カゲチヨ日記   作:yakyo

89 / 158
62ページ

α月β日

 

今日は天気は悪い。

外は雷が鳴り、雨も降るそうだ。

 

俺が傘が無いと言ったら「私の傘に入る?」っとヒサメに言われたので、丁重にお断りした。

傘が無くても、能力で具現化すれば問題ない。

 

俺がそう言うと頬を膨らませて不機嫌ですって表情になってしまった。

何故だ。

 

すると、シディが何かに反応した。

雷に混じって何か聞こえたそうだ。

 

スマホには竜巻注意速報が出てるという事だが、おそらくそれだろう。

 

シディが竜巻について質問して来たので、積乱雲に伴って発生する凄い渦巻きだと説明。

何故竜巻が出来るのか、それは地面付近に出来た弱い渦巻きが積乱雲の上昇気流に引っ張られて、上に引き伸ばされる事によって回転スピードが早く強くなるからだと出来る限り分かりやすくホワイトボードを使い、絵と共に説明した。

 

「竜巻とは何だかカゲチヨみたいに逞しい奴だな」っと言う感想を言ってきた。

それって褒めてるの?貶してるの?

どっちなんだいっ!!

 

ちなみに捕捉だが、速雷も雹も竜巻の前兆だ。

いらん知識をまた身についたな。

 

対策としては、窓の傍に行かず、机の下や押し入れやトイレ、浴槽など安全なところでジッとしてる事。

他に何か情報が無いかと思いスマホを覗くと、馬鹿な真似をしようとしてる輩がいた。しかもそいつらは同じクラスの奴らだ。

 

俺は、散歩と言ってカレコレ屋から出た。

 

竜巻付近に、バズりのために動画撮影に来た馬鹿どもが2人竜巻に巻き込まれそうだったので、1人は能力で地面に腹ばいにさせ、もう一人が竜巻に飲まれそうなところを引っ張って、地面に伏せてるもう一人の方へ飛ばし、能力で強制的に腹ばいさせたが、代わりに俺が竜巻に巻き込まれた。

 

俺は全気功を全開にして竜巻を打ち消した。

 

まぁそのおかげで、服やズボンがボロボロだ。

しかも、いつの間にかかなりの上空に居た。

竜巻ってスゲーなおい。

 

ドラゴンの翼を生やし、ゆっくりと地面へと着地。

 

すると、同じクラスの奴らが俺に涙と鼻水を流してこちらに来て抱き付きそうだったので、サッと避けた。

服が汚れるでしょーが。・・・所々敗れてるから手遅れだけど。

 

すると、ヒサメ達がやって来て小言言われた。

いや、間近で竜巻見て新しい技とか思い浮かばないかなぁ~って思っただけで、別に助けに行っただけじゃないから。

 

あと、ヒサメ。バチバチと電気出しながら怖い顔で2人を説教するな。

同級生達が怯えてるじゃねぇーか。

 

ヒロインとは思えねぇ顔してんぞ。

 

 

 

α月β日

 

教室で、アサヲが女子から肩ポンされたと言う自慢?話を聞かされた。

それを聞いた3人は盛り上がってるが、俺はへーっとしか思わなかった。

 

肩ポンなんて、俺等陰キャと違って女子にとっては当たり前のスキンシップじゃないの?

ってか、それだけで自分の事好きじゃないの?って思っちゃうわけ?

チョロ過ぎないか?

 

まぁ女子からそんなスキンシップされたらドキドキはするとは思うが、出来れば人が居る教室で大声でこういう会話を止めてくれないか?

 

周りを見ろ。

女子達が冷めた目で見てるぞ。

 

今度は、女子がちょっとしたしぐさで可愛く見えるっという話になった。

 

ごめん。俺その会話に参加出来ねぇ。

何の仕草が可愛いのかわっかんねぇーよ。

こういうの鈍いんだよ!悪いか!

 

マチャソは女子の眠そうな仕草が良いそうだ。

あくびしたり、目をこすったりしてる姿が好きのようだ。

 

ルイは女子が伸びをする所にドキッとするそうだ。

 

チダイは髪を描き上げる所が良いそうだ。

額にうなじに耳に女性の美しさを感じるらしい。

 

へ~。みんなそれぞれ違うんだな~。

 

んで俺はどうなんだ?っと聞かれたが、どーしたものか・・・。

特にこれと言って好きな仕草とか無いしなぁ~。

強いて言えば、その子の自然体かな?

 

っていったらつまんなそうに溜め息吐かれた。

悪かったなこういうの鈍くて。

 

4人が盛り上がってる中、俺は蚊帳の外になりボケーっと眺めてたら、ミキが隣にやって来て「ジュース奢って?」っと萌え袖+上目遣いでお願いして来た。

 

なに?ぶりっ子恐喝?

 

っと言ったら頭引っ叩かれた。

いや、叩かれる意味が分からん。

 

ヒサメがいうには、「どんな相手でもこーすれば男子はいちころって言って、カゲで実証しようとしたんだよ。」っと暴露。

 

俺はミキの頭をグリグリとした。

俺を狙ったのは運の月だ。

男心を弄ぼうとするその心を修正してやる。

 

ヒサメは俺の裾をつまんで、「私もそういう仕草とかした方が良いのかな?」っと俺を見てきた。

いや、そんな事しなくてもはお前は可愛いんだし、自然体で良いだろ。

って言ったら赤面して頬を引っ張られた。

 

う~む。俺は心からそう思ってるんだが、やっぱりイケメンじゃないからキモイと思われたのかもしれないな。

 

でも少しニヤついてたが、俺の顔そんなに変だろうか?

 

 

 

α月β日

 

道端で座り込んでた高校生くらいの女の子が居たため、警察に届けた。

 

数日後

その女子がカレコレ屋にやって来たと思えば、おもむろにPCを開き俺を脅しにかかってきた。

そのPCには俺の個人情報が入っており、拡散すれば二人に迷惑がかかると言う物だ。

 

ふむ。流石にそれは困るな。

何の目的でこんな事するのか、彼女の家族を探してほしいって事らしい。

 

それだったら普通に依頼すれば良くないか?っとシディは言ったが、こっちの方が確実だとの事だ。

 

家族の情報を提供する代わりに俺には外れてほしいそうだ。

人質って訳ね。わかります。

 

家族が見つかるまで、女の子は俺の家に住みつくそうだ。

え~女の子と一部屋で二人っきりとかドキドキしちゃ~う。

 

おいヒサメ、冷めた目で見るんじゃないよ。

 

まぁ俺は一向に構わないぞ。

ちょうど何日か休みたいと思ってたし。

働き過ぎなんだよなぁ~俺って。

 

後は2人に任せて俺は女の子を連れて俺の部屋に連れ込んだ。

・・・文章だけ書くとちょっと犯罪臭が漂うな。

 

んで、女は部屋に入ってはスマホいじってるだけ。

俺は適当に出前を取った。

無論、女の子に何食いたい?って聞いたが無視。

 

お、タピオカあるぞ。女子は好きだろ?タピオカって言ったら「その情報古いですよ。もうタピオカブームは終わってます。」だって。

あ~・・・そう。女子高生の流行はコロコロ変わって困るぜ。

 

んで出前でパンやラーメンを頼み、話さずに食した。

その後、女の子はスマホいじってるため、俺は副業の動画編集をしていた。

・・・あれ?せっかくの休みなのに俺結局働いてね?

俺ってばワーカーホリック~。

 

俺は深夜までずっと動画編集してたら、背後から女の子が話しかけてきた。

「いつまでやってるんですか?うるさくて眠れません。」っと注意して来た。

 

いや、あとちょっとで終わるから、あ、こら強制的に消そうとするんじゃない!

分かった分かったから!!

 

んで俺も結局寝ることにした。

俺が布団に入ると女の子は「次からは、私に事話し掛けないでくださいね。私、あなたに興味ありませんから。」っと言って就寝した。

 

「興味ない」・・・ねぇ~。

何か事情がありそうだな。

何となくだがそう思った。

 

俺はわずかに聞こえたすすり泣きを聞きながら就寝した。

 

 

あれから数日

 

2人の調査を結果を聞くに、昨日見つけ、家族に会ったらしいが「幸せそう」に暮らしてたらしい。

一人の娘が居ないのに「幸せそう」っか・・・。

 

結論に言うと、女の子の家族は彼女から逃げたって事になる。

 

さらに話を聞くに、女の子の話を出すと、家族はすごく怯えたそうだ。

泣きながら教えないでほしい。やっと幸せになれたんだ。

そう言っていたそうだ。

 

すると女の子がやって来て、家族の所に連れて行ってほしいと言い出した。

そろそろ二人の能力で発見できる時期だと思ってたらしい。

お見通しって訳だ。

 

お前は、家族に何をしたんだ?っと聞くと、女の子は一瞬、悲しい表情で俺を見たと思えば、元の真顔に戻り教えなかった。

 

いいや、こればっかりは話してもらうぞ。

 

女はスマホで俺の個人情報を流そうとするが、俺が何もしないと思ったか?

この数日間、女の子の体内にウイルスを流し込み、体の自由を奪った。

今の現状じゃ、指一本すら動かせられない。

 

なぜそんなに家族の元に戻りたいのか、いい加減話してもらおうか?

散々こっちをこき使ったんだ、それくらいの報酬は必要だろ?

俺は彼女のPCやスマホから俺のデータをすべて削除しつつ質問した。

 

女の子は苦々しい顔をしながら「家族が大好きだから」っとの事だ。

 

大好きだって言うが、自分を捨てた家族だろ?っと言うが。

それでも家族が好き。だから家族と一緒に居たい。家族が一緒に居て、何が悪いの?

っとの事を言っていた。

 

なぜそこまで、家族を?

そう疑問に思っているとヒサメとシディは彼女について語った。

 

どうやら一種のサイコパスらしく、自分の目的のために手段を選ばないそうだ。

その家族曰く、彼女に気にいられると大変らしい。

 

どうやら彼女の愛情表現は行き過ぎてたようで、妹をいじめてた小学生の個人情報を公開。父親が家で愚痴った上司を痴漢冤罪で社会的に殺し。母親と軽いご近所トラブルのあった家に在りもしない浮気をでっち上げ家庭崩壊。

 

とにかく愛情表現が攻撃的だそうだ。

家族が辞めてほしいと繰り返していたらしいが治らなかったらしい。

 

彼女に好かれると不幸になる。

 

俺は、シディのその言葉に、部屋で「興味ない」っと言った彼女の言葉を思い出した。

なるほど、あの言葉は、心許したら俺が不幸になるからなのか。

 

俺は能力を解除して、家族場所を教えた。

 

3人は驚いた顔をした。

 

確かに、彼女の行動は行き過ぎで攻撃的。

家族は彼女の被害者のは変わりない・・・だが。

彼女が家族を思っていたのは事実。

 

そんな家族に拒絶されるのは誰だって傷付く。

 

俺は女の子を途中まで送る。

 

送って行く途中、ちょっとお節介じみた事を言った。

人に興味持たないより、人に興味持っている方が良いんだぜ。

こー見えて、興味ないって言われて割と傷ついてるんだぞ?

 

俺がそう言うが、女の子は一度謝って、やっぱり興味が湧かないと言ってきた。

興味が無いから、自分に害を与える事も無いっとの事だ。

 

そんな女の子の顔を見ると、少し笑った表情をし、家族の元へと去って行った。

 

この先、彼女と彼女家族がどうなるのかは知らん。

俺は女の子の「依頼」を遂行しただけ。

 

後は家族次第って事かな。

 

はぁ~あ。女心は分からんな。

 

 

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。