東方夢幻界鄕 ~有り得たもう一つの可能性の物語~   作:龍姫★サキ

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【冥剣怨呪異変】地獄に潜む悪意と企みその3(霊夢&さとり組編)

 

私は霊夢に何故コンガラ達と言ったのか。を説明している。

 

 

………なんで『達』なのか。

それこそキクリの言動だ。

何で私達は勝てないのだと。

 

単純な結論が導き出される。

 

コンガラは、既に徒党を組んでいた。

…私は地霊殿の主。

 

既に地獄で噂されている話に納得がいく。

更に推測が当たっていると言う事実の歯車に拍車がかかる。

 

 

その噂。

それは、コンガラ含む四人の強者が結託しクラス分けされたかの様な感じに……俗に言う四天王擬きみたいな強者四人の徒党が結成されたという話。

 

地獄で聞いていた話をそのまま言えば、奴等は四天王と呼ばれず、地獄で生まれた四強者が由縁に、其処からとられていつしかこう呼ばれる様になった。

 

 

 

 

『地獄の四凶』

 

そう呼ばれている奴等がいるらしい。

 

 

 

 

そいつら四人の情報をひとまず上げておこうかしら。

多分、これを読む上で必ず必要な情報なのだから。

 

地霊殿に上げられていた情報だから、絶対ではないけど…無いよりマシですしね?

 

 

 

 

 

地霊殿情報

 

 

 

 

地獄の第四凶

 

 

別名:冥剣士

名前:コンガラ

種族:鬼神(神霊)

持つ能力:近接と間接の概念を操る程度の能力

 

基本情報

体は黒く頭には黒い鬼の様な角が一本生えている。

髪も黒く短髪。

口は丁寧でかつ回りくどい。

手には神刀伊邪那美神を持っている。

正々堂々と戦うのが基本で卑怯な真似は一切せず、剣の扱いに随一に長けており地獄の中で得物勝負では、負けた事は一切無いと言う。

能力の近接と間接の概念を操り相手がどんな場所にいようと絶対必中の斬撃を繰り出し相手を着実に追い詰め、相手の攻撃を能力で弄り絶対回避の技術を編み出している最強の剣術士である。

 

 

 

 

 

地獄の第三凶

 

別名:狂鬼神

名前:立空 汐(たちそら しお)

種族:鬼神

持つ能力:物量と重力を操る程度の能力

 

基本情報

腕にはじゃらじゃらと鎖の様な枷が幾つもついており、服装は軽い軽装の様な着物を着ている。

髪色は薄い橙色と黒色のメッシュ。

右手には棘付き鎖がついた棘鉄球を持っている。

頭にはどんな硬いモノでも貫きそうな細長い一本の角が生えている。

口は姉貴の様に荒々しく口を開けば畏怖する程。

性格は荒々しく、自分の領域に入ったモノ全てを目の敵にして力業で一方的に蹂躙しまくる鬼神の具現の様な存在。

能力を使用するとまるで武神の様な無双をし始める。

棘鉄球を地面に叩き付けるとその周辺に同じ様な大きさの棘鉄球を虚空の彼方から無数に呼び出し、対象に当たるか能力が解除されるまで永遠と鎖付き棘鉄球が振り落とされ続ける。また、重力玉を対象に投げ自由を奪った後に炎のオーラを纏った棘鉄球を何度か振り落とす事で発生する地獄の炎の衝撃波で相手全体に甚大な被害をもたらす。武術系では誰一人として負け知らずな地獄における最強格の一人である。

 

 

 

 

 

地獄の第二凶

 

別名:次元と次元の管理者

名前:時焉 侑(じえん ゆう)

種族:鬼神

持つ能力:時間軸を操る程度の能力

 

基本情報

見た目は鬼の四天王の一人、萃香の様な見た目をしており角は頭の両脇に二本、羊の様に捻れており髪にそって後ろに伸びている。

髪色は薄い水色と灰色のメッシュ。

手には基本的に特殊な魔道書の一つ【サナトス】を持っているらしい。

性格は大人しく基本的に戦闘を好まずまた、魔法使いの様に知識だけを探求する物好きである。

能力は戦闘には余り生かせないモノだがある程度、相手の攻撃予測や未来予測が可能であり、滅多な事では自分の攻撃は外れず、相手の攻撃を避ける事が可能。また、自分の魔力が有る限り時間軸を操り自分の未来を垣間見た後時間を戻し相手をより狡猾に仕留める事も可能。

…しかし、今は地獄の四凶という枠組みに全く協力する意志が余り感じられず、相手の感覚にも手加減されていると感じさせる程、本気さが無いと噂が立っている。…ただ、能力を利用しての狡猾さの欠片も感じられなくなっているだけだと言われているが、それ以前に実力は昔よりもあるらしく、推測だが力加減が出来ず逆に手加減していると勘違いしていると想われる。

また、頭脳では誰にも負けず影の天才と呼ばれている。

 

 

 

 

 

 

 

地獄の第一凶

 

別名:地獄の守護者

名前:鬼巫女

種族:鬼神

持つ能力:空間を弄る程度の能力

 

基本情報

見た目は今代の博麗の巫女である博麗霊夢の姿そのものだが、持っている力やオーラは博麗霊夢と比べ物にならないほどに凶悪。

性格は敵に対して容赦なく、場合によっては一方的に蹂躙して情けも掛けず殺す程に冷酷で残忍。

ただ、味方に対しては恩情があり、博麗霊夢と似た様に気遣う事もする。

…が滅多に喋らない為味方でも不気味だと言う声もあった。

髪色は真っ黒で髪飾りは血の様に赤黒く汚い。

巫女服も黒と赤黒の二色で統一されている。

右手にはお祓い棒を持つが飾りが禍々しく黒く、見ていて気持ち悪くなる位にウネウネと飾りが動いている。

能力は空間を弄り絶対回避絶対必中の攻撃を無差別、無尽蔵に繰り出す事が可能。体力と言うべきモノも能力中はなく、歯向かう相手を一方的に痛め付ける。

まさしく理不尽と呼べる能力を保持している為、自分から喧嘩を売る事はなく余程の事では戦闘もしない、正に強者の貫禄と言えるだろう。

戦闘技術は天才肌と呼ぶ位にその場の勘で全てを制する。

巫女としても超が付く程一流で月の守護者である綿月依姫と互角に渡り合う位の実力も兼ね備えている噂が近頃立ってきている。月の守護者の綿月姉妹に取って付けて鬼巫女の事を地獄の守護者の冷酷巫女と言われているそうだ。

 

 

 

 

 

 

こんな感じですかね?

 

 

 

……。

鬼巫女。

私はその名前を聞いてあの日を思い出す。

今は言えない過ぎ去ったあの平和な日。

それは、恐らく私含む現時点での地霊殿メンバーとその旧友と幻想郷を作った賢者や神様、幻想郷担当の閻魔様しか知らない……とても複雑な事情。

 

 

 

 

 

 

「………ん…。……か……さ…?………かあ…ん!?…母さんっ!??…」

 

霊夢の呼び声に思い出から此方に引き戻される。

「え?…あ、れ、霊夢?…ど、どうかしましたか??」

「どうもこうしたじゃない!さっきから母さんを呼んでいたのに全く気付いて無かったじゃない!」

霊夢は私には怒鳴る。

この様子から察するに先程から呼ばれていたのに、聞こえておらずそのまま数分は無視していた様に見えたのだろう。

 

「…すみません。他の事で少し気になる事を思い出したせいで反応が遅れてしまいましたね。…どうかしましたか?」

私は霊夢に改めて質問をする。

「地獄の四凶の説明し終わって私も大体は理解したの。それはそうとして、アレ…みて…」

霊夢が指を指し示す方向に、人影が…。岩に隠れて身を潜めている様に見えますがおおよそしかたてられません。

なにせ足しか見えませんので。

 

「誰か彼処に倒れていると思って私は急いで母さんを呼びに来たの」

深刻そうな顔をして私には訴える。

「…こうあうのは、躊躇われますが…一応、私達は此処へ何しに来たと思います?人助けですか?」

霊夢ははっとする。

「…違う。異変解決に…」

「ならば、あの人は助けたくとも助けれません。時間を要してしまうので…」

霊夢の気持ちは判るが今は時間もない。

無駄には出来ない。

 

……助けて…。

 

……。

この声と質を見る限り…まさかと思いますが…。

 

私は霊夢を差し置いて事実を確かめに向かう。

「……母さん!?どうしたの!そんな血相変えて…」

 

この気配に声のトーン。

 

間違いない。

間違いさえなければ……。

 

 

目の前に写ったのは、白い翼が生えた悪魔に抱き抱えられながら眠る悪魔娘。

その隣にはお腹を押さえながら苦しそうにしている人間が…まさしくこれは…。

 

「……魔界にいった筈のメンバー。……何故?」

 

私は呟く。

霊夢は後から来てこの光景を見て察した。

「…へぇ。…あいつも回りくどいわね。…なにか企んでいるとは思ったけど、彼処で逃がして正解だったかもねしれないわね。……母さん!」

霊夢は此方を呼ぶ。

 

…判っています。

状況が少し変わりました。

 

本来なら二人で四凶に立ち向かわないといけないところ…それが奇跡が起こったかの様に目の前には傷付きながらも地獄のそれも休める洞窟の隅、岩影で休んでいたのは本当に運が良いです。

私達二人では負ける可能性が多々あった状況。

少しでも戦力を増やせるなら多少時間は掛かりますが…間に合う範囲でしょう。

それに、霊夢がこの状況を見てある程度納得する所を察するに…貴女なんですね?

 

 

 

……魅魔。

 

 

 

 

 

…これには本当に驚きましたよ。あれから今になって、心の底から変わったと。

ただ、絶望ではないのも驚きです。

素直に心の底から嬉しいという奴ですね。

 

「霊夢。私は幻月とエリスを運びますので、貴女は麟をお願いします。」

「判ったわ。運ぶ場所は少しでも休める洞窟で良いわよね?」

「はい。お願いします」

 

 

そうして、私達は傷付いた三人を洞窟内へと運ぶのだった。

 

 

 

 

 

 

【魔獄挟界異変】に続く!!

 

 

 

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