カゲチヨside
オーナーの手伝いでくたくたな俺。
カレコレ屋に戻ったがヒサメとシディが居なかった。
カゲチヨ「どこか出かけてるのか?」
ソファーでだら~っとしてたら
胸についてるバッチの様な物が光った。
確かこれ発信機機能とか位置特定機能付いてたっけ?
何で反応してるんだ?
カゲチヨ「・・・まさか二人の身に何かあったか?」
発信機通りに走って言ったら、何やらヒサメが縛り付けられ
尚且つ寄生虫的な何かを入れようとするスーツ着た男が居るではないか。
とりあえず、寄生虫を血の能力でぶっ刺し、殺す。
カゲキヨ「おいおい発信機通りに来たと思ったら
ヒサメがまるでエロ同人のような展開になってるし
状況全然飲み込めんけど、虫殺してよかったんだよな?
虫愛好家に怒られない?」
ヒサメ(カゲ・・・)
「良くここが分かりましたね?」
俺は胸についてるバッチを指差した。
カゲチヨ「あぁ~これで位置分かるようになってるから
つかあんた誰?」
「ふふ、僕の名前はエイファ。彼女を育てた研究所にいた人間さ。」
カゲチヨ「ふ~ん。んでその研究員の人間がヒサメに何しようと?」
「ガァァ!!」
ブォン!っと巨大な何かが腕を振り落とされたのが難なく避けた。
カゲチヨ「何?このゲームとかで出てきそうなキメラは?」
巨大なキメラがカゲチヨに襲い掛かる。
カゲチヨ「あんた飼い主だろ?躾がなってないんじゃないの?
ペットを買うときはきちんと躾けないとダメって
母ちゃんにならわなかったのか?」
キメラの攻撃にひょいひょいととよける。
エイファ「余裕ぶってるのも今の内ですよ?ゾンビと吸血鬼のハーフ、
戦闘力は、血液操作と超再生。下の上、良くても中の下クラスの強さ。
それに対して僕のキメラは中の上といった所。
超再生は対策済み。それに君は不死身じゃない。
ある条件を満たせば普通に死ぬ。」
カゲチヨ「やけに俺に詳しいな。俺のファンか?」
エイファ「当然でしょ?僕は君を作った組織の一人だったんですから」
カゲチヨ「へ~・・・」
エイファ「おや?意外ですね。君も彼女のように怖くて震えてるかと思いましたよ。」
カゲチヨ「そんなんでビビるかよ。俺ヤクザの友達居るぜっていう学生かよアンタ。
ってか「だった」って事は何?粗相でもして首になったの?」
「ガァァ!!」
キメラが俺に襲い掛かってきた。そろそろ鬱陶しくなったし
片付けるか。
俺は人差し指をキメラに向け。血の能力を玉状にし指に集中させ
そのままぶっ放す。
カゲチヨ「
放った技がキメラに命中・・・・どころか貫通して
上半身が無くなってしまった。
やべぇ~・・・もっと手加減しておけばよかった。
このままじゃ動物愛好会の人達に文句言われちゃう。
「「「!!」」」
ヒサメ(あんな凶暴なキメラを・・・一瞬で・・・)
シディ(カゲチヨ・・・いつの間にそんな力を・・・)
二人は俺がキメラ倒したことに驚いてる。
これも修行の賜物だな!
エイファを見ると、ギャグマンガの如く目が飛び出る勢いで見開き
鼻水を出し口を大きく開く。
カゲチヨ「お前は俺の事を調べた結果下の上だと判断したかもしれないが
調査不足だったな。」
エイファ(し、知らないぞ!?奴は血液操作と超再生しかないんじゃ
無かったのか!?)
するとエイファは倒れた。
やっと効いたか。
エイファ「は?(アレ?僕が地面に・・・!?な、なんで・・・
何でこいつが僕を見下ろしている!?)
はっ・・・!!はっ・・・!!はっ・・・!!体が熱いっ
身動きが出来ないっ!!」
カゲチヨ「お前は今ウィルスに感染してんだよ。症状を進めるのも止めるのも
オレ次第って事だ。」
エイファ「ま、まさか。ウィルスを操作してるのか!?
ゾンビは噛みつき仲間を増やし、吸血鬼も噛み付き眷属を増やす・・・!!
双方の共通点!!それはウィルスを利用してる事!!仮にコイツが
血液操作を使い体内に・・・ぐはっ!!」
カゲチヨ「ぐだぐだぐだぐだなげーんだよクソ眼鏡!!
そんな説明なんざ動画見れば一発で分かるものを、
この小説で語ってんじゃねぇよ!!」
シディ「?カゲチヨはいったい何を言ってるんだ?」
ヒサメ「さ、さぁ?」
ったく。人の能力をべらべらと聞いてもないのに語りだしやがって。
うんちく語りのおっさんかお前は。
カゲチヨ「質問に答えろよ。答えられなかった時点で死ぬと思え。
嘘をついても死ぬ。わかったか?」
エイファ「わ、わかりました・・・!!」
カゲチヨ「俺達を作った組織について知ってる事は?」
エイファ「そ、組織の名前は・・・・トッププレデターという組織です。」
カゲチヨ「トッププレデターねぇ・・・」
頂点捕食者とはえらく出たもんだ。
シディ「なんで俺達を作った?」
エイファが語りだす
人類は生態系の頂点ではなくなり、
それ以前とは比べ物にならないほど人間にとって
地球は危険な場所になった。
再び人間の手にこの星の覇権を取り返そう
それが組織「トッププレデター」の目的
その為の実験の一つが異宙の住人たちよりも強い生物を作ろうとと言うもの。
カゲチヨ「お前が二人を作ったのか?」
エイファ「ち、違いますぅ・・・!!
ぼ、僕は生物合成研究の第一人者だったんだ・・・
なのに、その後入ってきた奴が僕の実験を乗っ取って・・・
ソイツが・・・ソイツが作ったんです!!
だから僕はさらに実験体を進化させて、トッププレデターに返り咲こうと!!」
シディ「返り咲く?」
エイファ「そ、そうです・・・!!僕はトッププレデターを追い出されたんです!!」
なんだ。首になったのはガチだったんだ。
シディ「俺達の能力を知ってたのは?」
エイファ「雪女の・・・い、いやヒサメさんの過去を覗いてデータを収拾しました・・・!!」
カゲチヨ「にゃるほどね~・・・んで?他に知ってる事は?」
エイファ「無いです!!何も!!僕はすぐに組織を追い出されて、
後任の名前さえ知らない・・・そうだ!僕を責めるのはお門違いだ!!
僕は可愛そうな被害者だ!うん!!優秀なのに追い出されて!!うん!!
全っ部周りが悪いんだよぉおおお!!」
カゲチヨ「いや、あんたはこんな事して組織に返り咲こうとしてる時点で加害者だ。」
俺は能力でさらに苦しむエイファ。
エイファ「な、なんでぇ・・・!!ちゃんと話したのにぃ・・・!!」
カゲチヨ「あのなぁ。こんな事しておいて、話しただけで許されると本当に思ってる訳?
めでたい頭だな。」
俺はシディとヒサメに向かって
カゲチヨ「どうする?俺達にはその権利があるが?」
その権利とはつまり
こいつを殺す事。
俺はどっちでもいい。こいつらに判断に任せる。
二人は辛い過去を思い出してるのか、思い悩んでいた。
シディ「・・・そんな権利は存在しない。こいつは俺達の実験に無関係だ。」
カゲチヨ「・・・そうか。残念だったなぁ。アンタの事は殺さないでおく・・・・最後に
鈴の耳飾りをした吸血鬼を知っているか?」
エイファ「す、鈴の・・・耳飾り・・・?き、吸血鬼・・・?
し、知らないです・・・!!」
カゲチヨ「あっそ。」
エイファ「た、助かっ・・・」
カゲチヨ「何を勘違いしてる。俺は殺さないだけで。ウィルスは永久に残り続ける。
言っただろ?「残念だったなぁ」って。
アンタには死よりもお辛~い人生が待ってるぜ。
俺はシディやヒサメのように甘くは無い。
一生自分の罪を苦しみながら数えるんだな。」
α月β日
今回は濃い一日だったな。
俺達が追ってる組織の元関係者に会うとは、
しかしトッププレデターか・・・
さっきのでヒサメは戦えないだろ。
仕方がない、口では平気を装っても
身体に染み付いた恐怖には逆らえない事だってある。
もしトッププレデター関連が来たら、
ヒサメには悪いが抜けてもらう。
トラウマ持ちを関わらせたくないしな。
もしかしたら、俺のせいでカレコレ屋は解散するかもしれないが
その時が来たらその時だな。
取り敢えず今日は疲れた。
オヤスミー。