決勝トーナメント準決勝第一試合。対戦カードはフータvs津吹のリベンジマッチであり、互いにリーグ戦で手を晒しあった末の対戦となるのだった………
津吹「私は{錬金術の魔法使い}を召喚!」
津吹はパワー400の錬金術の魔法使いを召喚。それに対してフータは………
フータ「俺が最初に召喚するのは{絆の槍戦士}だ!」
フータはパワー1900の絆の槍戦士を召喚する。
津吹「私の先行! ドロー! そして、手札から魔法対抗カード{魔力の加速}を発動! 手札1枚を捨てる事で、MPを2プラス!」
津吹は初手からMPを3に増やす。
津吹「ターン終了だよ」
津吹はターンを終える。
フータ「(津吹はフィールド魔法を3枚敷くまで攻撃はしない………でもそのスピードは速い………MP妨害もほぼ意味無いからこれは仕方ない………だから違うアプローチで攻めるぜ………!)」
フータは頭の中でそう考えると………
フータ「俺のターン、ドロー! MP1プラス! 俺は手札1枚を捨ててフィールド魔法{魔法の伏せ札}を発動!」
初っ端からフータは変化球と取れるフィールド魔法を発動する。
瑠花「魔法の伏せ札………?」
瑠花はフータの使用したカードに首を傾げた。
ユリス「魔法の伏せ札はデッキのカード1枚を中へ仕込めるカードだね………そして伏せたカードは好きなタイミングで発動出来るよ」
ユリスは効果を説明。フータはデッキの中から1枚カードを加えると、それを魔法の伏せ札の下へと入れた。
津吹「(つまり………実質的な罠カードって事だね………下手したら動きを止められるかも………)」
津吹はそう考える様子を見せる。
フータ「絆の槍戦士で攻撃する!」
フータは攻撃を仕掛ける。
津吹「(破壊されているのは目に見えている事………なら、MPを増やす為の速攻対抗カード、{魔力変化}で………!)」
津吹は速攻対抗カード{魔力変化}を使おうとする。しかし、フータの右手が魔法の伏せ札の下にあるカードを掴むのを目にした津吹の手は突如として止まり、錬金術の魔法使いは絆の槍戦士の破壊を黙って許す形となった。
津吹「………錬金術の魔法使いの効果で、デッキからフィールド魔法を1枚手札に加えるよ」
錬金術の魔法使いによる効果でフィールド魔法を手札に加える事は出来たが、津吹は本来の戦術を軽く潰される結果となった。
瑠花「………津吹、なんか不服そうだね。それに{魔力変化}を使える絶好のチャンスなのに使わなかったね」
瑠花は首を傾げる様子を見せる。
真子「多分、使いたくても使えなかったんだよ。フータくんが敷いたカードが何か分からない以上、津吹ちゃんなら疑い深くなるよ」
真子はそう言って、津吹の動向を説明する。実際津吹の表情は悔しそうなものだった。
エマ「フータにしては変化球的なスタートであり、これによってフータ優位の展開になった訳ね………」
エマはそう言って、勝負の流れを理解するのだった………
フータにより目の前へ罠が仕掛けられる事態となった津吹は思うように戦えない展開に持ち込まれた。果たして、このままフータ有利で勝負は進むのだろうか………?
To Be Continued………
次回予告
フータによる戦術により、思うように戦術を組み立てられない津吹。しかし、このまま立ち止まる事は出来ないと考えた津吹が取った行動は………?
次回「津吹の線引」