幻想魔札技録〜マジシャンバトル〜   作:Uさんの部屋

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前回までのあらすじ
切り札勝負となったフータvsユリスのマジシャンバトル。切り札同士の対決は、多くの魔法対抗カードによって策を張り巡らせたユリスだった。フータは降参する形でこの勝負に敗北し、更なる成長を求めるのだった………


第10話 巫女服のマジシャンバトラー

勝負の後、フータ達はエントランスへ戻ってきた。

 

ユリス「とても楽しかった。ここまで相手になった人は久しぶりだよ」

 

フータとユリスは楽しそうに談笑していた。

 

フータ「こりゃ、今度の王立学院の生徒との戦いも楽しみだな」

 

フータは今度行われる王立学院生と戦える大会に想いを馳せていた………

 

ユリス「そういえば、フータくんは誰の推薦を貰って参加するの? 一般人は4人、かつ推薦者しか参加出来ないし………」

 

ユリスはフータに対しそう問いかける………無意識にフータが知りえない情報を開示すると共に………

 

フータ「………え? 推薦………?」

 

フータは推薦の言葉に国を傾げた。それから2、3秒程動きが止まった後………

 

フータ「メリルさん、それどういう事だよ!?」

 

フータはメリルに対し、知りえなかった情報を問い詰めた。

 

メリル「あっ………言ってなかったかしら………?」

 

メリルもフータに対し、参加資格を伝え忘れていた事を思い出し、言葉に詰まる様子を見せる。

 

フータ「もうダメだ、終わりだよ俺のマジシャンバトル人生………」

 

フータは参加資格が無い事に気付かされ、意気消沈していた。

 

メリル「ごめんって!! だから元気だして………ね!?」

 

メリルは慌てて慰める様子を見せる。すると………

 

?「どうしたんですか、メリルさん?」

 

その場に青い髪に巫女服を着た女性がやってきた。

 

メリル「あっ、遥………!!」

 

メリルはその人物と知り合いだった。フータもその名前を聞くと、女性の方へ視線を向けた。

 

フータ「………あっ!! 貴女は………3年前に戦いの中で名を馳せたマジシャンバトラーの水鏡遥!?」

 

どうやらフータもその女性を知っていたようである。

 

エマ「3年前………確かあれよね? 実体化した魔達がウズクチョやレボナガシなどを攻撃してきたっていう事件が起きていた頃の………」

 

エマは3年前の事を思い出していた。

 

フータ「そう、その時に実体化した魔達と命懸けで戦っていた凄いマジシャンバトラーの1人だよ!! まさか会えるなんて………!!」

 

フータは過去の戦いに参加していた1人である水鏡遥と対面できた事に興奮する様子を見せる、

 

遥「知ってくれているんだ、嬉しいな」

 

遥は、フータが認知していた事を嬉しそうに語った。遥の登場にフータが喜んでいる中、メリルは思い出したかのように顔を上げ………

 

メリル「………丁度良かった、遥、まだ貴女推薦者決めて無いって言ってたわよね?」

 

推薦者の話をし始めた。

 

フータ「え? まさか………遥さんが推薦者を決められる1人なんですか………!?」

 

それを聞き、フータは遥が推薦者を決められる1人である事を知った。

 

遥「まあね。実はさっきの勝負も見せてもらったんだ。ウズクチョの中でも強い方に位置するユリスちゃん相手にあそこまで手を使わせたのは凄いと思うよ」

 

遥はフータに対し褒める様子を見せる。それを聞いたフータは………

 

フータ「あ、ありがとうございます!」

 

褒められた事に喜ぶ様子を見せた。

 

遥「でも、まだ君は強くなれると思う。君を見てると思い出すんだ、彼を………」

 

そして遥は、フータの更なる成長が見込める事を口にした。それは、彼女の中である人物と結びつくからだと言う。

 

遥「………それで、取引みたいになっちゃうんだけど………交流大会まではあと3日。それまでの間、私なんかで良ければ鍛えさせてもらえないかな? その代わり、君を大会に推薦するから」

 

遥はそう言って、大会までの間、フータの成長に協力したい旨を明かした。それを聞いたフータは………

 

フータ「是非お願いします! ああ、そうだ………」

 

二つ返事で承諾。そして………

 

フータ「それなら今後、遥さんのこと、師匠って呼ばさせてもらいますね!!」

 

遥を師とする事を口にするのだった………

 

 

 

参加資格が無いという問題に対して、フータの成長に期待した水鏡遥が、参加資格を推薦する事になった。同時に遥の指導を受ける事になったフータ。果たして、大会までの間にどこまで成長するのか………?

To Be Continued………




次回予告
遥の指導を受けるフータを遠くから見るエマは少し寂しげな様子を見せる。そんな彼女に対し真子は優しく語りかける。その会話の中、エマはある事実を知る事になる………
次回「寂しげな少女」
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