カゲチヨ日記   作:yakyo

8 / 158
ストーリーPERT2

カゲチヨside

 

あれから五日が立った。

 

カレコレ屋にイーラと言う女がやって来た。

何でも壺を守ってほしいって事

 

雰囲気的のも怪しい壺だなぁおい。

何?守ったら幸運になれるの?

 

イーラ「この壺の中には悪魔が封印されていて、

    封印を解いた者が悪魔と契約が出来ます。」

シディ「悪魔・・・」

イーラ「そこいらの悪魔とはわけが違います。」

 

彼女が言うには、ソロモン72柱が一柱に数えられる

時間を司る悪魔「イスカンダル双角王 ボティス」が封印されてるとか。

最大限に悪用すれば地球を終わらせることもわけないってこと。

 

その説明に二人は驚く、ぶっちゃけこんな壺一つで地球を終わらせるって言ったら

そりゃあ驚くわな。

 

イーラ「あなたは驚かないのですね」

カゲチヨ「実感が無いだけだ。いいから話を続けてくれ。」

イーラ「悪魔の力を借りる為には条件がございます。」

カゲチヨ「なんだ?心臓を捧げよってか?」

イーラ「その通りでございます。」

カゲチヨ「あ?まじ?」

イーラ「力を借りるのは一度きり、その力の行使後に契約者は心臓を悪魔に

    差し出す必要があります。」

ヒサメ「し、心臓を・・・」

シディ「契約を終えた悪魔はどうなる?」

イーラ「心臓を得た悪魔は一定期間姿を消します。

    高等な悪魔ほど長い期間姿を消します。どこへ行っているかは謎です。」

 

この女・・・何が目的だ?

嫌な予感するぜ。こう言う予感はよく当たるんだよなぁ。

 

シディ「その壺は誰かに狙われてるのか?」

イーラ「はい、ボティスの力を悪用しようと言う輩に狙われているんです。

    連中は・・・トッププレデターと名乗っていました。」

「「!!」」

カゲチヨ「・・・・」

ヒサメ「なんで・・・」

 

カゲチヨ「その壺を守ればいいんだな?」

イーラ「はい、明日の朝まで壺を守ってください。」

シディ「なぜ、明日の朝なんだ?」

イーラ「この壺を異宙の遥か彼方に飛ばす予定です。」

カゲチヨ「ふ~ん」

イーラ「しかしこの情報は連中にも流れてる可能性があります。

    もしそうなら連中は明日の朝までにこの壺を狙ってくるでしょう。」

ヒサメ「で、でもそんな大事な壺なら。私達じゃなくて警察とかに・・・」

カゲチヨ「頼りにならないからここに来たんだろ?何せ相手はトッププレデターだ。

     何を出してくるかわかったもんじゃない。」

ヒサメ「・・・っ!」

カゲチヨ「その依頼引き受けますよ。」

 

恐らく罠っぽいが、あえてハマってやるよ。

 

ヒサメ「えっ・・・」

シディ「おい、カゲチヨ。」

カゲチヨ「悪いが俺的には断る理由が無い。」

 

二人には悪いと思うが、俺は受けさせてもらう。

 

イーラ「お願いします。」

 

イーラは頭を下げて言う。

 

シディ「どうして俺達に?」

カゲチヨ「理由はシディか?」

シディ「俺?」

カゲチヨ「シディは生物的に一番強いから・・・だろ?」

イーラ「はい・・・。」

カゲチヨ「では正式に依頼を受けます。」

イーラ「ありがとうございます。では私は明日の準備に取り掛かります。」

 

帰るイーラを血の能力で作った鼠を具現して追わせた録音機付きで。

 

カゲチヨ「さてと・・・」

シディ「待てカゲチヨ。この依頼は危険だ。」

カゲチヨ「だろうな。」

シディ「分かってるならなぜ引き受けた!ヒサメは前襲われた時の事を引きずっている。」

カゲチヨ「ならヒサメは不参加でいい。」

ヒサメ「え・・・」

 

シディに胸倉掴まれた。

 

シディ「そういう事じゃないだろっ!カレコレ屋を結成する時に話したよな。」

カゲチヨ「じゃあなぜ、危険と分かりながら依頼を断らなかった?

     組織を追うチャンスだと思ったからじゃないのか?」

シディ「それはっ・・・」

 

不穏の空気の中ヒサメが発した

 

ヒサメ「ごめんっ!!私、今回は抜けるよ。やっぱ怖くてさー、ははは。

    駄目だねーヘタレでさ・・・。って事でごめん。2人とも後は任せる。」

 

ヒサメが出て行く前に引き留めた。

 

カゲチヨ「ヒサメ」

ヒサメ「・・・・」

カゲチヨ「お前はこれからこの先どうしたいか。よく考えておけ。

     このまま組織を追うためにカレコレ屋をやり続ける道に進むか。

     カレコレ屋をやめて、組織に関わらない道を進むか。」

 

そう言い終わると、無言で出て行った。

正直、ヒサメにはカレコレ屋止めて幸せに生きてほしいんだがな。

 

シディ「カゲチヨお前・・・」

カゲチヨ「俺の言う事が気に入らないか?」

シディ「・・・・ヒサメを追え。依頼は俺一人でやる。」

カゲチヨ「ヒサメにも考える時間が必要だ。ここからが分岐点なんだよ。」

 

いつまでも怖がってたらこの先ずっと

怯えて生きなきゃいけない。

これは、ヒサメが出さなきゃいけない答えだ。

 

ピキン

 

シディ「!!(なんだ・・・これは・・・俺を呼んでるのか・・・?)」

 

シディは壺を持って、走って何処かへと言ってしまった。

 

カゲチヨ「はぁ~・・・ったく。」

 

ソファでくつろいでると、血の鼠が戻ってきた。

録音機を操作し、録音を聞いた。

あのイーラって言うアマ

何が壺を守ってほしいだよ。テメェで盗んだくせに。

 

イーラがカレコレ屋に来た。

早々にシディが居ない事を聞いてきた。

 

イーラ「シディさんが壺を持って何処かへ行ってしまった!?」

カゲチヨ「あぁ」

イーラ「あなたは何してるんですか!?早くシディさんを追わないと!!」

カゲチヨ「もうどこ行ったかわかんないですよ。あいつ早いんで。」

 

出て数分経ってるんだ。追いつけるかってんだ。

 

イーラ「心配じゃないんですか!!」

カゲチヨ「全然?あいつ、強いんで。」

イーラ「そう言う次元の話じゃないんです!!シディさんこのままだと殺されますよ!!」

カゲチヨ「そう言うって事は何か根拠がおありで?」

イーラ「シディさんを追いながら説明します!」

 

俺はイーラの車に乗り込み移動する。

 

カゲチヨ「それで?説明してもらおうか?何故シディが殺されると?」

イーラ「トッププレデターはとんでもない助っ人を呼んだんです!!

    その助っ人とは、アヌビスです!!」

カゲチヨ「アジルス?」

イーラ「アヌビスです!!異宙の住人で、またの名を冥府の守護神。

    今回の依頼に当たって私もシディさんについて色々と調べました。

    シディさんはホルスと狼男のDNAを受け継いでいます。

    狼男は高い身体能力を持ち、耳や鼻が発達している強力な異宙の住人ですが

    シディさんの驚異的な強さは、ホルスが次元の違う強さを持ってるからです。

    地球が異世界に転生してから、太陽の代わりになっているホルス

    間違いなく人類が発見した中で最強の異宙の住人です。

    しかし、DNAを受け継いでるとはいえ、元は人間。受け継がれる力は

    元の移住の住人の能力よりスケールダウンします。

    最大でも20%程度の力しか受け継がれていません。

    おそらく元が強大すぎるホルスの場合はもっと低い」

 

なるほど、ホルスはシディより全然強いって事か・・・

 

カゲチヨ「だが話を聞く限りでは、シディは強いって話になるんですが?」

イーラ「えぇ、強いですよ。彼に勝てる生物は少ないでしょう。・・・しかし

    アヌビスはホルスと同等の力を持つこの意味わかりますか?」

カゲチヨ「・・・・」

イーラ「このままだとシディさんは・・・」

カゲチヨ「負けねぇよ。何のDNA持っていよーが、んなの些細な事

     あいつはクソ諦めの悪い男だ。」

 

俺がそう言ったあと黙ったままのイーラ。

しかし車のバックミラーを覗くと女のニヤけ面が見えた。

何かやる気だな?

 

すると、イーラが急ブレーキをかける。

車を降りると前にはデコに一本の角に尻尾、ポニーテルの金髪な女性が立っていた。

こんな森に女性が立ってるって事は、トッププレデター関係なんだろう。

 

「黒髪に一部赤髪・・・腐血発見」

カゲチヨ「不潔って、これでも毎日風呂に入ってんだけど?」

「・・・」

カゲチヨ「あれ?無視?悪いけど俺、壺持ってないけど?」

「知ってます。」

カゲチヨ「あぁそうかい。それは後ろに居るこの女から聞いたのか?」

「「!!」」

 

お、驚いてる驚いてる。非常に優越感である。

 

カゲチヨ「あんた等の目的は、アヌビスの撃退と二人を連れて行く事か?」

イーラ「なぜ・・・それを・・・」

カゲチヨ「誰が言うかバーカ。それにアンタ以外にも居るんだろ?混血児。」

 

録音で男性二人の声が聞こえたしな。

 

「驚きです。そんな事まで知っているとは。」

カゲチヨ「嘘つけ。冷静じゃねぇか。」

 

どの面で言ってんだよ。

表情筋死んでるんじゃねーの?

 

「陽狼と氷電にも混血児を送りました。」

カゲチヨ「あいつ等そんなカッコイイ名前付けられてんの?羨ましー

     どーせ俺は不潔だよ。」

 

俺、味方にも敵にも雑に扱われてる気がするけど気の所為?

俺の被害妄想?

 

「あなたに動揺が見られない。何故ですか?」

 

んなの決まってる。

 

カゲチヨ「あいつ等は大丈夫だと言う確証の無い自信かな?」

「・・・・」

カゲチヨ「しかし、ヒサメやシディの他にも作ってるとは・・・・ありえなくもないか。」

「生まれつき2種類の異宙人のDNAを持つ子供を作るのは異宙人に対抗するためです。

 これは人類の安寧への希望なのです。」

カゲチヨ「殺戮兵器に改造しておいて希望って、それお前らが使っちゃダメな言葉じゃないの?」

「あなたに我々の思想を理解してもらおうとは思いません。

 あなたのように別の製造法で作られた欠陥品にはね」

カゲチヨ「悪かったな。欠陥品で。」

 

すると前の女が消えたと思ったら目の前に現れ、

俺に襲い掛かる。

何とか後ろに飛び回避する。あっぶねぇ~

「・・・・よく避けれましたね。」

カゲチヨ「いや、ほんとよく避けれたよ。マジで。早いねぇ~。

     アンタ、シディより強いだろ。これ確信。」

「少なくても、あなたよりは強いです。欠陥品が正規品にはかないませんから。」

カゲチヨ「じゃあ欠陥品の意地でも見せるかね。」

 

 

今、俺の中のゴングが鳴り響いた。

 

 

 

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。