幻想魔札技録〜マジシャンバトル〜   作:Uさんの部屋

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前回までのあらすじ
{装着の天使完全鎧}を召喚した滅亡の堕天使。しかし、Uは最強の魔を前にしても翻弄するプレイングを見せ………?


第155話 Uの秘密兵器

フータが継美に謝罪をし始めた時、Uvs滅亡の堕天使の対決も同時に進んでいた………

 

継美?「僕は{装着の天使完全鎧}で攻撃だ!」

 

装着の天使完全鎧の攻撃により、冥界の兵士が破壊されてしまった。

 

U「………すまないなソルジャー。でも、僕が出した魔はまだ2体。そんな場面で後2回はマズイんじゃないのか?」

 

しかし、Uにはまだ魔が4体出せるアドバンテージが残っている事から、特に動揺は無かった。それどころか………

 

U「僕は{暗黒の魔道士}を召喚!」

 

Uは暗黒の魔道士を召喚。

 

U「僕のターン、ドロー! ………秘密兵器投入だ。僕はチェックのフェイズにて………{絶対零度の魔法少女白宮真子(ぜったいれいどのマジカルガールしろみやまこ)」を召喚!!」

 

続いてUは魔を追加で召喚する。しかし、その名前には真子の名前があった。

 

エマ「えっ、真子………さん?」

 

エマもこれには首を傾げる。しかし、Uのマジックファイルから出てきたのは、子供の背丈に髪型をツインテールにした真子だった。

 

エマ「えええっ!?」

 

エマはこれに驚き腰を抜かした。

 

ユリス「そう言えばフータくんとエマちゃんには話してなかったっけ………真子お姉ちゃん、魔の姿も持ってるんだよ」

 

ユリスは真子が魔としての姿を持っている事を知っていた為、呑気にそう言葉を返した。

 

エマ「そ、そういうのは先に言ってよ!!」

 

エマはユリスに対して思わずそう言った。ユリスは微笑みを見せるだけで特に怒りも謝りもしなかった。

 

U「約束は果たしてもらうぞ、真子………!!」

 

どうやら、先日の真子との会話において、Uと真子は共に戦う事を約束していたようだ。

 

真子「任せて! 私はパワー1800、効果は2つあるが………その1つは私が召喚された時、デッキから、カード名に{白宮}、{氷}、{融合}を含むカード1枚を手札に加える事が出来るよ!」

 

真子は自身の効果を説明し発動。Uはデッキの中からカードを1枚手札に加える。

 

U「………加えるのはこれだ」

 

Uはカードを引く。

 

U「そしてそのままこれを発動する。魔法対抗カード{魔の融合}!」

 

Uは手札に加えたカードを発動する。

 

エマ「あのカードは………!!」

 

エマは驚いた様子を見せる。魔の融合が発動した事で、場にある2体の魔が1つへと合体する………

 

U「出てよ、{氷結暗黒大魔道士真子(ブリザードダークグレイトマジシャンまこ)}!!」

 

Uは暗黒の魔道士と真子の2人を合体させた魔を召喚する。ベースは真子となっており、真子が身に纏う黒と紫の魔導服は暗黒の魔道士の意匠を引き継いだものである。

 

U「更に装備カード{吹雪の杖}を発動!このカードはカード名に{真子}を含むカードのみ装備可能であり、ダーク真子のパワーを元の2倍にする!」

 

現在の真子のパワーは2800。そこに吹雪の杖を発動し、パワーを5600まではね上げた。

 

継美?「無駄だよ。僕の{装着の天使完全鎧}はパワー6000。微妙に足りないよ?」

 

滅亡の堕天使はそう言って煽る様子を見せる。

 

U「分かってるよ。僕は攻撃時にこれを発動する。ダーク真子で攻撃! 更に速攻対抗カード{魔力覚醒}! このバトル中に限り、魔法使い族のパワーを1000プラスする!」

 

しかし、Uはそれも織り込み済みであり、真子のパワーを6800へアップさせる。これにより、装着の天使完全鎧のパワーを上回った。

 

継美?「無駄だ! 僕は手札から速攻対抗カード{天使の盾}を発動!!」

 

滅亡の堕天使はこれを無効化しようとする。

 

U「………無駄なのはそっちだ」

 

Uは特に動揺していなかった。その理由は簡単だった。

 

真子「今の私の攻撃は無効化されないよ! {ダークブリザードレイン}!!」

 

今の真子は攻撃を無効化されないというシンプルな理由だった。これにより、装着の天使完全鎧を破壊した。しかし、装着の天使完全鎧が持つ場に残る効果で再び復活するものの、これで復活効果は使えなくなった。

 

U「あと1回。フルアーマーが破壊されればお前は強制敗北。絶体絶命だな」

 

Uはそう言って煽る様子を見せる。それを聞いた滅亡の堕天使は………

 

継美?「………成程。何故あの少年じゃなく君が相手になったのかはよく分かるよ」

 

Uが対決を名乗り出た理由を察したようであり、思わず笑いを零した。

 

継美?「君は知ってんだろう? 装着の天使完全鎧の弱点を………!!」

 

ここにきて滅亡の堕天使は、この勝負がUの策を張り巡らせた上での勝負だった事にようやく気付いた。

 

継美?「しかし無駄な事だ。なぜ僕がこの身体を乗っ取ったと思う? ………仮に君が僕を倒したとて僕の自我を維持する為だよ。どうだい? 君達に僕を何とかするなんて無駄な話なんだよ………!!」

 

しかし、滅亡の堕天使は最初から対策を用意した上で継美の身体を乗っ取っていた事を語る。

 

U「どうかな………僕の伏線はまだ終わってないぜ?」

 

しかし、Uは特に同様を見せなかったのだった………

 

 

 

滅亡の堕天使を追い込むUだが、滅亡の堕天使の対策により、継美が戻ってこない可能性が浮上する。しかし、Uは特に動揺せず、比喩表現として口にした伏線の回収を待っていた。果たして、Uは絶望の状況に対して何を見ているのか………?

To Be Continued………




次回予告
一方、フータは継美に謝罪を続けていた。継美もこれには困惑を見せていたが、フータの想いを聞いた継美の気持ちが、滅亡の堕天使に影響を与え始め………!?
次回「フータの想いと継美の想い」

・絶対零度の魔法少女白宮真子(ぜったいれいどのマジカルガールしろみやまこ)
愛称 真子
属性 魔法使い族
パワー 1800
効果 「・このカードが召喚された時、カード名に{白宮}、{氷}、{融合}を含むカード1枚をデッキから手札に加える。
・このカードが破壊された時、このターンのアタックのフェイズを終了する。」
攻撃技 {ブリザードレイン}
フレーバーテキスト 「『たまには魔の姿も悪くない………かもね………』」

・氷結暗黒大魔道士真子(ブリザードダークグレイトマジシャンまこ)
愛称 ダーク真子
属性 魔法使い族
パワー 2800
召喚条件 {暗黒の魔道士}と{絶対零度の魔法少女白宮真子}を融合する。
効果「・このカードは相手カードの効果で破壊されず、場を離れず、能力を無効化されない。また、このカードが装備している装備カードは破壊されず、手札に戻されず、無効化されない。
・このカードの攻撃は無効化されない。
・このカードが破壊された時、このターンのアタックのフェイズを終了する。」
攻撃技 {ダークブリザードレイン}
フレーバーテキスト「『私とダークの力で闇を切り開くよ!』『………マスター同様強かな方だ、真子殿は………』」
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