Uは御剣を斬るが、これは御剣を救う為のものであった。御剣は破壊時の消滅リスクから開放されたものの、しつこくUに攻撃しようとした為、御剣は気絶させられてしまうのだった………
それから数時間、Uの打撃で意識を失っていた御剣は漸く目を覚ました。
フータ「だ、大丈夫か………?」
近くで様子を見ていたフータは御剣に対し、心配する様子を見せる。御剣は起きた直後こそ混乱していたが、少しして我に返ると………
御剣「Uは………!?」
思い出したように、御剣はUがいるかどうか、周辺を見回した。
フータ「………Uさんはどっか行っちまったよ………お前のせいだぞ?」
フータは呆れた様子で御剣に対してそう呟いた。
フータ「というか、なんで御剣はUさんを倒したいんだよ? 粘土人間の方は分かるけどさ………」
そして立て続けに、御剣がUと粘土人間の討伐に拘る理由を問いかける。
御剣「………人間達が古い昔に自然を生きたように、私達魔も、本来は生存本能の元に生きる存在。粘土人間を倒す理由なんて、私が持っている野性的な習性の1つでしかない。Uを狙うのは………私の数少ない記憶の中にあるのが、Uが悪い人間である事だけ………それ以上に根拠も何も無いのよ」
御剣には特に根拠は無く、彼女の中にある記憶だけが頼りだった。
フータ「………Uさんを倒す事に協力する事は出来ない。でも、粘土人間を倒してぇのは俺だって同じだ」
そんな中で、フータも粘土人間を倒す志は同じである事を吐露する。それを聞いた御剣は………
御剣「(彼も粘土人間を………偶然かは分からないけど、私と同じ目的を持っている………)」
フータと自身の志が同じ事を察した。
御剣「(………待てよ? もしや彼………私の目的に使えるかもしれない………どうせ私は彼には手を出せない………なら、彼を隠れ蓑に使わせてもらう方が都合が良さそうね………)」
そして、御剣はフータの志を利用する事に決めた。そして………
御剣「………私から提案がある。私と手を組んでほしい」
御剣はフータと手を組む事を提案する。
フータ「俺と手を組んで欲しいだと? ………何企んでやがる?」
フータは御剣の提案に首を傾げた。
御剣「………粘土人間討伐に私が手を貸すって意味よ。勿論タダでとは言わない………貴方のデッキを強化してあげるわ」
御剣はそう言うと、フータのマジックファイルに自らの炎を放つ。
フータ「あっつ!! ………って、ん? なんだ………?」
フータはマジックファイルからカードを取り出す。すると、フータのデッキの中にある魔のカードは大幅に姿を変えると共に進化した。
フータ「な、なんだこりゃ………!?」
フータは、自らの魔達が大きく進化した事に驚きを隠せなかったのだった………
フータに利害の一致による共闘を求める御剣はフータのデッキを大きく強化した。果たして、これを受けたフータは御剣の提案に応じるのだろうか………?
To Be Continued………
次回予告
御剣による魔の力でフータのデッキは大きく強化されていた。フータは御剣に思惑がある事を理解しつつも、彼女にとある約束をする形で受け入れる事を告げるのだった………
次回「協力の約束」