滅亡の堕天使は装置を起動し、フータ達は危機に陥る。しかし、春香の加勢で機を得たUは、フータ達を上手く脱出させたのだった………
そして、Uが出現させた穴はメリルの店の外に開いた。
エマ「店の外………!?」
Uの力に驚くエマ。しかし、Uは外に出るや否や、全身に纏わせたままになっている月の力を、メリルの店に向けて放つ。メリルの店に放たれた力は、結界を形成し、メリルの店を封印した。
U「………ユリスが真子を呼びに行ったのは途中で見かけたが、君まで来たのは驚きだ」
Uは春香の登場に対して多少なりと驚いていたようであり、春香に対しそう呟いた。
春香「今日は偶然お休みだったので。私としてはUさんが今日お戻りになられた事の方が驚きです」
どうやら、今日の春香は偶然休みだったようであり、そのお陰で駆け付ける事が出来たようだ。
U「………正直助かった。僕だけでもどうにかできない事は無かったが………フータくん達がいる事を考えると、君の加勢は嬉しい誤算だ」
Uはそう言って、右手で春香の頬を撫でる。
春香「もう、ずるいお方ですね………そうやって褒めてくださるのは嬉しいですけれど………」
春香は頬を紅く染めるが、満更でもないのかUの右手を頬擦りしていた。するとそこへ、ユリスの助けを聞いた真子がやって来ると………
真子「帰ってきて早々イチャついてる………むうっ………私だって店にいた人を避難させるのを手伝ったのに………」
U達の様子に頬を膨らませ、どこか嫉妬するようにそう呟いた。
U「悪い悪い………真子も頑張ったな」
Uはその勢いで真子の頭を撫でた。すると真子は一気に頬を紅潮させる。だが同時に恥ずかしいのか………
真子「は、はわわ………お父さんのバカぁ!!」
真子はUの頬に対し、強烈なビンタを叩き込んだ。
U「痛っ!? ううっ、褒めたのに酷い………」
Uは涙目になってそう訴える。
真子「それはごめん………って、それより! 継美ちゃんはどうしたの………!?」
真子はUに対し謝罪すると共に、継美がいない事に気付いた。
U「………魔に身体を乗っ取られてしまった。まだ店の中だよ」
Uは真子に継美の現在を説明。それを聞いた真子は驚きを隠せずにいた。
真子「じゃあ、フータくんが泣きながら落ち込んでいるのって………継美ちゃんの事なの………?」
真子はそう言うと、フータの方を見る。フータは地面に座り込んでおり、地面に拳を打ち付けると………
フータ「うああああああああああああっ!!」
悲しさと悔しさが入り交じった声を上げていた。それを見ていたU達もその悲しみを悟り、思わず同情してしまったのだった………
何とか脱出したフータ達だが、継美を置いて逃げる事になってしまった事に、フータの悲しみと悔しさは高ぶっていた。今のフータの気持ちは、絶望そのものであったのだった………
To Be Continued………
次回予告
継美の件でフータは絶望のどん底に叩き落とされてしまう。そんな彼に励ましの声をかけたのはUだった。Uは、かつて自分も似たような経験をした事を彼に話し………?
次回「英雄の励まし」