エマvsユリス。{ターンジャンプ}を巡った駆け引きは、ユリスの読み勝ちに終わったのだった………
その後の対決は一方的だった。その理由は言うまでもなく、エマが切り札を失った為である。
真子「(ユリスちゃん相手にかなり善戦できたと思ったんだけど………やっぱりユリスちゃんが上手か………対お父さんを想定したバトルIQには驚かされるなぁ………)」
真子はこの勝負において、ユリスの方が上手であった事を察知する。
ユリス「私のターン、ドロー! これでトドメだよ! ツインパワーで攻撃{双力の斬撃}! 」
ユリスは切り札の双力の魔法戦士で攻撃。エマには為す術なく最後の魔を破壊されてしまったのだった。
メリル「そこまで! この勝負の勝者は………ユリス=シロミヤ!!」
その結果、この勝負はユリスの勝利となったのだった………
その後、エマとユリスは握手をする。
エマ「ありがとうございました」
対戦後の挨拶をかわすエマ。ユリスは少し考え込んだ後………
ユリス「個人的にフータくんよりエマちゃんの方がやりづらかった………もし1回戦で当たってたら負けてたかも………」
エマの強さを絶賛する様子を見せた。
エマ「ユリスちゃん………」
ユリスの反応にはエマも驚きを隠せなかった。ユリスは背を向けると………
ユリス「その強さは誇るべきものだよ。エマちゃんは強い」
ユリスはそう言い放った………エマはユリスに返す言葉が見つからず………
エマ「………私なんて、そんなに強く無いよ………」
振り絞って出てきた言葉は、そんな言葉だった………
ユリス「(真子お姉ちゃんがエマちゃんを推薦した理由、何となくわかるなぁ………似てるもん、私やフータくん、お父さんみたいに初めから攻めるタイプじゃないし、素直に想いが伝えられない性格してるし………)」
ユリスは、真子がエマを推薦した理由を悟っていた。2人には似ている点がある。それ故の推薦では無いか………と。頭の中でそんな事を考えていると、ユリスの前にとある人物が現れた。
??「好調のようね、ユリスちゃん」
その人物は真子のように白髪で、腰まで届く長い髪を垂らした、真子そっくりの美人だった。
ユリス「………お母さん」
ユリスはその人物の事を知っていた。何故ならその人物こそ、ユリスの義理の母にして、今大会における推薦者でもある白宮春香であったからだ。
ユリス「………この大会、お母さんや真子お姉ちゃんだけじゃなく、3年間、手紙を送るのも珍しかったお父さんまで絡んでいるよね………どうしてかな?」
ユリスは素朴な疑問を投げかけた。
春香「………実はね、私の研究室宛にUさん………お父さんから手紙が届いたのよ」
春香は、ユリスに向けて手紙を渡す。手紙を受け取ったユリスは手紙に目を通すと………
ユリス「………!! お父さんが………帰ってくる………!?」
そこにはUが近日、ウズクチョに戻る旨の話が書かれていたのだった………
高度な読み合いが展開された準決勝はいよいよ幕を閉じた。ユリスは、父Uの動きに首を傾げる素振りを見せていたが、決勝の場はすぐそこにまで迫っていたのだった………
To Be Continued………
次回予告
決勝戦は因縁の対決とも言えるフータvsユリス。フータはリベンジマッチに燃える様子を見せ………?
次回「逆襲のリターンマッチ」