カゲチヨ日記   作:yakyo

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α月β日

 

俺は依頼人が開発したVRの脱出ゲームのモニターをさせられた。

 

どうやらボティスの企みで寝ている俺に、何も知らされずにやらせたそうだ。

ボティス、マジで許すまじ。

 

ゲーム内容は究極の二択と言う物らしい。

 

俺達の目の前にはAの扉とBの扉があり、真ん中上には画面が設置されており、そこにウサギの着ぐるみを着た主催者が映った。

あれじゃないよな?椎名ナオキじゃないよな?初恋ヒーローとか描いてない?

どっちかの扉に入ったら妖怪縁結びとか居たりしない?

お前との縁が出来たな!!

 

2人が目を覚めたみたいで起き上がった。

俺はここを壊そうと試みるが能力が使えない。

 

そして究極の二択ゲームが開始した。

 

第一問

AのジェットコースターとBの観覧車、どちらに乗るか。

制限時間は1時間。

 

俺達はBの観覧車を選んだ。

 

Bの扉を入ると、どうやら選んだ選択肢を実際に体験させられるらしい。

シディとヒサメが居ないって事は、別々に乗ってるって事だろう。

地上に降りるまで時間あるし、仮眠取る事にした。

 

三人無事に出てきた。

主催者が言うには、やはり選んだ選択肢を実際に体験させるものだ。

だが、体験できる選択肢は片方だけ。

つまりAのジェットコースターに入れば何も起きないって事だ。

 

もし最悪な選択肢が出たらゾッとするな。

それで心の弱い奴が心肺停止したらどーすんだって話だがな。

説明されたところで次の問題が出された。

 

第二問

Aの黒板を爪でひっかく音とBの皿とフォークがこすれる音、聞くとしたらどちらを選ぶか。

制限時間は30分。

 

どうやら、問題が進むごとに時間が短くなるらしい。

 

どっちも嫌だが俺はBを選択。

シディは慣れてるらしいAを選び、ヒサメは俺と同じBを選んだ。

 

俺とヒサメは何も起きずに入り、シディが実体験してきたようだ。

流石、慣れてることもあってか平気な顔をしていた。

 

どうやら実際に体験してる時間は関係ないみたいだ。

 

第三問

 

Aのハイジャックされた飛行機とBのサメの群れに襲われる船、どちらに乗るか。

制限時間は10分

 

俺はAでヒサメとシディはBを選んだ。

 

んで実体験したのが、現在人質になってる俺である。

うわ~んこわいよ~しにたくないよ~。

 

っとふざけてみました。

たまにボケないとつまんないじゃん?

 

能力は使えなくても肉体能力はそのままだったので、強盗の股間を膝で蹴り上げ銃を奪い強盗に向けて、バン!!っと大きな声で驚かせたら泡吹いて気絶してしまった。

僕ったら悪い子ちゃん。テヘペロ。

 

俺は無傷で通過。

二人は俺を心配するがモーマンタイ。

 

第四問

 

Aの10億円の借金を負うのとBの見ず知らずの人間を一人死ぬ、どちらを選ぶか。

制限時間は5分

 

流石、脱出ゲームだけの事は会って出題が悪趣味だ。

 

俺等は迷わずAを選ぶ。

 

んで実体験して労働を強いられてしまった。

こんなのどこが楽しいんだか。

 

しかし戻ったのは俺だけ。主催者が言うには前回の問題でリタイアしたとの事らしい。

俺が何が何だかわからずにいると最終問題が出された。

 

最終問題

AのヒサメとBのシディ、どちらを処刑させるか。

制限時間は1分

 

あの時はマジでふざけるなと思った。

画面には二人がギロチンで処刑されそうな映像が映った。

思いっきり画面ぶち壊したくなった。

 

だがこの問題は、部屋から出てきた毒薬を飲めば二人は助かるらしい。

なら問題はない、俺は何のためらいもなく飲んだ。

能力が使えないから不死身じゃない?

 

知るかそんなもん。

どうせ一度死んだ命だ。仲間のために死ねるなら本望だ。

 

毒薬を飲んだオレは意識を失い倒れた。

 

 

 

 

んで、目を覚ましたら現実に戻った訳。

 

ボティスは俺が目が覚めた事でつまらなそうにしてたが、シディとヒサメは心配そうに見ていた。

俺の心境はとりあえずこのゲームを作った奴をぶん殴る事だったので、依頼人に殴っていいか?っと言った。

 

シディに羽交い絞めで止められる。

いや冗談だって・・・・半分くらい。

 

まぁ今回はゲームだからいいものの、本当にあんなふうな選択肢が出たら、俺はどうするんだろうか。

恐らく考えても一生思いつかないけど・・・。

 

その前に能力使えたらぶっ壊すけどな。

 

 

 

α月β日

 

今日はオンラインでフォーリナイトをゲンレイと対戦してた。

くっそ、チート使ってるんじゃないかってくらい強すぎるんだが?

あーたこのゲームやり始めたの一週間前って聞いたけど?

サバ読んでない?

 

一発も弾に当たらねぇ~。

あんたどんだけゲーム強いんだよ。

本人曰く、弟子が居ない期間が長く、ほとんどゲームしていたためゲームスキルが高くなったと言う。

ニートじゃん。

 

俺が負けるとともに、ヒサメが依頼人を連れて来たようだ。

どうやら今回の依頼人は人気ゲーム配信者のマッドフォックスのゆうたさんがやって来た。

 

知らない二人のために説明すると、フォーリナイト界隈では有名でメチャクチャプレイが上手く、YouTubeの登録者数が100万近い。

俺もよくゲンレイに勝つために参考にして見ている。

 

ゆうたさんの相談事は、フォーリナイト内で自分の名前で語ってプレイする人がいるそうだ。

まぁ有名人になってしまえば少なからず語りが出て来るだろう。

芸能人の名を語って、「誕生日おめでとー」とか「明日の予定どう?」とか送って来る迷惑メールみたいな・・・え?その例えは古臭い?

うるせー。古くて何が悪い!!

 

だがそれだけではカレコレ屋に来なくてもいいはず。

どうやら自分の名を語ってスキンやIDまで寄せてチートを使ってる人がいるらしい。

ゆうたさんのフリをしてチャットで人を集めてチートを使って無双したり、ファンを騙し連絡先や住所を聞こうとしたりとやりたい放題だそうだ。

 

迷惑系チーターって奴か。

 

ファンには通報するように言われたのだが、なかなか解決してくれないからカレコレ屋に相談しに来たそうだ。

 

・・・シディ。お前が考えてるチーターは動物の事じゃなくて、ゲームを有利に進めるためにデータやプログラムを改ざん、本来ではできない動きをさせそれを駆使して使ってる奴らの事だよっと説明。

ちなみにこれ正真正銘の犯罪ね。

 

ヒサメは自分もシディもゲームに詳しくないため、消去法的に俺がやる事になった。

俺は本人確認のためにゆうたさんにゲームプレイしてもらう事にした。

 

いや~あの指の動きは変態的だったね。

あんな流れる指さばきは勉強になる。

 

さて、本題に戻るが、俺が出来る事は特にない。

運営に通報するしかないが、どうせ一回やめさせてもまた同じことをする。

 

ゆうたさんは俺の言葉に、ショックを受けた。

それをやっても運営が全然動いてくれないからわざわざカレコレ屋に相談しに来たのにと言うゆうたさんに、俺は申し訳ないが諦めてくれっと冷たく突き放す。

 

まだ言いたそうなゆうたさんを俺は無理矢理背中を押して追い出した。

「流石にちょっと酷いよ!」っと少し怒り出すヒサメ。

 

これでいいんだよ。

ゆうたさんが二度とカレコレ屋に来ないくらいがちょうどいい。

 

さて、急遽生配信するか。

俺は配信の準備しゲームの電源を入れ、フォーリナイトを始める。

 

題して「チーターVSチーター。燃え尽きろ!!熱戦・烈戦・超激戦!!」である。

 

どうやら引っかかったようだ。

「勝てるのか?」とシディが言うが。

目には目を、歯には歯を、チートにはチートって奴だ。

 

本来はチート行為はダメだ。

だが、真面目にルール守ってるプレイヤーを小馬鹿にするこいつが気に入らない。

だから同じチートでメンタルバッキバキのボコボコにしてやんよ。

 

「このためにゆうたさんを追い出したんだ。」とヒサメが納得する。

こんな違反行為ゆうたさんには関わらせたくないからな。

 

ゲーム内では壁をすり抜けたり、自動回復したり、弾無制限発砲したり、空を飛んだりと、本来ではありえない行動をお互いしていた。

 

すると、画面が暗くなりアカウントが停止してしまった。

まぁ~あんなチートをしまくれば、視聴者の中に通報する奴が出て来るだろう。

 

しかも永久BANだ。

おそらくチーター野郎も俺と同じで永久BANくらってるだろう。

あっざまぁ~。

 

二人は訳わからないと言う顔をしてたので軽く垢BANされた事を説明。

ヒサメは心配そうな顔でいいの?と言ってきたが、別にゲームはフォーリナイトだけじゃないし、ゲンレイに関してはちゃんと説明すれば分かってくれるだろう。

 

すると、DMでゆうたさんからありがとうと言う言葉が送られた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

おまけ

 

ゲンレイと格ゲーでオンライン対戦中。

 

ゲンレイ『チート使って永久BANとかバカな事したね。』

カゲチヨ「俺だって好きでBANしたわけじゃねぇーよ。」

ゲンレイ『これで私の楽しみが一つ減ったじゃないか。

     どう責任とってくれるんだい?』

カゲチヨ「責任って何だよ。ゆうたさんと対戦すればいいだろ。」

ゲンレイ『やったがお前ほど強くなかった。』

カゲチヨ「もうやったんかい。って言うか勝ったのかい。

     なんか一生アンタに勝てない気がする。

     なんか負け過ぎて特に悔しく感じなくなったな。」

ゲンレイ『ふーん。そうか・・・。

     じゃあ次はハンデとして指二本しか使わないから。』

カゲチヨ「言ったな!?今度こそぶっ潰す!!」

ヒサメ(んでいつもの如く負けるんだよねぇ~。

    カゲそこまで弱くないと思うんだけど、

    やっぱりゲンレイさんは色んな意味で規格外なのかな?)

 

カゲチヨ「おまっそのハメ技っ・・・本当に指二本操作!?」

ゲンレイ『サービス期間は終わったのさ。』

カゲチヨ「フリーザ様!?」

ヒサメ(・・・二人して楽しんでる。・・・羨ましい。)むすっ

 

 

 

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