フータの敗北が濃厚になり始める中、{装着の天使完全鎧}が起こしたイレギュラーによって、勝負は強制的に終わってしまったのだった………
継美?「………使えないものは仕方ない。ならせめて装置を起動させるとしようか。こっちには{闇}のカードが僕含めて6つある。世界は無理でも、この国周辺で起動させるには充分だろうね」
滅亡の堕天使はそう言うと、手に持っていた自身含む6枚の{闇}属性のカードを装置の前で掲げる。すると次の瞬間、装置が暴走するかのように動き始めた。
メリル「装置が勝手に起動した………!? こ、このままじゃ、この辺り一帯にどのような影響を及ぼすか………!!」
メリルは慌てる様子を見せる。
U「マズイことになった………!」
Uもこれには事態の面倒くささを感じていた………
??「はあっ!」
しかし、地下室の開いた扉から突如として紫色の矢が飛んできた。
U「{オメガアロー}………!?」
Uは見慣れた魔法の矢に驚いていた。
継美?「だ、誰………!?」
滅亡の堕天使はこの状況に驚いていた。フータも何が起きたか分からない様子だったが、扉の奥から歩いてくる人物を目にすると………
フータ「は、春香さん!?」
その人物がUの妻である白宮春香であった事に驚いていた。
フータ「(そういえばユリスが、春香さんは王立学院魔法科の教授だって言っていたけど………マジモンの魔法使いなのかよ!?)」
フータはユリスの話を思い出していたが、本気にしていなかったのか、驚きを隠せずにいた。
春香「Uさん、ここは一時脱出を!!」
春香はUに対し、一度撤退をする事を説得する。
U「………止むなしか」
Uも撤退に同意すると、月の神の力を全身に纏わせると、地面に魔法陣のようなものを出現させる。すると、地面に穴が開き、フータ達は穴の中に飲み込まれた。穴は滅亡の堕天使以外を飲み込んだ後に閉じられる。
継美?「………逃げられた。まあいいさ………彼等は再び戻ってくる。この装置を無視する事は出来ないだろうね」
しかし、滅亡の堕天使はこれと言って焦りを見せていなかった。そればかりか{装着の天使}のカードを取り出すと………
継美?「さて、彼女に再度{闇}を注入しておこうかな」
装着の天使に対し、再び自らの{闇}の力を与え始める様子を見せた。
エンジェル「つぐ………み………」
{闇}の力を浴びる中で、装着の天使はただ一言、継美を心配するように彼女の名を呟くのだった………
突如駆けつけた春香の機転により、なんとか脱出をする事が出来たフータ達。しかし、依然として継美達が人質に取られたままという絶望的な状況であった。果たして、フータ達の中では未だ絶望が続いてしまうのか………!?
To Be Continued………
次回予告
脱出後、春香の加勢はユリスが真子を読んだ際に偶然春香もいた事が理由だった。Uがメリルの店を自らの力で封印した事で、被害を最小限に抑える事は出来たのだが………?
次回「絶望の気持ち」