エマの鉄壁な作戦を前にフータは捨て身の作戦を選択した。結果、フータの捨て身の攻めが成功し、勝負は実質的にフータの勝利が確定するのだった………
バトル状況
フータ 手札2枚、MP4、残りの魔4体
エマ 手札6枚、MP3、残りの魔2体
エマ「(………私の手は尽きた。もう勝ち目は無い………)」
エマは自分の手札へ目を向ける。彼女の手札にはもう逆転出来るカードが無かった。
エマ「………こんなに手札が多いのに何も出来ないのがもどかしくて仕方無いわ………」
エマはそう言って手札を降ろすと………
エマ「………降参よ」
エマは敗北を認めた。これにより勝負は突如として終わりを迎えた。
メリル「えっ、えっと………この勝負はフータくんの勝ち………でいいんだよね………?」
突然エマが降参した事で急に勝負が終わった為に困惑していた。
U「………審判が困惑してどうする。勝負はフータくんの勝ち。1位通過だな」
困惑するメリルにUが状況を説明。
フータ「………いいのか、エマ?」
勝者となったフータも首を傾げていた。
エマ「私の負けって言ってるじゃない………二度も言わせないで!!」
エマは俯きながらそう呟く。その目には涙が浮かんでいた。
フータ「エマ………」
フータはエマの前へと歩く。そして、エマの肩に手を置くと………
フータ「はっきり言う。この3戦戦ったが………お前が1番強かった。決勝戦、お前の想いも背負って戦う。だから俺の勝利を願ってくれとは言わないけど………せめて見届けてくれ」
エマに対し優しい声でそう呟いた。それを聞いたエマは少し救われた気持ちになった。そして………
エマ「ふ、ふん! なら見届けさせてもらうわ! アンタがどこまで行けるか………私に見せてみなさい!」
エマはいつもの様子でそう呟いた。しかし、エマが泣き止み落ち着いたのは誰もが分かっていた。その中で真子は………
真子「………ツンデレだなぁ、エマちゃん」
エマが本心を素直に伝えられなかった事についてそう呟く。
U「お前と一緒だよ」
Uは真子も似たような性格である事から皮肉るようにそう呟いた。
真子「どういう事かな………!?」
真子ははっきりと怒りを見せていた。そして、Uに対しポコポコと拳を何度もぶつけ始めた。
U「いてっ!? 叩くな!!」
Uは困惑した様子を見せる。真子は顔を真っ赤にしながらポコポコとUを殴っていた。その光景を見ていたフータとエマの近くにユリスがやって来ると………
ユリス「2人とも、いつかお父さんと真子お姉ちゃんみたいになるのかもね」
2人に対しそう呟いた。2人は互いに顔を向けると首を傾げるのだった………
エマの降参という形で終わったフータとエマの対決。これによりフータは3勝となった。残る勝負は1つ。果たして2位になるのは継美か瑠花か………?
To Be Continued………
次回予告
残る試合は継美と瑠花の2人の勝負のみだった。フータは2人の対決に対し予想がつかないと呟き………?
次回「2位争い」