カゲチヨside
白い怪物を灰にした俺は、寝てるであろうゼクスの傍により腕と足を拘束し、そのまま担ぐ。
カゲチヨ「向こうはとっくに終わってるだろうなぁ~。」
俺はおそらく戦い終わっているだろうヒサメとカンナっていう女の所へと向かった。
そこには、地面に横になってるカンナと言う女とヒサメと・・・スズキも居た。
カゲチヨ「お~う。無事か?」
ヒサメ「カゲ!?無事だったんだね!!」
俺を見てヒサメは安心したのか笑顔で俺を見たが、担いでるゼクスを見て固まった。
まぁ~そりゃそーだわな。だって敵を担いでるもん。
スズキ「そいつは・・・。」
カゲチヨ「トッププレデターのゼクス君。
んで?その女は気絶してるのか?」
俺はカンナと言う女を見て二人に質問する。
スズキ「あぁ。こいつのおかげでな。」
ヒサメ「う、うん!スズキ君がいてくれたおかげで何とか・・・。」
カゲチヨ「ふ~ん。そっか。」
俺はカンナと言う女の胴体と首を拘束。
ヒサメ「カゲ!カンナちゃんに何を!!」
カゲチヨ「拘束しただけだ。何もしなければすぐに解くさ。」
俺は女の傍にゼクスを降ろした。
カゲチヨ「俺は研究所の中を確かめて来る。
スズキ。ヒサメを頼めるか?」
スズキ「あ、あぁ。」
カゲチヨ「っと言う事だ。しばらく大人しくしてもらうぞ。
少しでも変なマネすればお前だけでなくその女の首が
胴体と離れる事になるぞ。」
狸寝入りしてるであろう野郎に脅しを掛ける。バレたかと思い目を開けたゼクスは俺の顔を見て睨み付けた。
ヒサメ「待ってカゲ!!そんな事しなくても・・・。」
カゲチヨ「あーあー聞こえなーい。」
ヒサメ「子供か!!」
カゲチヨ「悪いが、お前が大丈夫って言っても
俺が大丈夫だと思ってないんだわ。
そんなに心配なら、何もしない様に見張ってるんだな。
帰って来るまで大人しくしてるんだな。」
これで釘を刺した。俺は研究所に入りファミリア達の様態を確認をしようとしたら、シディから電話が来た。
どうやら研究所の前に居るそうだ。ったく。病院で大人しくしてりゃいいのに。
ファミリアは無事の様だった。そいつは良かった。
カゲチヨ「俺も研究所の行く。お前はファミリア達を非難させてくれ。」
シディ『分かった。非難させ次第俺も中に入る。』
カゲチヨ「本当は大人しくしてほしいんだがな。」
その後、俺とシディは合流し、研究所の警備兵を捕まえた。
話を聞こうにも、雇われ兵士だったようで何も知らなかった。
研究所の中も調べたが、目ぼしい情報は手に入らなかった。
そして、研究の統括者らしい死体があった。
おそらくギバー達の仕業だろう。俺が戦っている間に殺したのかもしれん。
スズキだけでなくサトウも手を貸してくれたようだが、俺がヒサメの所に戻ったらすでに居なくなっていた。
ったく、ヒサメを任せたっつったのに。
あいつ等をよこした「キュリオシティ」という奴は何がしたかったのか・・・。
新たな第三戦力。キュリオシティ。謎や面倒事は増えたが、チョコの依頼は達成できた。
それにゼクス達も捕獲できた。
これで俺達の激戦の1日が終わった。
カゲチヨとヒサメが通う学校の職員室。
夜中の職員室、神谷が一人でPCをいじっていた。
神谷「ノックせずに入いて来るなよ。」
「直接会うのは初めてか?」
誰も居ないはずの職員室に神谷の言葉に対し返事か返ってきた。
そこには、鈴の吸血鬼が立っていた。
「お前の事は調べさせてもらった。」
神谷「・・・」
鈴の吸血鬼はカゲチヨが持っていたはずの発信機のバッジを持っていた。
「まさかこんなオモチャから釣れるとはな。
デュアルコアプランの生みの親。キュリオシティ。
バッチが仇になったな。逆探知ですぐに此処にたどり着けた。
今まで一切姿を見せなかったキュリオシティが
最後は情に流されたか?」
神谷「・・・さぁ?どーだろうな。」
「・・・なぜ逃げない?」
神谷「逃げても逃がしてくれる相手じゃないだろ?」
「再開したデュアルコアプランを腐血達に潰しに行かせたな?」
神谷「・・・まぁーな。」
「鬼の混血児達を送ったのもお前だな。」
神谷「そんな所だ。」
「手間が省けた。オバコンのデュアルコアプランは
キュリオシティに届かない。元から凍結させる予定の
プレジェクトだ。」
神谷「何が言いたい?こっちは教師の仕事をしてるんだ。
はっきり言ったらどうだ?」
「トッププレデターに戻り研究を再開させろ。」
鈴の吸血鬼は、神谷に脅しかけるがそんなものでは怯まず笑って答えた。
神谷「嫌だよ。めんどくせー。」
「そうか。」
神谷「カハッ・・・!!」
そう言って、鈴の吸血鬼の能力で作った槍が神谷の体を貫いた。
貫いたところから血が流れ、倒れてしまった。
「才を無駄にしたな。キュリオシティ。」
神谷を殺した鈴の吸血鬼はそのまま職員室から出て行った。
神谷?「・・・・行ったか?」
そう呟きムクリと起き上がった。
鈴の吸血鬼からの攻撃で体を貫いたはずなのに何故か生きている神谷。
神谷?「いってぇ~。あんにゃろー容赦なく人の体貫きやがって。
今度会ったら伊藤誠並みにめった刺しにしてやる。」
すると職員室のドアが開いた。
そこには腹を手で押さえた神谷が入ってきた。
2人の神谷が鉢合わせ。ドアから入ってきた神谷がもう一人の神谷?に睨みつけた。
神谷?「お?目が覚めた?」
神谷「何のつもりだ?・・・カゲチヨ」
今まで鈴の吸血鬼と会話していたのは、神谷に化けたカゲチヨの分身だった。
カゲチヨ「おいおい。あんたを守ったんだから
感謝くらいしてもいいだろ?
腹パンくらい水に流せよ。
なぁ、キュリオシティさんよぉー。」
神谷「・・・奴から聞いたのか?」
カゲチヨ「ほんの少しだけな。まさかスズキとサトウの雇い主で
デュアルコアプランの発案者だったとは。ビックリだよ。」
神谷「・・・。」
カゲチヨ「ヒルの駆除依頼は建前で、
本当は研究所を何とかしてほしかったんだな。
まったく。アンタに手のひらで躍らされた気分だぜ。
腹立つな~。」
そう軽口を言い、神谷に近づき胸倉を掴んだ。
カゲチヨ「一つだけ確認する。お前は俺達の敵か?」
神谷「・・・今の俺は教師だ。敵ではない。」
その発言にお互い無言になる。
カゲチヨの迫力に神谷は冷や汗をかいた。
カゲチヨ「あっそ。じゃあいいや。」
しばらくして、軽い口で返事をし、手を離したカゲチヨ。神谷は驚いた表情をしカゲチヨに質問をした。
神谷「何も聞かないのか?」
カゲチヨ「聞いたところで組織を潰す事には変わりないし、
それに今の組織の事知らないだろ?」
神谷「まぁーな。」
カゲチヨ「ならいい。ヒサメ達には内緒にしてやるよ。
あいつ等はアンタを教師として信頼してるからな。
知ったら悲しむだろうよ。
アンタはどっかの田舎で静かに暮らすんだな。」
神谷「カゲチヨ。」
カゲチヨ「あ?」
神谷「帰る前に一つだけ教えてくれ。何故、奴が来る事を知ったんだ?」
神谷の質問にカゲチヨは・・・
カゲチヨ「はぁ?知る訳ねぇだろ?」
即答で答えた。
その答えに神谷は唖然とした。
カゲチヨ「雰囲気が何時もと違ったから、何かあると思って
保険として分身体の俺を待機させたんだよ。
まさかあいつが来るとは予想外。」
神谷「奴はお前の仇だろ。なぜ逃がした?」
カゲチヨ「逃がしたじゃなくて逃がす事しか出来ないの間違いだ。
今の俺の力は3分の1より下くらいの力しかないからなぁ~。
戦ったら逆に俺がやられる。奴とは万全な状態で戦いたい。」
神谷「・・・そうか・・・。
昔のお前だったら、奴を見たら襲い掛かると思ったが
成長したな。」
カゲチヨ「何目線だよ。じゃあな。健康に気を付けろよ。」
そういいカゲチヨは消えていった。
神谷は溜息を吐きつつ笑ってカゲチヨを見送った。
神谷「あぁ。また学校でな。」
こうしてカゲチヨよって救われた神谷は職員室から出たのであった。