継美は{装着の天使完全鎧}による連続攻撃と{ターンジャンプ}によって、粘土人間へターンを与える隙を見せなかった。これにより、継美は一気に勝利を掴んで見せたのだった………
粘土人間「ぐうっ………ここまで3人を生き残らせてしまったのは完全に想定外だよ………」
粘土人間は自身の計画が思うようにいかない事に苛立ち始めていた。ここまで3連敗したのは、フータ側のチームマスターが、最強のマジシャンバトラーであるUだからというのもあるが、ここまでの連敗は彼に焦りを生じさせていた。
粘土人間「(残っているのはあの少年くんと白髪の女の人だけ………少年くんには御剣がいるから実力はかなりのものだ………そう簡単に勝てる未来は見えない………でも、あの白髪の女の人には勝てそうな気がするよ………雰囲気はあるけど、マジシャンバトラーとしては強そうに見えないし………)」
粘土人間は次に対峙する相手をフータにするか春香にするか本格的に悩んでいた。
粘土人間「………じゃあその女の人にしようかな。マジシャンバトラーとしてはどうかは分からないけど、これ以上は負ける気はしないからね」
粘土人間はそう言って、春香を指名する。
U「要はチョロいと? ふざけやがってて………!」
Uは春香を侮辱された事に怒りを見せた。
春香「まあまあ、Uさん、大丈夫です。私はそう簡単に負けませんよ」
春香はそう言ってUを宥める様子を見せた。
フータ「春香さんってマジシャンバトルとしての経験ってありましたっけ………?」
そんな中、フータは春香のマジシャンバトルの経験に首を傾げていた。
春香「こう見えてもマジシャンバトルは何回もやってきたから大丈夫よ。それに、こうなるんじゃないかと思ってちゃんとデッキを持ってきたの」
春香はそう言うと、マジシャンバトルのデッキを取りだした。
春香「まあ、マジックファイルは置いて来ちゃったんだけどね」
しかし、春香はマジックファイルを持ってきていなかった。
ユリス「………お母さん、私のマジックファイル貸すよ?」
ユリスはそう言うと、マジックファイルを左腕から外し、春香に渡した。
春香「ありがとう、ユリスちゃん」
春香はマジックファイルを受け取ると、自身の左腕に装着し、そのまま自身のデッキをセットする。
春香「マジックファイルを着けたのは久しぶりだわ………」
春香はマジックファイルの懐かしさを感じていた。
粘土人間「あんまりマジシャンバトルはやらないタイプのようだね………これは今度こそ勝てそうだねぇ………!」
粘土人間は春香が相手となった事で今度こそ勝てると喜ぶ様子を見せる。
春香「粘土人間さん………だったかしら? 悪いけど、私はそんなにチョロい相手じゃないからね?」
ところが、春香はにこやかな笑顔でそう言い返す。しかし、その笑顔には同時に強い圧があった。
フータ「春香さん………怖くねぇか………!?」
そしてフータ達もまた、春香の雰囲気に圧倒されていたのだった………
粘土人間は後が無くなったかのように春香を指名して勝利を掴もうとしていた。しかし、春香には笑顔の裏にある強い圧が見え隠れしていたのだった………
To Be Continued………
次回予告
粘土人間は後が無くなった事により、Uが持っている最強の魔を実体化した。その魔は神の魔の1体である白虎だった………
次回「双璧の神白虎」