粘土人間は第3の形態である{最期の粘土人間}を召喚。パワー11000の規格外なパワーにより、フータはまたしても絶体絶命の危機に追いやられてしまうのだった………
バトル状況
フータ 手札2枚、MP5、残りの魔3体
粘土人間 手札0枚、MP5、残りの魔1体
フータ「(頼む………せめてこの場面で逆転札を引けないと俺は負ける………!)………俺のターン、ドロー!」
フータは勢いよくカードを引く。最初こそ緊張で表情を強ばらせていたフータだが、引いたカードを見た本人は微かに笑いを零した。
フータ「MP1プラス! ………どうやら、勝利の女神はまだ俺を見放した訳じゃなさそうだ!! 俺はチェックのフェイズにて、{絆の炎騎士御剣}を召喚!」
フータは即興で策を組み立てる事に成功したのか、パワー3800の御剣を召喚。同時に炎絆月戦士が自らの効果でパワーを3300に押し上げたその直後に手札から先程引いたカードを翻す。
フータ「更に、フィールド魔法{絆結界}を発動!」
それは、以前に使用したフータの運を試す最後の切り札とも言えるフィールド魔法だった。
ユリス「絆結界は攻撃時にデッキトップを墓地に置く事ができ、置いたカードの名称に{絆}があるなら、攻撃している魔のパワーを1000プラス、それ以外ならパワーが1000マイナスする諸刃の剣………でも、即興でパワー11000を超えるにはこれ以上無い有効打だよ………!」
ユリスはカード効果を思い起こすようにそう呟く。確かにこのフィールド魔法には確実性が無いものの、現在のフータにはある策が組み立てられていた。
フータ「俺はボンドの効果で、御剣と共にお前へ連携攻撃を仕掛ける!!」
フータはそう言って、炎絆月戦士の効果で連続攻撃を仕掛ける。
粘土人間「バカだねぇ! 3300と3800がプラスしてもパワーは7100になるだけ! 僕の11000には遠く及ばない!」
粘土人間はそう言ってフータをバカにするようにそう呟く。
フータ「まだだ! 御剣の効果発動! 御剣は攻撃時に{炎騎士}属性の魔のパワーをバトル中に限り1500プラスする効果がある! これにより、ボンドと御剣のパワーを同時に1500ずつ押し上げる!」
フータは御剣の攻撃時効果を起動。これにより2体ともパワーが押し上げられ、10100へとアップした。
粘土人間「それでもまだパワーは足りない!」
粘土人間はまだパワーが低い事を指摘する。
フータ「いいや、俺の場にはフィールド魔法が残っている!! 俺の場にある絆結界の効果を発動! デッキトップ1枚を墓地に置き、そのカードがカード名に{絆}を持っているなら、攻撃中の魔のパワーを1000プラス出来る!」
フータは最後の砦として絆結界を発動。
ユリス「もしこれを外せばフータくんにはもう逆転する術は無い………でも、不思議だよ。フータくんなら絶対に{絆}のカードを引いてくれるって………!!」
フータからすればこれが最後の賭けだった。しかし、エマやユリスはフータを信じていた。フータはデッキの1番上のカードに触れる。
フータ「このカードに、俺の運命の全てを賭ける! うおおっ!」
フータは勢いよくデッキの上から1枚を引く。
フータ「墓地に送るカードは………装備カード{絆の剣}だ!!」
フータは見事、カード名に{絆}を持つカードを引き当てて見せた。
フータ「これにより、パワーが2体とも更に1000アップ! これでパワーは12100だああ!!」
ここで2体の魔のパワー合計が粘土人間のパワーを上回る事に成功。そしてこれは、対抗策を失った粘土人間の敗北を意味するものだった。
粘土人間「そ、そんな………! そんなバカな………!! 馬鹿なー!?」
粘土人間は自らの敗北が信じられない様子を見せた。そして、本体の方にも2体の魔達による同時攻撃が行われた。
粘土人間「うわあああ!!」
粘土人間はこの攻撃で致命傷を負い、大きく吹き飛ばされてしまったのだった………
フータはこの局面で逆転の手を掴む事に成功し、粘土人間を遂に撃破。フータは粘土人間との最後の対決を勝利で終わらせる事に成功したのだった………
To Be Continued………
次回予告
粘土人間は致命傷を負い、遂に消滅の時が訪れた。自らの敗北が認められない中、フータは粘土人間に最後の言葉を呟くのだった。
次回「粘土人間の最期」