幻想魔札技録〜マジシャンバトル〜   作:Uさんの部屋

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前回までのあらすじ
フータvs津吹の対決。フータは初手から罠を張る事により、津吹のペースを狂わせる事に成功したのであった………

バトル状況
フータ 手札4枚、MP2、残りの魔6体
津吹 手札4枚、MP3、残りの魔5体


第235話 津吹の線引

津吹「私は{繋ぎの魔法使い}を召喚!」

 

津吹はパワー800の繋ぎの魔法使いを召喚する。

 

津吹「私のターン、ドロー! MP1プラス………!」

 

津吹はカードを引き、MPを4に押し上げる。

 

津吹「(私のMPは4………このタイミングなら、フィールド魔法{三つの並行世界}を使う事は出来るけど………あのフィールド魔法に隠されたカードが何かわからない以上、下手に攻めればこっちの戦術は瓦解してしまう………でも、このまま何もしないというのもフータくんにとって都合が良いだけの話………だったら、いっそここで攻めてみるべきかな………ブラフな可能性だって考えられるし………)」

 

津吹はそう考えると………

 

津吹「………私はMP4を使い、フィールド魔法{三つの並行世界}を発動!」

 

津吹は切り札のフィールド魔法を発動。フータは自身のフィールド魔法{魔法の伏せ札}の下にあるカードへ手を伸ばし、しばらく硬直していたが………

 

フータ「………通るぜ」

 

フータは効果を発動する事をせず、津吹のフィールド魔法効果の発動を認めた。これにより、互いのプレイヤーはフィールド魔法が3つまで置けるようになった。

 

瑠花「通った………!」

 

瑠花は驚く様子を見せながらそう呟いた。

 

U「(今のは随分攻めたな、津吹ちゃん………下手をしたら自身の戦術が根っから崩れる可能性もあった。こりゃ上手い線引きを始めたな………)」

 

Uもこの津吹の強気の攻めを褒めていた。

 

津吹「ターン終了だよ」

 

津吹は攻撃をせずにターンを終える。

 

フータ「俺のターン、ドロー! MP1プラス! 俺は{絆の槍戦士}で攻撃だ!!」

 

続くフータのターン、フータはそのまま攻撃を仕掛けた。

 

津吹「このタイミングで速攻対抗カード{魔力変化}を発動! 繋ぎの魔法使いを破壊して、MPを5プラス! 更に、繋ぎの魔法使いの破壊時効果で2ドロー!」

 

津吹は前のターンに使えなかった魔力変化で魔力を増やし、繋ぎの魔法使いの効果で手札を増やした。

 

真子「強気に攻めるね………フータくんの罠が幾らか絞られたからかな………?」

 

真子は津吹の強気の姿勢に対しそう呟く。

 

津吹「私は{砦の騎士}を召喚!」

 

津吹はパワー2500の砦の騎士を召喚。

 

津吹「ドロー! MP1プラス! そしてMP6を使い、フィールド魔法{蒼炎の世界}を発動!」

 

そして自身のターンで2枚目のフィールド魔法を発動させ、戦術の完成に王手をかける。

 

エマ「津吹の戦術が完成しかかっている………フータ、この前のように負けてしまうのかしら………?」

 

エマは不安な様子を見せる。

 

ユリス「………そんな事も無いようだよ。寧ろ笑ってる」

 

しかし、ユリスはフータの様子を見抜いてそう呟いた。実際、フータは思わず笑っていた。

 

フータ「(………それでいいんだ、津吹………俺の戦術はその先にある………!)」

 

その理由は津吹の戦術完成を望むフータの狙いがあったからだった………

 

 

 

津吹がフータの罠をブラフと見抜き、自分の戦術を完成させようとしていた。だが、逆にそれを望むフータ。果たして、フータは何を狙っているのだろうか………!?

To Be Continued………




次回予告
津吹は自身の魔を大きく失いながらも自分の戦術を完成させた。しかし、その先にフータの仕掛けていた罠が置かれており………!?
次回「フータの種明かし」
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