲンレイ『おい!』
カブトムシ擬きの時も、そして今も自分の限界を感じた。
そして無意識にこいつをぶっ飛ばす。
そう思ったから、俺の中にある気功が目覚めた。
強い心、強い想いで限界を超えるか・・・
カゲチヨ「テメェには感謝してるよ。おかげでまた強くなれた。」
奴は俺に向かい殴り掛かるが、片手で掴み握りつぶし顎を思いっきり殴った。
少し力を入れただけで、吹き飛んだ。
「ぎっ!!」
ニヤけ面が消え、かなり怒ってる表情で俺に攻撃を仕掛けて来るが
俺は血の能力と気功で合わせた腕刃で奴の足や腕を斬り落とし、胴体を真っ二つにした。
切断した腕や足が俺に襲い掛かるが、火拳焼き消し。
奴が再生してすぐに、手を真っ赤に染め。気功を手に集中して連打を喰らわす。
ズガガガガガガガガガガガガ!!!!!!!
カゲチヨ「さっきの御返しだ馬鹿野郎。」
そして奴を地面に向けて思いっきり殴る。
そして高く飛び、奴に向けて銃状に構えた。
カゲチヨ「こいつが俺の全力だ!!喰らいやがれ!!」
俺がそう言うと、奴は立ち上がり俺と同じく銃状に構え俺に血放弾を撃ってきた。
ズバキュン!!
カゲチヨ「血放だ―――――ん!!」
ズバキュン!!
お互いの血放弾がぶつかり合う。
テメェのはパクリのパクリ。
三番煎じが二番煎じに敵うかよ!!
カゲチヨ「いっっけ―――――――!!!!!」
掛け声とともに奴の血放弾が弾け、俺の血放弾が奴の方に向かってく。
「ギヒッ!」
奴は逃げようとしたがそうはいかない。
俺は自分の血や斬れた腕を操作し奴を逃がさないように血と腕を紐状にし、奴の身体や腕、足を縛り付ける。
「ア”・・・ア”ァ”・・・」
そして俺の血放弾は奴に直撃した。
「ア”ァ”ァ”ァ”ァ”ァ”ァ”ァ”ァ”ァ”ァ”ァ”ァ”ァ”!!!!」
叫びと共に、体全体が灰になり消えていった。
地面に着地し、出来た大きな窪みを覗き込み奴の生死を確認した。
跡形もなく消えた事に俺は膝をついて、つい叫んでしまった。
カゲチヨ「決着ゥゥゥ――!!!!」