幻想魔札技録〜マジシャンバトル〜   作:Uさんの部屋

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前回までのあらすじ
粘土人間はリスクを背負いながら自らを召喚。{冥界王の兵士長}の姿をコピーする事により、フータを徹底的に追い詰め、絶対絶命の危機に追い込むのだった………

バトル状況
フータ 手札4枚、MP4、残りの魔4体
粘土人間 手札1枚、MP4、残りの魔4体


第257話 もう1体の置き土産

粘土人間「さて、どっちでその魔を倒してあげようかな?」

 

粘土人間は自らの優位から、フータを弄ぶようにそう呟いた。

 

フータ「くそっ、バカにしやがって………!」

 

フータは粘土人間の態度と口調に思わず怒りを顕にしていた。そして、粘土人間が攻撃を仕掛けようとしたその瞬間だった。

 

エマ「………! 何あれ!?」

 

突如、フータと粘土人間の真上から赤いエネルギー体が地面に落下してきた。

 

フータ「なっ、なっ………なんだ!?」

 

フータもこれに気付くと思わず驚きの声を上げた。そして、エネルギー体の中からは、炎のエネルギーを纏った赤い髪に炎の模様がある鎧を纏った少女が立っていた。

 

粘土人間「………おっと、思わぬ乱入だね………兄妹」

 

粘土人間は目の前の少女の登場を面白がるようにそう呟いた。

 

U「この反応………やっぱり、彼女も影闇によって生み出された魔なのか………!」

 

Uは自らが探知した反応から、目の前の少女が魔であり、同時に影闇によって生み出された魔である事に気づいた。

 

??「………兄妹なんて言わないで。気持ち悪い」

 

少女の魔は粘土人間を睨み付けると、そう言い返す。それを聞いた粘土人間は………

 

粘土人間「喧嘩っ早いな、君も。まあいいさ………」

 

少女の魔に対しそう呟いた。

 

??「………悪いけど私は兄妹とかどうでもいいの。アンタが目障りで倒したいだけだし」

 

少女の魔は、粘土人間を倒すつもりでこの勝負に絡んできたようだった。それを聞いた粘土人間は………

 

粘土人間「………君とここで戦うのは得策じゃない。仕切り直しだね」

 

そう言うと、突如としてマジックファイル内のカードと手札をファイル内のデッキに戻し………

 

粘土人間「少年くん、勝負はお預けだ。僕は彼女との厄介型はゴメンなのでね」

 

少女の魔との戦闘を避けたいのか、突如として勝負を切り上げ、白いエネルギー体となってその場から飛び去ってしまった。

 

継美「に、逃げちゃった………?」

 

粘土人間の突然の離脱には誰もが驚いていた。だがその直後、少女の魔はUの方へ視線を向ける。少女の魔はUに対して驚く様子を一瞬見せたが、直後にUの方へ走り出すと、彼に対して炎の剣を振り下ろしてきた。

 

U「うおっと………!?」

 

Uも驚く様子を見せていたが、なんとかセイバーでこれを受け止めた。

 

フータ「ちょっ、お前何やってるんだよ!?」

 

フータは少女の魔の行動に驚きを隠せずにいたが………

 

??「コイツがU………私の記憶の中にある悪意の存在………!!」

 

どうやら少女の魔は、Uを悪意の存在と見なしているのだった………

 

 

 

フータと粘土人間との勝負に突如割り込んできた謎の少女の魔。彼女は粘土人間もUも敵視しているというものだった。果たして、少女の正体と目的はどのようなものなのか………!?

To Be Continued………




次回予告
Uを敵視する少女の魔は、Uに対する憎しみを植え付けられた魔であった。フータは少女の魔に困惑を隠せずにいたのだった………
次回「Uを憎む少女の魔」
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