藤花の{ターンジャンプ}を機に勝負は動き出した。そして、死神の壺があと3ターンで完成し、藤花の勝利が確実とも言えるものになった中、津吹の余裕は崩れる様子を見せなかったのだった………
バトル状況
津吹 手札8枚、MP6、残りの魔4体
藤花 手札3枚、MP4、残りの魔4体
津吹「私は{砦の騎士}を召喚!」
津吹はパワー2500を誇る砦の騎士を召喚。
藤花「私は3体目の{大魔力の魔法使い}を召喚!」
一方、藤花は3体目の大魔力の魔法使いを召喚する。
藤花「私のターン! この瞬間、死神の壺は私のMPを3吸い上げ、15となる!」
藤花は死神の壺のMPを15にまで押し上げた。
藤花「ドロー、MP1プラス………私はターンを終了」
藤花はこのターンも何もせずにターンを終える。
津吹「私のターン、ドロー! MP1プラス。私は魔法対抗カード{魔力の加速}を発動! 手札1枚を捨ててMPを2プラス!」
津吹は自身のMPを9へと押し上げる。そして………
津吹「私はMPを8使い、フィールド魔法{赫炎の世界(かくえんの世界)}を発動!」
津吹は3枚目のフィールド魔法を発動して設置。これにより津吹のフィールド魔法戦術は完成した。
津吹「藤花ちゃんは言わなくても分かると思うけど………3枚のフィールド魔法達は、場に3枚フィールド魔法がある時、全てのカードが第2の効果を発動。 {三つの並行世界}は私達の場の魔の攻撃を無効化させなくなり、{蒼炎の世界}は私の場の魔のパワーを1000プラスして、{赫炎の世界}は相手の場の魔のパワーを1000マイナス!」
これにより藤花の大魔力の魔法使いはパワーが0となり、逆に砦の騎士はパワー3500となりつつ、自身の効果で攻撃が可能になった。
津吹「砦の騎士で、大魔力の魔法使いを攻撃!」
津吹は攻撃を仕掛ける。三つの並行世界の効果で攻撃の無効化されないので、大魔力の魔法使いはあっさり破壊された。
藤花「大魔力の魔法使いの効果で、MPを4プラス!」
しかし、藤花のMPも9へ押し上げられてしまい、死神の壺の完成圏内にまでMPを助長してしまった。
津吹「ターン終了だよ」
だが、津吹は構わずターンを終える。対して藤花は………
藤花「私は{魔力共鳴の魔法使い}を召喚!」
藤花は魔力共鳴の魔法使いを召喚。効果でパワーは3000となっているが、赫炎の世界の効果でパワーを2000に下げられた。
藤花「私のターン! 死神の壺は私のMPを3吸い上げて、MPを18に上げる! そしてドロー、MP1プラス………そのままターン終了」
しかし今の藤花には関係無く、さっさとターンを終えた。
津吹「私のターン、ドロー! MP1プラス! そして、そのまま砦の騎士で攻撃!」
津吹は砦の騎士で攻撃。これにより魔力共鳴の魔法使いはあっさり破壊された。
藤花「私は2体目の{魔力共鳴の魔法使い}を召喚。そして私のターン! この瞬間に死神の壺は私のMPを3吸い上げ、その数値は21となる。そしてMPが20以上になった今、死神の壺を破壊! そのまま私の勝ちよ!!」
藤花は自らの勝利を確信する。そして、死神の壺が砕かれ、中から死神が出現。手に持った鎌で津吹のマジックドローバックルを狙う。
津吹「私は手札3枚を捨てて、速攻対抗カード{ビクトリープロテクト}を発動!」
しかし、この場面で津吹は速攻対抗カードを発動。すると津吹のマジックドローバックルにバリアが張られ、死神の鎌を防いだ。
藤花「なっ………!?」
藤花は目の前で何が起きているか分からなかった。
津吹「このビクトリープロテクトは手札3枚を捨てた時、2つの内1つの効果が使えるの。1つは私の魔1体が破壊される時、破壊されるタイミングを代わりに次の私のターン終了時に変更する効果。そしてもう1つは、次の相手ターン開始時まで私が敗北しなくなる効果だよ」
津吹が使ったビクトリープロテクトは、なんと自らの敗北を回避するという能力を持っているカードだった。そしてこの場合、津吹の敗北しない効果が優先される為、死神の壺の効果は不発。つまり藤花は自らの勝ち筋を失う事となった。
フータ「特殊勝利による敗北を回避するカード………だから津吹は余裕を見せていたのか………!!」
これを目にしたフータは、津吹の余裕の理由を理解させられるのだった………
津吹が余裕を見せていたのは、藤花の死神の壺を打ち破れるカードを持っていたが故だった。そしてこの瞬間、津吹不利と思われた勝負は、一気に津吹有利の展開へと転がっていくのだった………
To Be Continued………
次回予告
津吹は、藤花の残り2体の魔を減らしに行く。勝ち筋を失った藤花には最早対抗策は無く………!?
次回「フィールド魔法対決決着」