幻想魔札技録〜マジシャンバトル〜   作:Uさんの部屋

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前回までのあらすじ
Uから伝えられた最悪の手段は、フータと御剣の2人を苦悩させるものだった。そんな彼らの元に粘土人間が現れた。粘土人間を見たフータは声を荒らげるのだった………


第263話 粘土人間のゲーム

粘土人間「いきなり怖い表情を向けないでくれよ………怖い顔したら幸せが逃げるよ?」

 

粘土人間は煽るようにフータに対してそう呟いた。

 

フータ「黙れ!! お前に幸せの何たるかが分かるわけねぇだろうが!!」

 

フータは粘土人間に対して思わずそう言い返した。

 

粘土人間「手厳しいねぇ………まあいいさ。今日はこの間対戦が中断してしまったお詫びと言えるかは分からないけど、ゲームを持ちかけようと来たわけさ」

 

粘土人間はそう言って、フータ達にゲームを持ちかけに来た事を呟いた。

 

御剣「ゲームだと………!?」

 

これにはフータだけでなく、御剣も驚いていた。

 

粘土人間「まあでも、僕はゲームを皆にやって欲しいんだ。自分だけ楽しむのは面白くないからね」

 

粘土人間はそう言うと、突如として左腕のみをUへの擬態から解除。そのまま左手を自らの右腕で引きちぎった。

 

フータ「嘘だろ!? 引きちぎった………!?」

 

フータは目の前の光景に驚いていた。彼の左手は粘土のようなものであった為に血も液体も出なかったが、フータにはどこかグロテスクな光景に思えた。

 

御剣「あれも粘土人間の能力………!?」

 

粘土人間の行動は御剣も知らないものであった。

 

粘土人間「御剣。確かに僕には君のように仲間を強化する力を持っていない。しかし、僕にも手数を増やす手段はあるんだよ。こうやって自らを媒体にする手段をね………」

 

粘土人間はそう言うと、御剣との対称を表すかのようにそう言った。そして、引きちぎられた粘土人間の左手を、左腕部分をこねる形で伸ばし、再度擬態しているUそっくりの左腕を作りだした。

 

御剣「自らの身体の再錬成………か」

 

御剣は粘土人間の様子をそう捉えた。

 

粘土人間「さて、どれにしようかな………」

 

粘土人間はUのデッキからコピーしたカードを取り出す。そんな彼が目をつけたのは………

 

粘土人間「{融合探知の竜(フュージョンサーチドラゴン)}か………変な名前だけど、コイツら自身にはポテンシャルがある。試してみようかな」

 

Uのデッキに入っている魔のカード、{融合探知の竜}に目をつけた粘土人間は、先程ちぎった左手をカードに混ぜ合わせた。すると、粘土人間の左手は、カードイラストの{融合探知の竜}そのものの姿となった。

 

フータ「{融合探知の竜}………!! Uさんのデッキに入ってるキーカードの1枚だ………!」

 

フータは粘土人間が実態化させたカードをすぐに察した。

 

御剣「キーカード………? パワーはそんなに高くなさそうだぞ?」

 

御剣は魔の本能から、融合探知の竜はそんなに強くないのではと首を傾げる。

 

フータ「それは甘い考えだぜ御剣………Uさんのデッキは他には無いトリッキーさがウリだ。俺とはまた違う厄介な相手なんだ………」

 

しかし、フータはUの厄介さをよく知っている為、警戒する様子を見せていた。だが、フータはマジックファイルを構えると………

 

フータ「でもな! あの強さは誰にも真似出来やしない! 俺がそれを証明してやる!!」

 

そう言って、粘土人間の生み出した融合探知の竜との勝負に挑む事を決めた。

 

粘土人間「………乗ってくれて嬉しいよ。じゃあ、始めようか」

 

粘土人間はそう言うと、融合探知の竜を中心としたデッキを作り出し、左腕に作り出したマジックファイルのようなものにセットする。そして、フータと粘土人間が手札が5枚になるようドローすると………

 

2人「MPマジシャンバトル………スタート!!」

 

勝負を開始するのだった………

 

 

 

突如現れた粘土人間は、Uの魔を使ったデッキを持ってフータに挑んできた。果たして、フータは今度こそ粘土人間に勝つ事は出来るのか………!?

To Be Continued………




次回予告
粘土人間はドラゴン族を中心にしたデッキを構築し、パワーによる戦術を展開する。しかし、御剣の力でフータのデッキも大きくパワーアップしていたのだった………
次回「炎騎士のデッキ」
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