幻想魔札技録〜マジシャンバトル〜   作:Uさんの部屋

30 / 341
前回までのあらすじ
エマvsユリス。{ターンジャンプ}を巡った駆け引きは、ユリスの読み勝ちに終わったのだった………


第29話 逆転打の消失

その後の対決は一方的だった。その理由は言うまでもなく、エマが切り札を失った為である。

 

真子「(ユリスちゃん相手にかなり善戦できたと思ったんだけど………やっぱりユリスちゃんが上手か………対お父さんを想定したバトルIQには驚かされるなぁ………)」

 

真子はこの勝負において、ユリスの方が上手であった事を察知する。

 

ユリス「私のターン、ドロー! これでトドメだよ! ツインパワーで攻撃{双力の斬撃}! 」

 

ユリスは切り札の双力の魔法戦士で攻撃。エマには為す術なく最後の魔を破壊されてしまったのだった。

 

メリル「そこまで! この勝負の勝者は………ユリス=シロミヤ!!」

 

その結果、この勝負はユリスの勝利となったのだった………

 

 

 

その後、エマとユリスは握手をする。

 

エマ「ありがとうございました」

 

対戦後の挨拶をかわすエマ。ユリスは少し考え込んだ後………

 

ユリス「個人的にフータくんよりエマちゃんの方がやりづらかった………もし1回戦で当たってたら負けてたかも………」

 

エマの強さを絶賛する様子を見せた。

 

エマ「ユリスちゃん………」

 

ユリスの反応にはエマも驚きを隠せなかった。ユリスは背を向けると………

 

ユリス「その強さは誇るべきものだよ。エマちゃんは強い」

 

ユリスはそう言い放った………エマはユリスに返す言葉が見つからず………

 

エマ「………私なんて、そんなに強く無いよ………」

 

振り絞って出てきた言葉は、そんな言葉だった………

 

 

 

ユリス「(真子お姉ちゃんがエマちゃんを推薦した理由、何となくわかるなぁ………似てるもん、私やフータくん、お父さんみたいに初めから攻めるタイプじゃないし、素直に想いが伝えられない性格してるし………)」

 

ユリスは、真子がエマを推薦した理由を悟っていた。2人には似ている点がある。それ故の推薦では無いか………と。頭の中でそんな事を考えていると、ユリスの前にとある人物が現れた。

 

??「好調のようね、ユリスちゃん」

 

その人物は真子のように白髪で、腰まで届く長い髪を垂らした、真子そっくりの美人だった。

 

ユリス「………お母さん」

 

ユリスはその人物の事を知っていた。何故ならその人物こそ、ユリスの義理の母にして、今大会における推薦者でもある白宮春香であったからだ。

 

ユリス「………この大会、お母さんや真子お姉ちゃんだけじゃなく、3年間、手紙を送るのも珍しかったお父さんまで絡んでいるよね………どうしてかな?」

 

ユリスは素朴な疑問を投げかけた。

 

春香「………実はね、私の研究室宛にUさん………お父さんから手紙が届いたのよ」

 

春香は、ユリスに向けて手紙を渡す。手紙を受け取ったユリスは手紙に目を通すと………

 

ユリス「………!! お父さんが………帰ってくる………!?」

 

そこにはUが近日、ウズクチョに戻る旨の話が書かれていたのだった………

 

 

 

高度な読み合いが展開された準決勝はいよいよ幕を閉じた。ユリスは、父Uの動きに首を傾げる素振りを見せていたが、決勝の場はすぐそこにまで迫っていたのだった………

To Be Continued………




次回予告
決勝戦は因縁の対決とも言えるフータvsユリス。フータはリベンジマッチに燃える様子を見せ………?
次回「逆襲のリターンマッチ」
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。