粉砕の竜へ対抗する為、継美は最後の切り札{装着の天使完全鎧}を召喚。しかし、それはUに謝罪をしてしまう程に出したくは無かったようであり………?
時は4年前に遡り………継美が装着の天使をUに貰った時だった。
U「このカードを使えばエンジェルの力を引き出す事が出来る」
この時、Uは継美に{装着}を含む5枚のカードを渡していた。
継美「このカード達が………」
継美は何が何やら分からない様子を見せていたのだが………
U「ああ、そうだ。間違っても5枚同時に使おうなんてするなよ」
その際、5枚同時に使わないよう警告をしていた。
継美「………どうしてですか?」
継美はUの言葉に首を傾げる。
U「………強過ぎるんだよ」
その理由は単純明快。強過ぎるのだ。
U「マジシャンバトルにおいて強過ぎるカードはゲームすら壊しかねない。2、3個の合体ならいいが、5個は絶対ダメだ。相手が本当に手をつけられずかつ、負けられない時だけ………使用を認める」
装着の天使完全鎧の使用制限を提示したのは他でも無い、創造主のUだった。
継美「………そんな力を私に預けていいんですか………?」
継美はそんな力を自分に預けようとするUに首を傾げていた。
U「………エンジェルを創ったのは君を心配すると共に、君なら預けてもいいと信用したからだ。こんな力は間違った人に渡しちゃなんねえ。でも、君は僕なんかよりずっと優しいと思ってる」
Uはそう言って継美への信頼を口にする。
U「………使用条件を偉そうに言ったが………使用タイミングは君に譲る。僕がそれを咎める事はしないさ………」
Uは継美を信用し、そのタイミングを咎めるような真似をしないと口にする。
継美「………分かりました。でも、使うのはちゃんと大事な時にします………!」
継美はUとの約束を交わした。装着の天使完全鎧は本当に大事な時だけ使うと………
それから4年間。継美は1度も装着の天使完全鎧は使ってこなかった。敗北を経験したフータとの戦いであってもUとの約束を優先して負けを選んだ程だ。ウイキはそんな禁断の力を持ってきてしまった。この時ばかりは継美も真剣な表情を見せる。
継美「………責任とってくださいね………私を本気にさせた事………!」
継美はそう言うと、手札からカードを手にし………
継美「速攻対抗カード{ターンジャンプ}を発動!」
継美はここでターンジャンプを発動。これにより互いに3ターンが経過。これによってウイキの手札が3枚増えると共に、装着の天使は{緊急装着}の制限を失った。
継美「私のターン、ドロー。そして………エンジェルの攻撃!」
継美が右腕を上げると、装着の天使も右手の剣を挙げる。
エンジェル「つ、継美………」
しかし、これは装着の天使の意思を無視したものだった。
継美「{天使の完全裁き(エンジェルパーフェクトジャッジメント)}………!!」
装着の天使完全鎧による一撃は粉砕の竜を紙のように破壊するばかりか、その余波でウイキをも吹き飛ばしてしまった。
フータ「な、なんだ………! この強過ぎる力は………!?」
装着の天使完全鎧の力はゲームの域を超えたものだった。これまでゲームとしてマジシャンバトルを見てきたフータにとって、この光景は衝撃でしかなかったのだった………
継美とウイキの勝負は衝撃過ぎる形で継美の勝利に終わった。この衝撃は、場の空気を一気に沈めてしまうのだった………
To Be Continued………
次回予告
勝負は継美の勝利に終わり、ウイキから{粉砕の竜}のカードを取り上げる事に成功。しかし、この時の継美はフータが声をかけられない程の恐怖を発しており………?
次回「恐怖の継美」