幻想魔札技録〜マジシャンバトル〜   作:Uさんの部屋

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前回までのあらすじ
粘土人間が多くの属性を入れていたのは、{墓地吸収の暗黒魔道士}による戦術の布石だった。これにより、フータは御剣を破壊されてしまうのだった………

バトル状況
フータ 手札5枚、MP3、残りの魔3体
粘土人間 手札6枚、MP4、残りの魔2体


第303話 暗黒の魔道士との絆

粘土人間「僕はターン終了だよ」

 

粘土人間は自らのターンを終える。

 

フータ「ぐっ………俺のターン、ドロー! MP1プラス! こうなったら俺は{絆の炎分裂戦士(ボンドフレイミーディビジョンウォーリアー)}を召喚!」

 

フータはパワー1000の絆の炎分裂戦士を召喚する。

 

フータ「そして、絆の炎分裂戦士の効果を発動! 手札1枚を捨てる事により、デッキの上から3枚を裏向きでフィールドに召喚! そいつらは分身体となる」

 

フータはここまで見せていなかった最後の進化体の魔を召喚した。そのまま分身を行う事により、フータの場には5体魔が存在する事になった。

 

フータ「(取り敢えずここを耐えるしか無いか………)………ターン終了だ!」

 

フータはディフェンスを選択してターンを終える。

 

粘土人間「ドロー! MP1プラス! 僕は手札2枚を捨て、速攻対抗カード{暗黒連弾}を発動! その効果で、墓地吸収の暗黒魔道士は攻撃時に破壊した魔が持つパワーを計算して蓄積。そして、自身の持つパワーの合計まで………すなわち、君の場の魔を、パワー合計5300以下になるまで攻撃出来る効果を獲得するよ!」

 

続く粘土人間のターン。そんなフータの防御を挫く為に攻撃を行う事を策に選択した。

 

粘土人間「さて、君の分身体の魔を先に潰させてもらおうかな」

 

粘土人間はそう言うと、絆の炎分裂戦士4体をここで潰す事を選択する。

 

U「おっと、それは良くないな。チームマスタールールでこれを使わせてもらう! 速攻対抗カード{身代わりの魔}を発動! 悪いが攻撃対象を絆の炎槍騎士に変更だ!」

 

しかし、Uはここでチームマスタールールでカードを発動。墓地吸収の暗黒魔道士は攻撃対象を強引に絆の炎槍騎士へ変えてしまった。

 

粘土人間「ありゃりゃ………本家の使い手はこういう穴を知っているから困るんだよなぁ………しょうがない、その中の3体を潰すよ」

 

粘土人間はそう言って、墓地吸収の暗黒魔道士で分身体の3体を破壊したが、ここで暗黒連弾による結果として絆の炎分裂戦士を1体残す事になった。

 

粘土人間「はあっ………ターン終了だよ」

 

粘土人間は不貞腐れるようにターンを終える。

 

フータ「俺のターン、ドロー! MP1プラス! そして俺は{炎絆月戦士}を召喚! コイツは本来場の魔を1体破壊する必要があるが、他に{炎騎士}がある時は代わりに手札1枚をコストに変えられるぜ!」

 

フータはそう言って手札を1枚捨て、自分場に炎絆月戦士を召喚する。自分場に炎絆月戦士がいる為、パワーは3300となった。

 

フータ「ここは分身で対処を………!」

 

フータはそう言って絆の炎分裂戦士による効果を使おうとする。

 

粘土人間「おっと、その前にチームマスタールールでこのカードを発動! {能力封印}! これは僕の手札を1枚捨てる代わりに、相手の魔1体の能力を永続的に無効化する!」

 

しかし、粘土人間はチームマスタールールの効果でこれを阻止してきた。

 

フータ「ぐっ………! (ここでこれを止められたのは痛過ぎる………!)」

 

フータは粘土人間の対策に驚きを隠せなかった。

 

粘土人間「ふはは! お得意の戦術は潰されてしまったみたいだね」

 

粘土人間は喜ぶ様子を見せながらフータを煽る。

 

U「………ダメだな。その程度でダークを使いこなしている気分なら飛んだお笑い草だ」

 

しかし、Uは突如として粘土人間の策を酷評する。

 

粘土人間「………はあっ? 急に何さ?」

 

粘土人間はUの言葉の意図が掴めなかった。

 

U「僕の魂のカードは味方の魔を全て犠牲にして最高戦術を展開するものじゃない。それを今教えてやる。チームマスタールールを利用! フータくんの手札1枚を捨てて魔法対抗カード{鏡の召集}を発動!」

 

Uはそれを教えようとするかのようにチームマスタールールでカードを使用する。

 

粘土人間「な、何さ、そのカードは………?」

 

粘土人間はそう言ってカード効果に首を傾げる。

 

U「このカードはお前の場にいる、召喚に2体以上の魔を必要とする魔がいる時、その魔が持つ属性と同じ属性を持つ魔をこちらも召喚出来る! そこにチームマスタールールの魔の召喚権利を使う!! 僕は{暗黒の魔道士}をフータくんの場に召喚!」

 

なんとそのカードは相手の場に、召喚時2体以上の魔を必要とする魔しか対象に出来ないものの、対象にした魔の属性と同じ魔を即席で召喚出来るカードだった。Uは自身のチームマスタールールによる召喚権も利用して、切り札の{暗黒の魔道士}が召喚される。

 

U「もういっちょチームマスタールールでこのカードを使う! 魔法対抗カード{魔の融合}! これにより、ダークとボンドを合体させる!」

 

更にUは暗黒の魔道士と炎絆月戦士を融合させる。

 

フータ「ボンドとダークの融合………!!」

 

フータもUの戦術には驚いていた。そして、2体の魔は融合され、その姿を大きく変える。

 

U「見せてやるよ………{炎月絆戦士暗黒魔道士(フレイミームーンボンドナイトダークマジシャン)}!!」

 

フータの場には、暗黒の魔道士をメインにした炎が宿る鎧を纏ったパワー3500の魔が召喚される。

 

U「今のダークはボンドのパワー上昇効果の対象を相手の魔にも広げた上で継承している! ダークを除けば互いの場に魔が1体以上いる為、そのパワーは4500となる!」

 

更に、炎絆月戦士の効果も継承されている事で、パワーは4500となった。

 

U「僕の前でそんな戦術を行う事………その愚かさをここで教えてやるよ!」

 

Uはそう言って、粘土人間打倒を語るのだった………

 

 

 

粘土人間の融合策に対しUも融合策を展開する。果たして、この対決を制するのはどちらの陣営なのか………?

To Be Continued………




次回予告
粘土人間はパワーの高さでフータ達相手に優位を見せる。しかし、Uは突然融合戦術のミラーマッチにおける穴を理解していたのだった………
次回「融合対決の結末」

魔の解説
・絆の炎分裂戦士(ボンドフレイミーディビジョンウォーリアー)
愛称 ディビジョン
属性 戦士族/炎騎士
パワー 1000
効果 「・{炎の分裂}手札1枚を捨てた後、デッキの上から3枚まで裏向きで場に出し、そのカードは戦士族/炎騎士属性、パワー1000の{絆の炎分裂戦士(コピー。効果はこのカードと同じ)}のカードとして召喚する。{炎の分裂}は1ターンに1度だけ使える。
・{炎絆月戦士分裂}このカードは、カード名に{絆の戦士}、もしくは{絆の月戦士}とつく魔のカードと同時に攻撃した場合、手札1枚を捨て、デッキの上からカードを3枚捨てて良い。捨てたらデッキの上から1枚裏向きで場に出し、そのカードは戦士族/炎騎士/月属性、バワー 2800の{炎絆月戦士{(コピー。能力は持たず、このカードは{絆の戦士}もしくは{絆の月戦士}としても扱う。)として召喚する。{炎絆月戦士分裂}は1ターンに1度まで使える。」
攻撃技 {絆の炎分裂斬(ボンドフレイミーディビジョンスラッシュ)}
フレーバーテキスト「炎に呼応して進化した分裂戦士。分裂に必要な代償が弱まった事で、その効果は更に強くなったという………!」

・炎月絆戦士暗黒魔道士(フレイミームーンボンドナイトダークマジシャン)
愛称 ボンドダーク
属性 魔法使い族/戦士族/月/炎騎士
パワー 3500
召喚条件 {暗黒の魔道士}と{炎絆月戦士}の融合により召喚。
効果「・このカードは効果で破壊されず、場を離れず、能力を無効化されない。
・このカードはお互いの場にいるこのカード以外の魔のカードの数×500パワーをプラスする。
・このカードの攻撃は無効化されない。」
攻撃技 {炎絆の暗黒魔法(フレイミーボンドダークマジック)}
フレーバーテキスト『互いの魂のカードは最強の力を生み出す………これを見分けられるのは我がマスターだけだな………』
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