粘土人間に勝利したフータ達。フータと御剣の関係はまだ悪いものであったが、互いに心境の変化が現れており、フータは御剣に彼女のカードを渡す。これを受けた御剣は警戒しながらも、今はフータに着いていく事を決めたのだった………
一方その頃、Uとメリルはウズクチョの王立学院へとやってきていた。
メリル「………U、春香さんって今講義やってるんじゃないの?」
メリルはUに対しそう問いかけた。どうやら2人は春香へ会いに来たらしい。
U「何か困ったらいつでも来てくれって言ったのは春香だ」
Uはメリルの疑問に対しそう問いかけた。そして、2人は学院の職員に案内され、春香の研究室に通される。すると中には魔導書を読んでいた。
春香「いらっしゃいませ、Uさん、メリルちゃん」
春香はそう言って持っていた魔導書を机に置き、U達の方に視線を向けた。
メリル「えっ、講義は………?」
メリルは春香が何故この研究室にいるのか分からなかった。
春香「急だけど休講にしたわ。Uさんがこんな時間に学院へ来るのは余程真面目な話だって分かっているもの」
春香はどうやら講義そっちのけでUの話を聞きに来たらしい。それを聞いたメリルは呆れる様子を見せた。
U「………もういいか? 今日は本当に真面目な話だ。メリル、例の奴を春香に見せてくれ」
Uは真剣な様子を見せると、メリルに対しそう依頼する。メリルはタブレットを取り出すと、タブレットに映った粘土人間の写真と、読み取ったと思われるカードのテキストを春香に見せた。
春香「実体化した魔………魔を人工的に生み出していたこの前の連合は解散したと聞きましたが?」
春香は実体化した魔の写真に首を傾げていた。
U「いや、コイツは影闇によって作られた魔だった………」
Uは粘土人間が影闇製の魔である事を語る。
春香「影闇………!?」
春香も影闇の最期を目にした人物である為、この事態には驚いていた。
U「………悪いがこれはマジだ。ただでさえ継美ちゃんの世界が現れた原因すら不明なのに、影闇の遺した魔が関与してくる始末だ。お陰で手一杯さ」
Uは春香に対し、彼等が抱えている問題を共有する。それを聞いた春香は………
春香「実体化した魔の脅威がまたしても現れるとは………偶然なのか故意なのか………理由は分かりませんが、私の手を借りたい程って事だけは分かります」
春香はそう言うと、棚にある魔導書の中から1つを取り出した。
U「理解が早くて助かる。君に調べて欲しいのは継美ちゃんの世界の事だ。君が最近研究している次元魔法の力を貸してほしい」
Uは春香に対し、継美の世界に関する事を依頼する。
春香「月の神の力を元に、魔力を用いる事による次元魔法による調査をしてくれって事ですよね。Uさんの依頼ですもの、私が断る理由は無いです。ただ、必ず成功するとは約束出来ません。まだ完成してませんし………」
春香はUの依頼を受けるつもりだったが、必ずしも成功するとは言いきれない様子だった。
U「構わない。僕の依頼は無茶振りだって理解しているつもりだしね」
Uはそう言って、春香に賭ける事に告げる。
春香「………分かりました。お引き受け致します」
春香はそう言って、Uの依頼を引き受けたのだった………
フータ達が粘土人間を倒そうとしている裏で、U達もまだ動きを見せていた。果たして、U達は何を考え行動をしているのだろうか………!?
To Be Continued………
次回予告
先の粘土人間どの対決からまた数日が経った頃、フータは御剣の様子がおかしい事に気付いた。それは御剣が表面上いつも通りでありながら日に日にフータへの警戒心を緩めている事であったのだった………
次回「御剣の変化」