幻想魔札技録〜マジシャンバトル〜   作:Uさんの部屋

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前回までのあらすじ
継美vsウイキの対決。継美は最後の切り札である{装着の天使完全鎧}で勝負を決めてしまった。しかし、その力はあまりにも絶大過ぎて………!?


第104話 恐怖の継美

勝負が決着した直後、ウイキが所持していた{粉砕の竜}のカードは継美の足元へと飛んでいき、継美はカードを拾い上げた。

 

ウイキ「お、俺が負けるなんて………!!」

 

ウイキは悔しそうな様子を見せる。勝負が終わった事で{装着の天使完全鎧}は、基本形態に当たる{装着の天使}に戻った。

 

エンジェル「よ、よかった………」

 

装着の天使は胸を撫で下ろす様子でそう呟くが、継美はウイキに冷ややかな視線を向けながら黙り続けていた。

 

フータ「つ、継美………?」

 

これにはフータも恐怖を感じていた。特別明るい訳では無いが、悪い人間でもない継美があんな様子を見せるなんて………フータの頭の中ではそんな考えが浮かんでいた。その直後、継美が持っていた{粉砕の竜}のカードから闇のエネルギーが放出され、ウイキに直撃した。

 

ウイキ「うわあああっ!!」

 

ウイキは闇に呑まれてしまい、気絶した。

 

フータ「また気絶した………取り敢えずコイツもどうにか通報するしかないな………」

 

フータは取り敢えず周りの大人を通じた通報を考える。継美はカードに視線を向けると………

 

継美「………これ、メリルさんに届けてくるよ」

 

たった一言だけそう呟くと、その場を後にしてしまった。

 

フータ「お、おう………」

 

フータは苦し紛れに出てきた声でそう返事し、継美を見送った………というか見送る事しか出来なかった。しばらくして{絆の天馬騎士}のカードがフータのマジックファイルから飛び出し、フータの手元へやってきた。

 

ペガサス「あの子………なんだか凄い怖い表情してたね………?」

 

彼女も継美の様子を感知していたようである。

 

フータ「俺、継美の事を理解していた気になってた。一度マジシャンバトルしてるからってのはあるけど………あの子は優しくてどちらかと言うと穏やかな子だなって思ってんだよ。でも、その実は違うのかもしれないって今思ってさ………」

 

その事からフータは自分が理解していた気になっていただけでは無いのかと考え出していた。

 

ペガサス「私はあの子の事をよく分からないけれど………フータなら大丈夫だよ。あの子、別にフータに怒っている訳じゃないし………ね?」

 

絆の天馬騎士はそう言ってフータを励ました。フータはそれを聞いて少しは落ち着きを取り戻し、ウイキの事を通報する事は出来たものの、継美に恐怖を感じたこの日の事を、この先忘れる事は無かったという………

 

 

 

何はともあれ、フータ達はこれで3枚の{闇}属性の魔のカードを回収した。残るカードはあと4枚。果たして、フータ達は無事に回収出来るのか………!?

To Be Continued………




次回予告
翌日、フータ達はメリルの店を訪れる。継美を心配するフータ達の元に、彼女の魔である{装着の天使}が声をかけてきて………?
次回「継美の人間性」
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