カゲチヨ日記   作:yakyo

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α月β日

 

今日、ゲンレイの所で気功の修行していた。いや~、きつかったわ~。

門下生が逃げるのも納得できるわ。

 

俺が家の縁側に座りユキノが入れてくれた茶を啜ってるとゼクスがやって来て話しかけてきた。

しばらくここに住んで、心を休めれるが、心配事があるらしい。

 

それは、アハトとか言うジャックランタンとがしゃどくろの混血児の事らしい。

そいつは、人を不幸にしたいと言う何とも趣味の悪い性格してるらしいが、ゼクス達にとっては大事な仲間だそうだ。

 

出来れば、そのアハトをトッププレデターから救いたいという。

 

そうかい、だったらそのためにも強くなんなきゃな。お前もカンナも

・・・そして俺たちもな。

 

どっかの歌姫が言った「思いだけでも、力だけでもダメ」とな。

 

必要とあらば、俺も手伝ってやるよ。

まぁボコボコにするかもだけどそこは許してほしいもんだ。

 

苦笑いで「ほどほどにしてくれ」と言われた。

堅物と思ってたが案外話せる奴でよかったよ。

今後とも仲良くやっていきたいもんだ。

 

あと、よくカンナが俺に絡んでくる。

離しなさい。修行で今、体中痛いんだよ。

 

 

 

α月β日

 

今日はヒサメの頼みで鍛えることにした。

 

原因は、ファミリア達の件に関してだろう。

今は帰省していないが、シディもそのことで思い悩んでいたハズだ。

 

自分たちの力の無さにな。

 

だからヒサメは俺にお願いする形で頼み込んできた。

 

まぁ、断る理由もなければ戦力が上がればそれに越したことはない。

俺のできる範囲でヒサメを鍛えた。

 

まあ、最初だからな。まずは自分の限界を知る事から始めた。

また「リデュース」って言う諸刃の剣を使われても嫌だしな。

 

俺は電気を全身に纏えとヒサメに指示。

指示通りにするヒサメにそのまま維持と告げてしばらく放置。

 

1時間弱、息が荒く汗を大量に流しはじめ、

電撃が弱まったところで膝をつき能力を解除した。

 

何もせずに1時間か・・・。こりゃあかなり鍛えないとダメだな。

戦闘面的にも能力的にも。

 

今のヒサメの限界は分かった。大体特訓のイメージが付いたが、これで強くなるかは不安はある。だがやってみなきゃ分からない精神で行くしかないか。

 

休憩終わったら、すぐに模擬戦するぞ。

あ?フラついてて無理?甘ったれるなよ。

俺ですら倒れるまで修業したんだ。

楽に強くなれると思うなよ。

辛い思いするのが嫌ならこの特訓はここで終いだ。

 

俺がそう見捨てるように言うとヒサメはなんとか立って構えた。

 

それでいい。結局、強くなるには努力しかない。

ただがむしゃらで鍛えるでなく、思考を巡らせ、地道に鍛える事。それが一番の近道。

 

俺も気功を全身に纏いつつヒサメと模擬戦。

この特訓で少しでも強くなればいいと思った。

 

おいヒサメ。俺を先生と呼ぶな。

弟子を取るつもりはねぇ!!

 

 

 

α月β日

 

しばらくしてヒサメと特訓し続けた。

だいぶ動けるようになったが、まだまだって所。

 

正直、ヒサメの能力は勿体無いと思うんだよな。

俺以上に活用幅が広いのにぶっ放すだけってのは本当にMTN。

・・・あ、勿体無い(MTN)

 

そうそう、シディから電話でしばらくゴブリンの父と修行するそうだ。

向こうも頑張っているようだ。

 

さてさてヒーちゃんや、特訓を続けようか。頑張って俺を本気にさせてくれよ?

ヒサメがビクッと肩を揺らしたが知ったことか。

 

俺たちのきつーい特訓はこれからだ!!

 

 

 

α月β月

 

今日はゲンレイの所で修行する事になった俺とヒサメ。

 

そーいえばヒサメとゲンレイは初対面だったよな?

何故か二人がバチバチとしてる様な気がするが気のせいだよな?

 

今日はお互いの弟子同士、何処まで強くなったか競い合うそうだ。

 

待て。ヒサメは俺の弟子じゃない。

おい!無視して勝手に話を進めるな!!

ヒサメも否定せんかいこのバァカ弟子がー!!

・・・っといかんいかん。つい俺の中の東方不敗が出てしまった。

 

俺が必死に否定すると周囲は

「散々鍛えておいて未だに弟子として認めてないのか?」

と呆れ顔で訴えてくる。

 

えぇい!俺が認めないと言ったら認めないんだい!!

 

さて、話を戻すが、試合相手はカンナらしい。

カンナもゲンレイの修行でひーこら言いながら励んでるらしい。

 

数日振りの親友同士の対決か。

今回は別に命のやり取りをしないから安心して見れる。

 

・・・何故か俺が景品扱いされた。

 

どっちかが勝てば俺を自由にする権利がどーたらと言っていたが、いやいらんだろそんなのと思ったら。二人はやけに真剣な表情になり半端ない圧を出した。

何故かゼクスとほたみに肩をポンと叩かれた。何の同情だよ。

 

二人の激戦してから数時間。お互い息を切らしていた。

もう体力の限界であろう、ゲンレイが引き分けとして勝負を止める。

それと同時に二人が床に倒れ込む。

 

ふむ、この調子で頑張ればリデュースを使わなくても潜在能力を発揮できるだろう。

 

するとゲンレイが俺の方を向き、お前も来いと指を何回か曲げ呼びかけた。

今度は俺とゲンレイね。

 

今度こそ、俺が一勝貰うからな。

 

 

 

 

 

また負けました~。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ボティスside

 

まったく。

久々に会ったと思えば、ソファでグータラしおってこのダメ男は。

 

最近、カゲ男とヒサ子が修行、シディは帰省でカレコレ屋にはしばらく人は来なかった。

うるさい奴らがいなくて清々する。

 

だが今日に限ってカゲ男がやって来たと思ったらこの様じゃ。

 

ボティス「なんじゃ。おぬしだけか?他二人はどうしたのじゃ?」

カゲチヨ「ヒサメはゲンレイの所で修行。

     シディもゴブリンの父親との修行だ。」

ボティス「なんじゃ。カゲ男はサボりか?クズじゃの。」

 

ワシがそう嘲笑うと、カゲ男はこちらを向いて、じぃっと見てきおった。

 

ボティス「な、なんじゃ。こっちを見よって気持ち悪い。」

カゲチヨ「いや、そう言えばあの時、

     感謝の言葉言ってなかったなぁ~っと思って。」

 

は?感謝の言葉?

 

ボティス「は!いったいワシの何を感謝するんじゃ?」

 

カゲ男はワシに頭を下げた。

 

カゲチヨ「シディを助けてくれてありがとうな。」

 

・・・は?・・・・はぁ!?

 

ボティス「ななな何じゃ唐突に!?き、気色悪い!!」

カゲチヨ「わざわざ俺の心臓食ってまでシディを守ったんだろ?」

ボティス「はぁ!?何を根拠に・・・。」

カゲチヨ「シディから聞いた。アハトとか言う混血児との戦いで

     満身創痍だった自分とサトウを正体不明の女性が助けてくれたと。

     力強い3つ眼。白い髪。黒い肌。そして俺の心臓が食われたタイミング

     これだけ揃えば大体予想が付く。」

 

・・・・ちっ。

この男にバレてしまうとは。なんとも屈辱じゃ。

 

カゲチヨ「安心しろ。正体をバラす様なことは言わねぇ。

     俺はお前に感謝を言いたかっただけだ。

     今回ばかりは素直に受け取って置け。」

 

・・・まったく。この男は・・・。

 

ボティス「わかった。おぬしの感謝の言葉。

     今回ばかりは受け取ってやる。」

カゲチヨ「おう。受け取ってけ受け取ってけ」

 

ワシはカゲ男の頭に乗った。

 

ボティス「せっかく来たんじゃ。ワシの暇潰しの相手せい。」

カゲチヨ「え~。俺帰って寝たいんだけど。」

ボティス「ワシに感謝してるなら付き合え。」

カゲチヨ「え~さっきのでいいじゃ~ん。」

ボティス「駄目じゃ!あ、こら!!寝ようとするんじゃない!!」

 

まぁたまにはこの男に感謝されるのも、悪くはないかもしれない。

 

 

 

 

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