幻想魔札技録〜マジシャンバトル〜   作:Uさんの部屋

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前回までのあらすじ
絶体絶命の中、御剣の言葉で立ち直ったフータは、{炎絆月戦士}と御剣の同時攻撃によって、遥の{超光水の究極兎}を撃破。これによりフータは逆転勝利を掴み、同時に御剣との絆を結び始めたのだった………


第277話 悪趣味なゲーム対決

翌日、フータは御剣との関係が変化しつつある事をエマ、ユリスに共有した。

 

ユリス「それは良かった………! 流石フータくんだね」

 

ユリスはフータを賞賛する。エマはフータの言葉に驚きが隠せない様子であり、言葉が出てこなかった。

 

フータ「カードのテキストも一新されてさ………これなら粘土人間との野郎とも戦える気がするんだ………!」

 

フータは御剣の新たな姿が、粘土人間討伐の糸口になるのでは無いかと考えていた。するとそんな彼等の元に向かってくる人影が見えた。

 

ユリス「あっ………! お父さんにお母さん………!」

 

その人物はUと春香の2人だった。更に………

 

フータ「あれ? 継美………! お前もUさん達と何処かに行くのか?」

 

U達と共に継美も行動を共にしていた。

 

継美「うん、私の世界について調査するって言ってて、私はその案内係だよ」

 

どうやら継美は未だU達の保護下にいるようであり、彼等の手伝いとして再び自身の世界に戻る事に決めたようだった。

 

U「何故継美ちゃんの世界が突如として現れたのか………それを明らかにすれば、その黒幕が明らかになるだろうからね」

 

どうやらこれは、継美の世界をこの世界に出現させた黒幕を炙り出す為の調査であるようだった。U達はこの事をフータ達に話した後、ウズクチョを出発しようとしていた………

 

????「おっと、それはゲームが面白くなくなるから止めて欲しいんだけどなぁ………」

 

だが、この会話に突如混じる者がいた。それは真っ白なUの姿をした魔。つまり………

 

フータ「粘土人間………!!」

 

そう、粘土人間であった。

 

U「………どうやら継美ちゃんの世界を調査されるのは都合悪いみたいだな。なら尚更手を引くつもりは無い………!」

 

Uは、粘土人間の様子と言動から、何か裏がある事を察知。それを聞いた粘土人間は………

 

粘土人間「まあ都合が悪いのは否定しないかな。でも、このまま君達を行かせる訳には行かない………君達には、僕のゲームに付き合ってもらうよ………!!」

 

粘土人間はそう言って指を鳴らす。すると、突如としてフータ達の立っている辺り一帯を黒いエネルギーが覆った。

 

フータ「なっ!? 何だこれは………!?」

 

フータは突然の出来事に驚いていた。だが、それ以上に驚いていたのはUであった。

 

U「(この力………あの魔から放たれている訳では無い………!? じゃあいったい誰が………!? )」

 

そう、この空間は粘土人間の力で生み出されたものでは無かった。そして、辺り一面が完全に覆われる直前、闇でおおわれていない方向に人影が見えた。

 

U「(まさか………奴の仕業なのか………!?)」

 

しかし、すぐに闇が辺り一面を覆ってしまい、その人影は見えなくなってしまった。

 

フータ「粘土人間! 俺達をどうする気だ!!」

 

そんな中、フータは粘土人間の狙いを問いかける。

 

粘土人間「今回もゲームを持ってきたんだよ。生死を賭けたマジシャンバトルをね………」

 

粘土人間の思考は変わらずゲームという名の命を賭けた勝負だった。

 

粘土人間「僕の分身体と勝負して、勝ったプレイヤーは元の世界に戻れる。ただし、勝負に負けたプレイヤーはここで死ぬ………!」

 

粘土人間はこのゲームにおけるルールを説明する。負ければ死ぬという悪趣味なゲームに、フータは握り拳を作りながら怒りを顕にする。するとその直後、Uが指先から月の神のエネルギーをビームとして放出し、粘土人間の右腕を落とした。

 

U「………こんなゲームに何の意味がある。そのルールじゃお前が負けた所で大したデメリットにならないじゃないか」

 

Uはこの勝負のルールではあまりにも粘土人間が優位過ぎる事を指摘する。粘土人間は直後に右手を再生させると………

 

粘土人間「僕はゲームマスターだからね。僕が傷つくゲームなんて面白くも何ともないじゃないか………!」

 

粘土人間は自らが傷つく事を避ける為のゲームだと開き直る言葉を発した。

 

粘土人間「それにどっちにしろ、勝負が終わらない限りはこの空間は消えないんだ。君達に断る権利なんか無い………!!」

 

粘土人間はそう言って、自らにリスクが無い事を完全に前提においてフータ達を嘲笑うかのようにそう言い放った。

 

フータ「てめぇ………!!」

 

これにはフータ達も分かり易く切れていた。そして、それを聞いたUは………

 

U「いいだろう。どっちみち出る為には戦うしかないみたいだしな………!」

 

止む無く勝負を受ける事を決めた。

 

U「ただし………このゲームにおいてお前をノーダメージで終わらせる気は毛頭ない………お前に味あわせてやる! 命を賭けたゲームの恐ろしさをな………!!」

 

しかし、Uは粘土人間だけが安全な領域に立ったまま終わらせるつもりでは無い様子を見せたのだった………

 

 

 

粘土人間による悪趣味なゲームが始まる事となり、フータ達は絶対に負けない戦いを強いられた。果たして、フータ達は無事生還する事は出来るのだろうか………!?

To Be Continued………




次回予告
粘土人間が持ちかけてきたゲームは、変則的なマジシャンバトルだった。粘土人間が持ち込んできたのは、チームマスタールールと呼ばれるルールであった………
次回「チームマスタールール」
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