カゲチヨ日記   作:yakyo

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α月β日

 

この一週間。色々な事があった・・・。

 

 

 

 

 

一日目

 

ゲンレイの所で修行しに俺達カレコレ屋は家にお邪魔しに来たのだが事件が起きた。

・・・俺等は特別何かあったわけではないが・・・。

 

ゼクスとユキノがくっついてしまった。

 

語弊があるな。

接着剤がついたようにくっつき、離れなくなったという事だ。

 

何でもカンナの企みで持って来たジュースを飲んだせいで磁石の様にくっついてしまったようだ。

 

一先ず俺はカンナにヘッドロックを掛ける。

何してんだか。反省せい。

 

ヒサメが何でこんな事するの?とカンナに質問すると、俺達を外に連れ出し説明した。

どうやら、2人が奥手すぎてイライラしてやってしまったようだ。

 

「反省はしてるが後悔はしてない!」っと言ってきたので俺とヒサメはお互いの顔を見て頷き、ハリセン持ってカンナを引っ叩いた。

だからってあれは無い。

 

だが珍しくゲンレイも、二人の関係にいい加減苛立ち始めたらしい。

あんたも賛成派か。どーりで何も言わないと思った。

 

とりあえず俺等は修行しつつ二人の出来るだけのサポートって感じかな。

 

二人は磁石だって事で、色々とずらしたりしていた。

どうやら体のどこかがくっついていれば問題ないようだ。

 

・・・おいカンナ。俺の目の前に磁石になるジュースが置かれてるんだが?

おい、お前が持ってるそれも同じジュースだろ。

 

俺はカンナが持ってるジュースを奪いシンクに流し込む。

「あ~!!私が少ない小遣いで買ったのに~!!」っと叫ぶカンナに「小遣い少ないなら、こんな下らない物買わないでよね。」っとヒサメがジト目でカンナを見る。

 

食事中、二人は順調に行動できたが、落ちていたお菓子の袋を拾おうとしたユキノが屈むと、それに引っ張られたゼクスが重りとなって倒れてしまい、ゼクスがユキノを押し倒す形になってしまった。

何だかラブコメアニメを間近で見ているようだ。

 

というか、あの菓子のゴミ捨てたのカンナだろ。

俺が見ると、私じゃないと身振り手振りで反応。

どうやらほたみが捨てた様だ。

ゴミくらい捨てなさいよ。

 

ヒサメが顔を真っ赤にしてあわあわしていた。

シディは温かい目で見ていた。

カンナはスマホで撮影していた。

ほたみとゲンレイはシディが作った飯をバクバク食っていた。

 

シュールな絵面だな。

そう思いながら俺は無言で飯を食っていた。

 

瓶の説明を見ると、効力は一日だけらしい。

 

二人にはしばらく頑張って耐えてもらいたいものだ。

 

 

 

 

二日目の朝。

 

一緒に寝た二人の様子を見ると、二人はお互いの方を向いて手を繋いで寝ていた。

もう効力は切れてる様だが・・・しばらくそっとしておこう。

 

シディと模擬戦してる中、カンナの悲鳴が聞こえたのは気のせいだと思いたい。

 

 

 

 

三日目

 

 

今日は二人の女子大生がカレコレ屋にやって来た。

片方は青髪でメガネを掛け片目を髪で隠した女性と金髪でロン毛の明るい女性だ。

 

どうやら依頼しに来たのは、青髪の女性の方で、大学生にもなって誰とも付き合った事が無いらしい。

 

それをヤバイと言う金髪の女性。

「そんなにやばい事なの!?」と不安そうに俺を見るヒサメにお前は大丈夫だと言っておいた。

 

とにかくこの青髪の女性に恋愛経験して欲しいって事。

そこで、シディにレンタル彼氏になってほしいとの事らしい。

 

こう言うのは本職のレンカレに頼めばいいとは思うがどうするよ?っとシディを見ると、俺を見て頷きシディがそのレンカレに一日だけなるそうだ。

 

 

 

 

四日目

 

レンカレの件で、シディから聞いた話によると、恋愛経験したいと言うのは建前で本当はシディの事が好きだったらしく、付き合うために接近したんだと。

それで昨日の夜、勇気出して告白したそうだが、シディはその青髪の女性を振ったそうだ。

 

何故振ったのかは分からないが、きっとシディにも事情があるのだろう。

 

まぁとりあえず、お疲れさん。

 

 

 

五日目

 

アサヲが最近、アイドルの子と付き合ってるらしい。

 

とりあえずいい精神科の病院を紹介しようと思ったが止められる。

 

とゆーか何しにカレコレ屋に来た。

彼氏いない歴俺にわざわざ自慢しに来たのか?

誰が誰と付き合おうが勝手だが、惚気話を聞く気はないぞ帰った帰った。

 

追い出そうとすると、どうやら相談と言う名の依頼しに来たらしい。

なんでも、人生初めてでどのようにしてデートをすればいいのか分からないそうだ。

 

知るかよ。

 

んなのネットで調べろ。現代人。

っというか俺に頼むより、ヒサメに頼んだ方が良くないか?っと聞いたら、もじもじして緊張して話せないそうだ。

友達だが言わせてほしい。キモイぞ。

 

だから俺がヒサメに聞いてほしいとの事だ。

面倒くせーが、まぁ依頼としてなら引き受けてやるか。

 

アサヲが帰った後、ヒサメに女性が喜ぶデートプランとかあるか?っと聞いたら顔真っ赤にしてあわあわしている。

おっと、言葉足らずだった。

俺がアサヲの事で事情を説明すると、納得したのと同時に若干へこんでいた。

・・・え、なんで?

 

ヒサメから女性が喜びそうなデートプランを聞いた。

映画見たり、遊園地とか行ったり。食事は出来るだけ落ち着いた所でゆっくりと会話を楽しみたいとの事だ。

バイキングなら尚更良いんだと・・・ってそれお前の願望じゃねぇか。

俺がそう言うとテヘッっと舌を出してコツンと自分の頭を小突いた。

 

なんだよ。ぶりっ子キャラに転職か?

可愛いから許す。

 

まぁ大体のプランはメモったし、アサヲに知らせるか。

これで上手く行けばいいけどな。

 

 

 

 

六日目

 

 

 

 

どうやら付き合ったアイドルの女性は、幻覚を見せる能力を持つ「ゲイザー」と言う一つ目の蝙蝠の様な生き物だったらしい。

 

ドンマイとしか言いようがないな。

今回は俺が牛丼を奢ってやるよ。

 

 

 

 

七日目

 

 

ヒサメが俺の発火能力が何故出来る様になったのかを聞いてきた。

 

・・・・え?今更?

 

いくらこの世界がサザエさん方式だからって

あれから一年近くも経ってるんだぜ?

 

おっと、メタい事書いてしまった。

 

俺が発火能力を身に付けたのは別世界に行った時にっと答えると。

シディが「そう言えば、別世界に行った話を聞いてなかったな」っと思い出したかのように言い、どういう世界だったのかと聞いてきた。

 

俺が言った世界はここと同じ世界で、所謂別世界のカレコレ屋だった。

向こうの俺はどうやら、性格が違ったようだと言ったら「昔のカゲみたいだね」っとヒサメが言ってきた。

・・・否定は出来ないな。前世の記憶を思い出さなければ、あの性格のままだっただろう。

 

「俺達はどうだったのだ?」と質問して来たので、シディは相変わらずのイケメンでヒサメは相変わらずで可愛いと答えたら、ヒサメは顔を真っ赤にした。

「いけめん・・・とは何だ?」っと事聞いて来た。

あれ、向こうのシディと同じこと聞いてきたぞ。

だから俺も同じ台詞を答えた。

 

別世界のカレコレ屋で起きた事を包み隠さず話した。

 

別世界の俺のアンチによる7つの大罪事件。

動物園の飼育員。

別世界の俺のスマホ使ってヒサメを騙す勘違い男。

俺が発火能力を身に付けた時の超能力ドリンクの被検体。

本音薬と別世界の俺とヒサメの喧嘩。

サトウとの戦い。

別世界の俺の子供化。

子供を誘拐し、実験と言う名の拷問をするサド野郎。

 

っとあった出来事を話した。

いや~懐かしいな~。驚いたのが俺とヒサメが仲良く喧嘩したり、ヒサメが俺の事お兄ちゃんって言った事とか。

そう思うとまた会いたいもんだなっと思った。

まぁ思うだけで、また事故って行きたくないがな。

 

そう若干感傷に浸ってると、ヒサメは不機嫌な表情になり俺の頬を引っ張った。

いや、何で不機嫌なる。

 

なんだ?お前も俺の事お兄ちゃんって呼びたいのか?ってからかうと、今度は顔を真っ赤にして何処かへと言ってしまった。

からかい過ぎかもな。

 

後で謝ろう。

 

 

 

 




そろそろストックがなくなりそうなので、
次回からは(出来る限り)週一で投稿します。
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