幻想魔札技録〜マジシャンバトル〜   作:Uさんの部屋

169 / 341
前回までのあらすじ
新ルールに対して新たにデッキを組む事になったフータと津吹。フータが苦戦しながらデッキを組む中、津吹は速くデッキを組み終わるという、対比を見せる中、2人の対決は始まるのだった………


第168話 マジックポイント

フータ「俺が最初に召喚するのは{絆の槍戦士}だ!」

 

フータはパワー1900の絆の槍戦士を召喚する。

 

津吹「私が召喚するのは{錬金術の魔法使い(アルケミストマジシャン)}!」

 

対して津吹が出したのはパワーがたった400の魔であった。

 

エマ「パワー400………? 魔の中ではかなり低いですね………」

 

エマはパワーの低さに首を傾げる。

 

U「どうかね。マジシャンバトルはあからさまにパワーが低い魔程効果が強いんだよ。僕だったら逆に警戒するよ」

 

Uはそう言ってパワーが低い魔の特徴を解説する。

 

津吹「私の先行。ドロー!」

 

先行は津吹。この点から以前のルールとの変更が感じられる。

 

メリル「今回のルールから先行ドローを認めたわ。前は手札が全てだったけど、今回から手札以外にも重要な要素が加わったからね………!」

 

メリル曰くこれは意図的なもののようだ。

 

津吹「………今回は何もせずだね。ターンエンド」

 

津吹はターンを終える。

 

フータ「俺のターン、ドロー! そんでマジックポイント(MP)を1プラス………だったか」

 

フータはデッキからドローと共に、新要素であるマジックポイント(以下、MPと表記)と呼ばれるものを1つプラスする。因みにこのMPはゲーム開始時に1ポイントずつ付与されており、毎ターン開始時に1ずつ増えていく。そしてこれは先行プレイヤーの1ターン目には適用されない。全ルールのターン開始時に行われたドローに関するルールにこれが置き変わったようだ。

 

フータ「俺は絆の槍戦士で攻撃する!」

 

フータは絆の槍戦士で攻撃。錬金術の魔法使いは軽々と破壊されてしまったが………

 

津吹「錬金術の魔法使いの効果発動。破壊された時にデッキから好きなフィールド魔法を1枚手札に加える!」

 

津吹はデッキからフィールド魔法を1枚手札に加えた。

 

フータ「フィールド魔法を手札に加える魔だったのか………」

 

フータはパワーの低さの原因に納得した。

 

津吹「じゃあ次はこの魔だよ。私は{繋ぎの魔法使い(コネクトマジシャン)}を召喚!

 

津吹は次の魔を召喚。そのパワーは800である。

 

フータ「またパワーが低い魔か………?」

 

フータは首を傾げた。

 

津吹「そう余裕を見せられるのも今のうちだよ。私のターン、ドロー! MPを1プラス! そしてチェックのフェイズで{砦の騎士}を召喚!」

 

津吹はターン開始時にパワー2500の大台の魔を召喚する。

 

フータ「(パワー2500の魔………!? 幸い攻撃出来ない魔のようだが………)」

 

フータはパワー2500の魔に驚きを隠せずにいた。砦の騎士自身の効果で攻撃出来ないものの、フータは脅威に感じていた。

 

津吹「私は手札から速攻対抗カード{魔力変化}を発動! このカードは自分場の魔を1枚破壊して、MPを5プラスするカードよ! 私はこの効果で繋ぎの魔法使いを破壊!」

 

続いて津吹は繋ぎの魔法使いを破壊してMPを一気に増やすカードを発動。これにより津吹のMPは一気に7となった。

 

津吹「………さあ始めるよ。私はMP4を使い、フィールド魔法{三つの並行世界}を発動!」

 

津吹はここから動きを見せ始めた。津吹はMPを使用してフィールド魔法を発動。するとフィールドが3つに分割。そのうち1つは紫色になった。

 

津吹「このカードのもたらす効果は、お互いのフィールド魔法は効果で破壊されなくなり、能力を無効化されず、互いにフィールド魔法が3枚まで設置出来るようにするカード………!」

 

津吹が設置したカードは互いのフィールド魔法に破壊耐性と能力無効化耐性を付与しつつ、互いに3枚まで設置出来るようにするというルールを崩すものであった。

 

津吹「ついでに繋ぎの魔法使いは破壊された時にデッキから2枚ドローするわ」

 

津吹はついでにカードを2枚引く。

 

U「(フィールド魔法を3枚まで置けるようにするカードか………そんなカードを置くなんて………さっきの連鎖も含めて確信した。さてはコンボデッキのパーツだな………?)」

 

Uは津吹のデッキの回し方からコンボデッキである事を察した。

 

U「(………速く倒せよ、フータくん。さもないと君の負けだ)」

 

Uは内心察していた。津吹の早期撃破。それしか今のフータが勝つ手段は無い事を………

 

 

 

フータvs津吹。そんな中で津吹が狙うのはMPをフル活用したコンボデッキだった。果たして、フータはこれに気付き、早期撃破する事は出来るのか………!?

To Be Continued………




次回予告
フータは攻撃を仕掛けるが、津吹は防御においても策を張り巡らせていた。津吹の戦術にはゲーマーとしての気質が大いに垣間見え………?
次回「ゲーマーの戦い方」

魔の解説
・錬金術の魔法使い(アルケミストマジシャン)
愛称 アルケミスト
属性 魔法使い族
パワー 400
効果「・このカードはデッキに1枚しか入れられない。
・このカードが破壊された時、デッキからフィールド魔法1枚を手札に加える。」
攻撃技 {錬金術の魔法(アルケミストマジック)}
フレーバーテキスト「彼女は錬金術師。しかしいつも同じものしか出来ないようだ………」

・繋ぎの魔法使い(コネクトマジシャン)
愛称 コネクト
属性 魔法使い族
パワー 800
効果「このカードが破壊された時、デッキから2枚ドローする」
攻撃技 {逆転への繋ぎ(ぎゃくてんへのコネクト)}
フレーバーテキスト「彼女の繋ぎは無駄では無い。決して………」

・砦の騎士(ストロングホールドナイト)
愛称 ストロングホールド
属性 戦士族
パワー 2500
「・このカードは攻撃出来ない。但し自分場にフィールド魔法が3枚あるならこの効果は無効化される。
・このカードは効果を無効化されず、パワーは減らない」
攻撃技{強き拳(ストロングナックル)}
フレーバーテキスト「砦の騎士は動かない………必要な時が来た時を除いて………」
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。