幻想魔札技録〜マジシャンバトル〜   作:Uさんの部屋

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前回までのあらすじ
フータvsユリスの対決。一進一退の攻防を繰り広げる中、互いに切り札を召喚し………!?


第9話 代償と逆転札

ユリス「(私の手札は3枚………でも、このカードを使ってこの状況を攻略する………!!)」

 

ユリスは手札を目にした後………

 

ユリス「私は手札から対抗魔法カード{その場限りの命}を発動! 墓地から{魔法戦士長}を蘇生!!」

 

ここに来て魔法戦士長を蘇生させた。

 

ユリス「そして、魔法戦士長を破壊して速攻魔法カード{魔法使いの宝札}を発動! これにより、互いのプレイヤーは手札が6枚になるようドローする!!」

 

そこから追加で対抗カードを使い、手札を増強する。

 

レフ「魔法使いの宝札………魔法使い族の魔を破壊する事による最強の手札増強カード………!!」

 

魔法使いの宝札による効果で互いの手札は6枚となった。

 

フータ「………どういうつもりだ? 俺の手札まで増やすなんて………」

 

フータは首を傾げる様子を見せる。

 

ユリス「大丈夫、このターンで貴方の切り札を潰すから」

 

ユリスはそう返すと………

 

ユリス「私は手札から魔法対抗カード{破滅の天秤}を発動!」

 

ユリスは手札から魔法対抗カードを発動し、ユリスの後ろに巨大な天秤が出現する。

 

フータ「なんだ、あの天秤………?」

 

フータは首を傾げる。

 

ユリス「あまり開示はしないでおくよ。ここで開示したら危ないしね」

 

ユリスはそう言葉を返すと………

 

ユリス「手札から魔法対抗カード発動! {魔法の傷跡}」

 

ユリスは更なる魔法対抗カードを発動。

 

ユリス「このカードを発動したターン、相手の魔が魔法ダメージを受けた場合、そのダメージ分パワーは減少するよ」

 

ユリスはそう言うと………

 

ユリス「さて、切り札対決と行こうか………ツインパワーで、絆の戦士を攻撃!!」

 

ユリスは攻撃宣言を行い、絆の戦士に攻撃を仕掛ける。

 

フータ「速攻対抗カード発動! {戦士の大盾}!!」

 

フータは攻撃を無効化しようとする。しかし、双力の魔法戦士の攻撃は絆の戦士を貫いてしまった。

 

フータ「攻撃が無効化できない………!?」

 

フータは困惑を隠せない様子を見せる。

 

ユリス「そうだよ。これは私がさっき使った{破滅の天秤}の効果………! このカードを使ったターン中、私の場にいる魔は全て攻撃を無効化されなくなるんだよ」

 

ユリスはこの事態の理由を説明。なんと、先程ユリスが使った破滅の天秤により、攻撃が無効化されなかったようである。

 

フータ「何っ!? そんなのありかよ!?」

 

これには流石のフータも驚きを隠せなかった。

 

ユリス「まあ、このバトルのフェイズ終了時に貴方の場に魔が残っている場合は私の場の魔が問答無用で全滅する代償の大きいカードではあるけれど………貴方に勝つには十分な力を持っているんだよ………!!」

 

ユリスは一応破滅の天秤によるデメリット効果も説明。だが、今の彼女はこのデメリットなど考えてはいない。

 

ユリス「それと………ツインパワーはバトル終了後、相手の場に残っている魔へ1000の魔法ダメージを与えるよ!」

 

なんとユリスは双力の魔法戦士で絆の盾騎士に向かって追撃をかけてきた。これにより、絆の盾騎士は1000の魔法ダメージを受けると共に、先にユリスが使った魔法の傷跡の効果により、絆の盾騎士はパワー2300にダウンした。

 

ユリス「これで終わりだよ! 闇の一閃戦士で絆の盾騎士を攻撃!」

 

ユリスはパワーが100上回っている闇の一閃戦士で攻撃を放つ。これにより、絆の盾騎士はあっさりと破壊されてしまい、ユリスは破滅の天秤によるデメリット効果を免れた。これにより一気にユリス優勢の盤面になってしまったが………

 

フータ「すげぇ………ウズクチョにはまだまだこんなに強い相手がいたなんて………!!」

 

フータはこの時、更なる強さのマジシャンバトラーが存在していた事にとてつもなく興奮していたという………

 

フータ「………ユリス! 俺はこのバトル、降参だ!!」

 

そして切り札を失ったフータはここでバトルを降りる事を宣言した。

 

エマ「ええっ、降参!?」

 

エマはフータが降参を選んでしまった事に驚きを隠せなかった。

 

ユリス「………じゃあ私の勝ちって事でいいんだね?」

 

ユリスはフータに対しそう問いかける。

 

フータ「ああ………でも逆にありがとう。俺の現状の強さを教えてくれて………!!」

 

フータはこの勝負に負けてしまった事を受け入れると共に、現状の強さを知った。

 

フータ「(今の強さで満足する結果にならなくてよかった………俺、もっと強くなりたい………!!)」

 

そしてフータの中では、更なる成長を求める様子が垣間見えたのだった………

 

 

 

そんな中、この勝負をエマ達以外に人知れず見物している女性がいた。

 

?「あれが噂のフータくんか………まるでUみたいな闘志の強さ………いや、向上心はUより上かも………!」

 

その女性は青く長い髪をしており、巫女服を着ていた。そして左腕にはユリスと同型のマジックファイルがあったのだった………

 

 

 

フータvsユリスの対決は、フータの降参による敗北で幕を閉じた。しかし、この敗北は終わりなどではなく、次の戦いに向けた成長である事だと、この時のフータは無意識に理解していたようであった………

To Be Continued………




次回予告
王立学院生と戦える大会へ想いを馳せるフータ。しかし、一般人は4名かつしかも推薦式という形で、フータには参加資格が無かった。そんな中、フータへ助け舟を出す人物が現れ………?
次回「巫女服のマジシャンバトラー」
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