U達の力で何とか脱出に成功したフータ達。しかし、継美が滅亡の堕天使に乗っ取られた現状に大きく絶望するのだった………
その後、フータ達はメリルの実家であるレミール屋敷へと戻ってきた。
メリル「………それで、私のお店状況はどうなってるの?」
メリルは春香と真子を通じて店の状況を問いかけた。
真子「お店の中にいた人達は皆避難させたよ。地下に行ったのは既にいたフータくん達や、お母さんより先に行ったお父さんを除くと………お母さんが最後だよね?」
真子は春香にそう問いかける。
春香「そうね。そして地下に他の人達がいた気配も無かった………そう考えると、継美ちゃん以外の人達は脱出出来たって所かしら。それと、Uさんがお店の一帯を封印した事で、店の中からの危害というものはしばらく与えられないはずよ」
春香はメリルに対し地下の事を報告。それを聞いたメリルは頷くと共に………
メリル「………ところで、Uはどこ行ったの?」
報告の場にUがいない事に首を傾げた。
春香「………必要な事をやりに行くって言ってたわ」
春香はUの所在について、そう呟いたのだった………
一方その頃、客室の一室でフータは泣き続けていた。近くにはエマがいたものの、彼女はフータに全く声をかけられずにいた。そんな中、部屋のノック音が聞こえた。
U「入るよ」
部屋の中に入ってきたのはUだった。
エマ「U様………!?」
エマは驚きを隠せずにいた。Uはフータの落ち込み具合を目にすると………
U「大丈夫………とはいかないよね」
ある程度予報はしていたのか、特に驚いてはいなかった。
フータ「Uさん………俺は継美を助けられなかった………俺は………俺はどうすれば良かったんですか………!」
フータは救いを求めるようにUへ問いかける。Uはしばらく口を開かなかったが………
U「………今の君の気持ち、痛いほど分かるよ、フータくん」
次に口を開いた際には、フータに同情する旨を語った。
U「………前に君みたいに救いたい人を救えずに嘆いた経験………4年前に僕も同じ目に遭ったよ」
彼の同情は、以前にUも同じ目に遭った事が理由のようだった。
フータ「Uさんも………?」
フータは首を傾げる。Uは懐かしそうな様子で少し笑いを零し………
U「懐かしいな。その時はメリルに引っぱたかれたっけな」
Uはその時の事を鮮明に覚えていた。Uはその際に殴られた左頬を撫でる。
U「いいか、フータくん。継美ちゃんはまだ生きているんだ。生きている限り、救えるチャンスはある。だからまだ諦めちゃダメなんだ………!」
Uはフータに対して、まだ諦めてはならない事を口にする。それを聞いたフータはUに対し、驚いたような視線を向ける。
フータ「Uさん………」
落ち着いた様子のUを見るフータ。彼の様子から、フータはある事を察知した。
フータ「もしかして………継美を助ける方法があるんですか………!?」
それは継美の救出方法だった。それを聞いたUは微笑みを見せ………
U「あるよ。なんせあれは魔が憑依してるだけの状態。継美ちゃん本人の意思は内側に閉じ込められているだけだ。全然救出の余地はある」
現在の継美の様子と共に、希望がある事を語る。
U「どうにかして継美ちゃん本人の意識が戻ればいいんだが………フータくん、君が継美ちゃんを取り戻してほしい」
Uが考えた方法は、フータによる継美を取り戻す作戦だった。
フータ「そんな事出来るんですか………?」
フータは首を傾げる。
U「………君を継美ちゃんの精神の中へ送る」
Uが語ったのは異次元の手段だった。
エマ「精神の中へ送るって………? というか、それ妨害されません………?」
エマは疑問点をUに投げかける。
U「大丈夫。その間僕があの魔とマジシャンバトルをやって時間稼ぎするから」
Uは滅亡の堕天使とのマジシャンバトルを狙い、時間稼ぎをする事を考えていた。
フータ「でも………フルアーマーのエンジェルはめっちゃ強いですよ………?」
フータにはまだ疑問があった。それは継美の切り札である{装着の天使完全鎧}が強すぎる事だった。
U「僕を誰だと思ってるんだ………そのエンジェルを作ったのは僕だぞ?」
しかし、Uは特に恐れる事もないのだった………
Uの言葉で立ち直ったフータ。Uは作戦を立て継美を救う策にフータの協力を持ちかける。果たして、継美を救う事は出来るのか………?
To Be Continued………
次回予告
その日の夜、Uはデッキを確認していた。そんな彼の元に真子が現れ………?
次回「真子の依頼」