幻想魔札技録〜マジシャンバトル〜   作:Uさんの部屋

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前回までのあらすじ
フータvsブレクの対決。フータは絆の月戦士と絆の天馬騎士の同時攻撃で見事滅亡の堕天使を撃破し、勝利を掴むのだった………


第140話 終わらない滅亡の野望

U「………勝負は決した。お前の野望は瓦解したな」

 

Uはブレクに近づき、哀れむような目を見せる。

 

ブレク「ぐっ………俺は………俺の野望は潰えない………!!」

 

ブレクはそう言ってUに殴りかかろうとするが………

 

U「カードがダメなら喧嘩か………いい加減に察しろよ」

 

Uはそう言うと、ブレクの顔面に容赦無く拳をぶつけた。

 

ブレク「ぐぶえっ!?」

 

ブレクは鼻から血を流した。

 

ブレク「何故だ………何故お前はいつも俺の邪魔をする………!?」

 

ブレクは鼻を押さえ、震えながらも強がる様子でUにそう問いかける。

 

U「………僕が何故メリルに装置の作成を許したと思う? ………メリルなら人々を幸せにしてくれると信じたからだ。お前は人々を幸せにするばかりか不快にさせている………僕はそれが許せないだけだ」

 

Uはそう言うと、彼に対し背を向ける。

 

ブレク「俺は絶対諦めないぞ!! 俺は………俺は何度だってお前に立ちはだかってやる!!」

 

ブレクはUに対しそう言い放つ。

 

U「………やってみろ。勝つのは僕だがな」

 

Uは背を向けたままそう言い返した。それを聞いたブレクはUに殴られた際のショックか、そのまま気絶してしまった………

 

フータ「か………かっけええ! さっすがUさんだぜ!!」

 

フータはUの言葉に惚れていた。

 

エマ「U様、とってもカッコいいですね」

 

エマはメリルに対しそう問いかける。

 

メリル「………こういう時はカッコいいのよね、Uは………」

 

メリルもこれには微笑みを見せていたのだった………Uも漸くこれで解決すると思っていたのだが………

 

U「………っ!?」

 

彼は突如として足を止めた。

 

U「メリル! 奴が持ってた{闇}属性のカードはどうした!?」

 

Uは突如慌てた様子でそう言った。

 

メリル「{闇}属性のカード………!?」

 

メリルは慌てた様子で辺りを見回す。カード自体は継美の手元にあったのですぐに見つかり………

 

メリル「あった………!」

 

メリルがカードを取ろうとすると、継美の手は突如カードを強く握ると………

 

継美?「………ブレクが負けるとはね………でも、支障は無いかな」

 

突如継美は他人が乗り移ったかのように口を開いた。

 

メリル「な、何を言っているの継美ちゃん………!?」

 

メリルは何が起きているのか分からない様子だったが、次の瞬間、継美はメリルの服の内ポケットから5枚の{闇}属性のカードを奪い取り、メリルを突き飛ばした。

 

メリル「きゃあっ!?」

 

これにはその場の誰もが驚いた。

 

フータ「な、何やってるんだよ継美………!?」

 

フータには驚きを隠せずにいた。

 

継美?「………継美。それがこの器の名前か………」

 

継美はまるで今自分の名を知ったかのような事を口にする。それを聞いたUは………

 

U「気づくのが遅かったか………!」

 

悔しそうに握り拳を作る。

 

フータ「ゆ、Uさん………これっていったい………!?」

 

フータは訳が分からない様子でUに問いかける。Uは最初言い出しづらかったようだが、やがて口を開いた………

 

U「………継美ちゃんは乗っ取られたんだ。闇の力を持つ魔にな………」

 

それは継美が魔に体を乗っ取られるという衝撃の告白だった………

 

 

 

ブレクの野望が潰えたと思えた直後、更なる絶望の展開が訪れた。何故、継美は体を乗っ取られてしまったのか………!?

To Be Continued………




次回予告
継美の体を乗っ取ったのはブレクが使っていた{滅亡の堕天使}だった。継美を助けようと{装着の天使}が実体化するが………!?
次回「滅亡天使の野望」
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